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暗幕のゲルニカ みんなのレビュー

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みんなのレビュー567件

みんなの評価4.2

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2018/07/23 18:15

ピカソの生きざまに痺れる!

投稿者:ゴジラ世代 - この投稿者のレビュー一覧を見る

期待していた原田マハ、ハ十八番のアートサスペンス小説だ。
ナチスがヨーロッパを席捲する時代に、絵でナチスと命がけで戦うピカソとピカソの名画ゲルニカとピカソを守る人々の姿が感動的!
特にナチスの将校がパリ万博でピカソにゲルニカの難癖をつけた時に、ピカソが言い放った一言が痛快極まりない。ピカソすげえ!痺れる!
過去と現在を対比させピカソ像を浮き上がらせている構成は素晴らしい!

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低い評価の役に立ったレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2019/06/05 00:09

傑作「楽園のカンヴァス」に比べ、???な読後感

投稿者:robertcrayband - この投稿者のレビュー一覧を見る

「楽園のカンヴァス」は内容も文章も構成もすべて素晴らしく、この作家さんの美術系小説は次々読みたいと感じたものだった。満を持しての、この「暗幕のゲルニカ」だったのだが、ピカソのキャラクターやゲルニカの政治的意味合いなど面白い部分も多々ありながら、その反面で似たような構成の文章が繰り返されたり、描写してほしい部分が説明で終わったりで、読んでいて辛かった。この違い、なぜ生じてしまったのだろうか。

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567 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

面白かった

2019/10/22 15:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

原田マハの作品を読むと、芸術に関わる人たちの芸術に対する強い思いを感じるとともに、芸術の持つ人を動かすエネルギーのすごさを実感させられる。それだけ絵には描き手の気持ちがこめられているのだろうなと思うとともに、絵の背景にある物語を知ることで絵の印象はがらりと変わるのだと感じた。読み終わった後には美術館に行って絵を見たいという気持ちにさせられる。本作では、ゲルニカをめぐる二つの時系の話が混ざり合って書かれているが、同じ章のどちらの話にも同じタイトルがつけられているのが面白いと思った。どちらの時代もゲルニカに熱い思いを持つ女性の視点であり、時代を超えて人々に影響を与える絵の魅力、そして思いつがれる絵に対する人々の情熱がつまっている。テーマとなっているテロ、戦争に対して芸術はどのように立ち向かうのか、という点も非常に良かった。

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紙の本

ピカソ

2018/10/11 22:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:HIRO - この投稿者のレビュー一覧を見る

スッゴク本に吸い込まれる

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紙の本

傑作「楽園のカンヴァス」に比べ、???な読後感

2019/06/05 00:09

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:robertcrayband - この投稿者のレビュー一覧を見る

「楽園のカンヴァス」は内容も文章も構成もすべて素晴らしく、この作家さんの美術系小説は次々読みたいと感じたものだった。満を持しての、この「暗幕のゲルニカ」だったのだが、ピカソのキャラクターやゲルニカの政治的意味合いなど面白い部分も多々ありながら、その反面で似たような構成の文章が繰り返されたり、描写してほしい部分が説明で終わったりで、読んでいて辛かった。この違い、なぜ生じてしまったのだろうか。

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電子書籍

アートサスペンス

2021/07/29 05:28

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

そう呼ばれる分野と聞きますが、反戦争の意識が文章の端々から伝わってきました。ピカソのセリフにもありありと……。しかし、ピカソって、こういう人物だったのかなぁ……というのが、感想の一つ。

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紙の本

反戦

2019/09/19 14:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

実際に起こった出来事をモチーフに書かれた作品だが、内容は、


過去と現在が交互に展開し、ピカソの恋人のドラ・マールから

見たピカソとゲルニカの存在意義を示す過去の物語と、

現在編のヒロイン八神瑤子がゲルニカを巡る陰謀に巻き込まれ、

ドラやピカソや当時ゲルニカの周辺にいた人物たちがゲルニカに

託した思いを発見するまでの物語から成り立っている。

怒りと反戦のメッセージ・ゲルニカと9・11をリンクさせ

最後まで一気に読ませる作品。

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紙の本

今読む事にまた意味がある

2022/07/26 02:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

パブロ・ピカソによる大作「ゲルニカ」は反戦を訴えている作品で、今でもニューヨークの国連本部にタペストリーが飾られています。
それは国際社会が戦争に断固として反対するという意思です。
そのタペストリーの前で某国が会見した時にタペストリーに暗幕が掛けられて隠されていた。それは何を意味するのでしょうか。
今の世界情勢でタペストリーに暗幕を掛けようとしているのは誰なのかと考えてしまいました。
原田マハさんのアートの知見の深さがあるので、状況や画を想像しやすかったです。

