紙の本
「虫になった気持ち」を楽しむ。
2019/09/24 19:50
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昆虫学者が提供するいろいろ虫の話題に擬人化したゆる~い虫の絵。のんびりと楽しめる「虫のお話」。タイトルは「昆虫戯画」であるが、日本語で「虫」と呼ばれるカエルやミミズなども登場。このあたりもゆるくてのんびりした感じ。
人間の顔をして人間臭い言動をする「戯画」は好みが分かれるかもしれない。でも気持ち悪さとかはかなり抑えられるし、内容の基本がしっかりしているので抵抗感はあまりなかった。登場する虫が文章担当の専門に近い種類が多いのはそれはしょうがないかも。
「トホホな」とか「おどろきの」とか、生きものをわかりやすく紹介するこの手の本も最近増えているので、内容的にはそれほど新規なものは無いかもしれない。コオロギだったら足にスマホをくっつけて会話する?などちょっと「虫になった気持ち」を楽しむ、という雰囲気の本。
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしたちの身の回りにたくさんいる昆虫の事をあまりにも知らないと思い、この本を読んだ。えっと驚き、くすっと笑える雑学がいっぱいで、ちょっとえらくなった気がする。
紙の本
イラスト
2023/05/28 23:44
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昆虫が全てイラストというのも良いですね。昆虫の驚きの話や意外な話と、読むとクスッとする内容で昆虫に興味が無かったのですが、楽しく読めました。
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昆虫やそのほかの”虫”(かつて小さい生き物をまとめて虫と呼んでいたので,ミミズやカタツムリも含まれる)の”ちょっとざんねんな”特徴を紹介している雑学本。
最近生き物の特徴を”ざんねんな”とかいって面白おかしく書いてる本が多いけど,そうやって下に見る感じの流行は好きじゃないので早く廃れてくれないかなー。
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このクスクス笑い感がたまらない。
吉田戦車氏の「カブトムシの斉藤」を思い出し、なつかし笑いもこみ上げる。
昆虫愛に溢れるコメントが好感が持てる。
香川照之さんの「昆虫すごいぜ!」をまた見たくなるじゃないか!
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昆虫。豆知識。
シュールなイラストが面白い。
ナメクジはカタツムリが進化した姿とは意外。
のんびり楽しめました。
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6/4は「虫の日」
人気の虫にトホホな一面があったり、
嫌われ者の虫がすごい特技を持っていたり…。注目の一冊!
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最初に「昆虫は、この星で大成功している生き物です」「地球史上、いちばん早く陸地にあがった生き物は、昆虫の祖先です」とあり、それだけに面白い話題には事欠かないのだ。題名は「鳥獣戯画」のもじりで、じゅえき太郎の挿絵がいかにもそれらしい。その脱力感がたまらない。
①人気虫・強い虫のトホホな一面
・ヒラズオオアリには、ふた役という切ない役がある。
・バクダンオオアリには、味方を守るとんでもなく捨て身の技がある。
・ミツバチが一生かかって集める蜜は、たったスプーン1杯
・幼虫のときにたくさん食べないと、ちびカブトムシになる。
・チョウは、見かけによらずオシッコが好き
・水面の忍者アメンボも、おぼれることがある。 ほか
②そこらの虫のおどろきの一面
・ホタルの言葉にはなまりがある。(光る間隔が違う)
・ホタルは、蛹のときも光る。
・蜜を集めるミツバチは、おばあさんばっかり
・カタツムリの殻は、よごれない。(このことが住宅の壁に応用されている)
・カタツムリは、コンクリートも食べている。
・カエルは、食事のときに目をつむる。(目玉を引っ込めて食べ物をのどに押し込む)
・オカダンゴムシは、江戸時代にはいなかった。 ほか
③嫌われ虫の意外な一面
・じつは、おすのカは花の蜜を吸う。
・カメムシも鳴く。
・クモの糸の種類は7つある。
・アシダカグモは、ゴキブリを駆逐したらそっと家を出ていく。
・シロアリの女王の寿命は30年!
・スズメバチは、食べ物は幼虫から分けてもらう。ほか
④身近にいるのに知られざる虫
・大海原でくらすアメンボがいる。
・タイワンシロアリは、農業をする。
・セッケイカワラゲは、寒くないと死んでしまう。
・シロスジヒゲナガバチは、植物に咬みついて眠る。
・ムラサキシャチホコは、枯れ葉そっくりなのに、目立つところにいる。
・光るミミズが存在する。その名もホタルミミズ ほか
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じゅえき太郎さんのイラストが独特で、顔の部分がヒトなので最初は気持ち悪かったがすぐ慣れた。
昆虫とは「6本脚で、4枚の羽根を持ち、体が頭部・胸部・腹部に分かれている生き物」
昆虫ではない、ミミズ、カタツムリ、ダンゴムシ、クモなど身近にいて「虫」と呼ばれる生き物も沢山登場する。
事典なので、最初から熟読する必要はなく、面白そうなところを見つけて気楽に読める。
各ページの虫のシルエットは、実物大なので役に立つ。
例えば、ホタルは1cmほどなんですね。思っていた半分くらいの大きさだった。
幼稚園児が大好きでポケットの中によく入っているダンゴムシは丘ダンゴ虫というらしい。
学名はアルマディリディウムで「小さなアルマジロ」という意味。
なぜ丘がついているかというと、浜ダンゴ虫という海岸に生息するダンゴムシもいるから。
クモの糸はなんと7種類あり、使い分けて巣を作っている。
カマキリとシロアリはゴキブリの仲間。
ミミズの体には実は毛が生えている。ホタルのように光るミミズは以外とそこらじゅうにいる。
小さな体で大きな音を出すセミ。あれだけの音量を出すのはヒトの科学技術でも不可能らしい。
人の血を吸う蚊はメスだけというのは有名な話。オスは花の蜜を吸うとは知らなかった。
虫は脱皮して大きくなるものもいるが、小さいカブトムシは小さいままで大きくはならない。
のような、「それが何かの役に立つの?」というどうでもいい知識を随分と身につけることができました。
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できるトカゲは朝の日向ぼっこできまる。
印象的な格言とともに、なかなかクセになる挿し絵。
絵絵本感覚で気軽に読めるので子どもにも紹介できる一冊です。
冒頭で書かれているように、確かに虫というものは姿形、種類とともに多種多様であり、優れたサバイバル能力を発揮して生きているのですね。
広く浅く知識を取り入れる事が出来ます。
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昆虫の意外な生態と雑学をゆるいイラストと共に紹介する本です。不可思議で興味深い昆虫の世界を知ることが出来ます。一つひとつの項目がコンパクトに書かれているためさくさく読みます。反面、もっと詳しく知りたい人にはやや物足りなさはあると思います。
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あめんぼうがの名前は「雨」に関係してるのかと、思ってたけど。つまむと甘い飴のような匂いがするから。
アリの巣の中にはアリ以外がたくさん住んでいる。
見つからないのは、アリと同じような言語を真似したり、匂いを真似したり、まるで壁のような擬態をしたり。
そして着々と幼虫などを食べて育つ。
ヨツボシクサカゲロウの卵は、糸のようなものに付いてて空中に浮かぶようになっているのは肉食で共食いしないように。
などなど、お話ししてあげたいエピソードが、ほんわかするタッチのイラストで紹介されている。