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実在とは何か マヨラナの失踪 みんなのレビュー
- ジョルジョ・アガンベン (著), 上村忠男 (訳)
- 税込価格:1,485円(13pt)
- 出版社:講談社
- 発売日:2018/07/12
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紙の本
変な本
2021/10/12 16:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イタリアの哲学者の短いながら切れ味鋭いエッセイ(多分思いつきの域を出ない)
と、長短二つの付録。
アガンベンは初読ですが、趣旨も明瞭で、いわゆる哲学の人として大変わかりやすいようにおもいます。
問題意識についてかめるかどうかで、理解しやすさが大きく変わりますが(これ自体は誤読や偏見を増幅させることもあるので特に良いことではない)哲学に躓きがちな、そもそも問題が把握しづらいってのはないです。
マヨナラの文章も、同じく。
ここまでならいいのですが、問題は翻訳者が追加した、カルダーノ(14世紀)の確率論についての古典的文章です。
翻訳者も把握してないゲームの話が大半をしめ、原文の誤表記らしきもの、また、そもそも大変古い文章であることから、数式もなく砕けた言葉であるにも関わらず、いまいち話がつかめない。大筋はわかるのですが、大事な細部がよくわからない。
この文章を追加した事情は、翻訳者が解説していて、それ自体はわかるんですが、(詳しくは『ホモ・ケサル』シリーズを読む必要があるようです。)この文章の細かな読み解きが別に必要なのではないかと思います。
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