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紙の本

本書のモチーフとなった2003年2月5日の「ゲルニカ暗幕事件」・・・ まったく知りませんでした。

2022/04/13 19:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

『楽園のカンヴァス』が非常に面白かったので、本書も読みました。前者に比べると、緊迫感や密度に欠け、水っぽい感じはしましたが、まずは十分な面白さ。最後の場面は感動的で、知らずウルッときましたね。(ネタバレになるので、これ以上は触れず。)

「あの人は、なんてったってピカソなんだから。そのときがきたらやるべきことをやる。そうに決まってるわ」(54頁)
「武官のひとりが、ピカソに尋ねた。―この絵を描いたのは、貴様か?ピカソはたじろぎもせずに答えた。-いいや。この絵の作者は、あんたたちだ。」(223頁、もともとの描写は195頁)
「結局、<ゲルニカ>は疎開したのではない。-亡命したのだ。いや、亡命させられたのだ。」(322頁)
「ピカソいわく、芸術は、決して飾りではない。それは、戦争やテロリズムや暴力と闘う武器なのだ、と。その言葉を発展的にとらえれば、アートとは、人間が自らの愚かな過ちを自省し、平和への願いを記憶する装置であると言えるのではないか。」(488~9頁、同旨259頁、277頁、283~4頁、314頁、448頁など)

それにしても、著者の作品は、小説としての面白さ、芸術家の生涯、美術作品の理解など、一冊で幾つも得られるものがあり、素晴らしいと思っています。さて、次はどれを読もうかな・・・

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紙の本

ピカソの生きざまに痺れる!

2018/07/23 18:15

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゴジラ世代 - この投稿者のレビュー一覧を見る

期待していた原田マハ、ハ十八番のアートサスペンス小説だ。
ナチスがヨーロッパを席捲する時代に、絵でナチスと命がけで戦うピカソとピカソの名画ゲルニカとピカソを守る人々の姿が感動的!
特にナチスの将校がパリ万博でピカソにゲルニカの難癖をつけた時に、ピカソが言い放った一言が痛快極まりない。ピカソすげえ!痺れる!
過去と現在を対比させピカソ像を浮き上がらせている構成は素晴らしい!

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紙の本

また観に行きたくなりました

2018/10/07 23:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

池上彰氏が解説で書かれているようにもう一度観に行きたくなりました。
ゲルニカはマドリードのソフィア王女芸術文化センターに展示されていますが、ヨーロッパはガラス越しではなく生で観ることができること多いのですが、入場時のセキュリティーチェックに加えガラスで囲まれたゲルニカ。多くの人が訪れますが、戦争の悲惨さを感じ無口になるのでしょう。
訪れたのは2002年でちょうど物語と同じ頃です。
何度も繰り返し読み込みたいと思います。

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電子書籍

心の奥深いところに何かが残る快作。

2023/06/10 11:03

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

「芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ」(パブロ・ピカソ)

今世紀最大の芸術作品のひとつであるピカソの大作「ゲルニカ」。

第二次世界大戦の直前の時代。そして、2001年9月11日、ニューヨークで発生した同時多発テロ。

戦争ほど、残酷なものはない。
しかし、半世紀を越えて、人類は戦争という宿命に踊らされていた。

その人類の宿業とも言うべき戦争に、絵筆一本で立ち向かった、20世紀の巨匠ピカソ。時代を超えて彼を慕い、その魂を受け継ぐ人々の物語。

主人公・MoMA(ニューヨーク近代美術館)のキュレーターの瑤子は、苦難を乗り越えたどり着いたクライマックスで語りかける。
「『ピカソの戦争』展。戦争とテロが生み出した第二次大戦下の非常時に、ピカソは絵筆一本で闘いました。絵筆が銃よりも、大砲よりも、空爆よりもずっと強いことを、作品を通して証明したのです」

ピカソに会える。瑶子に会える。バルトに、ドラに、そして楽園のカンヴァスのティムに会える。

心の奥深いところに何かが残る快作。

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紙の本

あのティム・ブラウンが、また登場する

2020/06/18 21:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

アートミステリー、アートサスペンスというジャンルがあるのかどうかは知らないけれど、そういったジャンルがあるのならばまず第一に名前を挙げることができるのが原田マハ氏であろうというか、私は彼女しか知らないのであるが。以前に読んだ「楽園のカンバス」はアンリ・ルソーの作品にまつわるものだった。ルソーは生前あまり評価されていない画家だったらしい、作品中では彼を笑いものにしている人まで登場していた。今回の作品はピカソが登場する、そして作品はゲルニカ、あまりにも有名な作品なのだが、作品中にもでてくるようにパリ万博中の評判は芳しくなかったようだ。この二つの作品どちらにも登場するのがティム・ブラウン、前作では頼りないアシスタント・キュレーターとして登場していたが、今回はかっこいい主人公の上司役で登場した。これには思わず拍手

