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N予備校という学習プラットフォームがもとになってできた本。
書名からHTMLやCSSやJavaScriptといった、フロントエンドの話か、PHPやRubyなど、Webサービスにおけるサーバー側プログラミングについての本かと思ったけど、環境構築や通信やGitに関する話が主で、自分のイメージするWebプログラミングとは違った。
ただ、違うとはいっても、逆にそれが新鮮で面白かった。Linuxのlshwやtmuxなんてコマンドを初めて知ったし、Slackのボットを作る章は面白かった(多分、作らないけど)。
特に今後の参考になりそうと思ったのが、Gitの話。GitHub Pagesってなんとなく聞いたことはあったけど、それ専用のブランチを切るということを初めて知った。Gitのブランチを切ることってしたことないけど、この本でやり方がなんとなくわかったので、今後はブランチも使っていきたい。
個人的には、プログラミングをやることにたいして、環境構築というのは面倒な作業で、できたらやりたくないことだけど、「おわりに」において、「多くのソフトウェアエンジニアにとって、実際の開発環境を構築することも必要な技術の1つ」と書いてあってなるほどと思った。ただたんに開発環境構築マニュアルみたいなの読んで構築していくじゃダメだよね。だいたいうまくいかないし(特に、ここ最近関わるプロジェクトでは、だいたい環境構築がうまくいかない)
後、いわゆるコマンドラインの対話モードのことを、REPLということを初めて知った。そんな言葉がついていたのか。
それと、JavaScriptにMapオブジェクトという連想配列用のオブジェクトがあることも初めて知った。連想配列なら普通のオブジェクトでよくないかと思ったけど、Array.fromを使えば普通の配列のように扱えるらしいので、便利そうだと思った。最近は、JavaScriptの勉強再開して、どういう機能が増えてるかある程度分かってきたつもりだったけど、まだまだ分かってないことがありそう。