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紙の本

心の奥深いところに何かが残る快作。

2023/05/15 11:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

「芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ」(パブロ・ピカソ)

今世紀最大の芸術作品のひとつであるピカソの大作「ゲルニカ」。

第二次世界大戦の直前の時代。そして、2001年9月11日、ニューヨークで発生した同時多発テロ。

戦争ほど、残酷なものはない。
しかし、半世紀を越えて、人類は戦争という宿命に踊らされていた。

その人類の宿業とも言うべき戦争に、絵筆一本で立ち向かった、20世紀の巨匠ピカソ。時代を超えて彼を慕い、その魂を受け継ぐ人々の物語。

主人公・MoMA(ニューヨーク近代美術館)のキュレーターの瑤子は、苦難を乗り越えたどり着いたクライマックスで語りかける。
「『ピカソの戦争』展。戦争とテロが生み出した第二次大戦下の非常時に、ピカソは絵筆一本で闘いました。絵筆が銃よりも、大砲よりも、空爆よりもずっと強いことを、作品を通して証明したのです」

ここ数日、電車に乗るのが楽しみだった。
ピカソに会える。瑶子に会える。バルトに、ドラに、そして楽園のカンヴァスのティムに会えるのだから。

心の奥深いところに何かが残る快作。

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紙の本

アートをめぐる大冒険

2022/06/23 09:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mizuho - この投稿者のレビュー一覧を見る

キュレーターさんのお仕事が、こんなに壮大な冒険譚になってしまうとは!
ドキドキワクワクで、一気に読んでしまいました。
ピカソをはじめ、ゲルニカをめぐる登場人物たちの思いの熱量に圧倒されます。
何度も読みたくなる本です。

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紙の本

アートのチカラ

2022/02/05 04:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

マハさんの小説に出てくる主人公の女性はとにかくかっこいい。そして、マハさんの小説にはピカソが出ることは多いと思いますが、これはまさにど真ん中。そしてこの小説は、なにせ時代を交互に変えて、ピカソの生きた時代と現代の二つの時代で、それぞれ二人のかっこいい女性を主人公に、交互に焦点をあてながら進んでいきますので、面白くない訳がありません。途中からピカソの生きていた時代に登場した人物が、歳を重ねて現代にも登場するのはなんだか感無量。そして最終章は圧巻の内容。やっぱりマハさんのアート作品は素晴らしいと改めて感じさせられました!

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紙の本

いつかゲルニカを観に行くと誓った作品

2020/05/30 02:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Chii - この投稿者のレビュー一覧を見る

一つの絵が、世界中の人々の反戦の意識を喚起させるほどの威力がある事に圧倒された。
ピカソの絵って、一見ただ適当に描かれた絵のように見えるけど、全然そうじゃない。
ゲルニカでいえば、
雄牛の目がまるで生気を失った人間の目のように描かれていたり、左右アンバランスに描かれた人間の身体が、戦争の悲惨さを如実に現していたりと、
ピカソが描くタッチだからこそ反戦への心が動かされると感じた。

学生の頃、ヨーロッパ史は学んだにせよ、
こうして時代をアートに結びつけて
考えるということは、マハさんの作品に出会ってからが初めて。

ただ、歴史を歴史としてみるのではなくて、
ピカソのような芸術家のアートが世界中の人々の反戦への意識を変えていく一つの『点』であったこと、
このように歴史を見ると、
現代社会の在り方に結びつけ易いと思った。


瑤子のアートに対する思い、
ひいては反戦への思い、これは
・ピカソ研究家として、
・9.11に最愛の夫を亡くした妻として
この二つの立場としてより一層強固な信念へと固まっていたと思うし、彼女の背中を押していたんだと思う。

アートは楽しむためのものじゃない。
芸術家の魂の叫びがこもったものなんだ。


戦争ほど悲惨なものなんてない。
ピカソが芸術で反戦を叫び今も尚、
世界中から愛され彼の信念を守り続けられているけど、これほどの
“仕事”をしたならば、
わたしにはなにができるだろうか。
そう問わずにはいられない一冊です。

今後、おすすめの本はありますか?
と聞かれたら、まずこの本を推します!!

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