紙の本
言うほど怖くないじゃん、と思っていたのに。。。
2018/08/15 22:42
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビやネットで話題となっていて、いつもはあまりホラーは読まないのですが、手に取りました。
事前情報では「かなり怖い」と言われていたので、覚悟して読んでいたのですが、1~4章まで、ゾワッとはするものの、眠れない!と言うほどではなく。そこで、甘く見たのが失敗でした。
あらすじにもあるように、最恐の結末。これは、やられました。。。
(小説家が依頼された小説を書く、という話ですが、実話じゃないですよね?不安になりました。。。)
表紙のカバーも凝ってて、かなり好きです。
紙の本
じんわり怖い
2018/07/21 19:52
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「怪談」をテーマにした仕事が入り、雑誌に何話か短編を掲載した作者。
自らの経験、知人の話、知人の知人、更にその知人の話。何の繋がりもないと思ってた話が実は・・・みたいな。
あからさまに幽霊が出るわけではないのですが、日常に恐怖は潜んでるんだぞと言わんばかりで、じんわり怖いです。
怖さ加減が絶妙でイイ。
紙の本
夏の暑気払いは神楽坂の怪談話で
2018/07/11 10:46
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常に潜むいくつかの実話怪談話が、実はひとつの物語の体をなしていたという、久々に読後充実感に浸れる作品。第一話の「染み」のインパクトが強いので、できれば第五話の後に読むことを勧めたい。
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最後にズドン
2020/09/16 19:58
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「かわいそうって思っちゃいけない、
霊がついてきちゃうから」
聞いたことはあります。
でも、読んでたら、
思いを馳せちゃうじゃないですかー!
不要な縁を繋いでないことを願います。
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
火のないところに煙は立たないでしたか、ほとんど使う事はないですが、なんとなく意味は知っていた言葉でした。怖い話は苦手なのですが、一気に読み上げました。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで読んで判断してほしい。途中で読むのをやめたら、この本の本当の怖さはわからないままで、終わってしまいます。
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「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」
突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。
解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。
作家は、事件を小説にすることで解決を目論むが――。
ヤベー、夜に読んじゃいけない系のコワいヤツだった~~!!!w
ちょっとね・・・ゾクゾクっとしちゃいます・・・うん、ちょびっとだけ、だけどね・・・(/;゚ロ゚)/ヒィーーー!!!
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思わず最後まで読み切ってしまった。
怖いと言うか、面白いと言うか
フィクションなのか、ノンフィクションなのか分からないぐらい揺らぐ。。。
こんな書き方。こんな組み立て。こんな本が存在するなんて、なんてすごい事なのだろう。これは読んで損は無い。むしろ何回か読み返してやっとたどり着く何かがある。
ホントに凄い本だ。ホントに凄い作家さんだ。
しばらくこの作家を追っかけたい。
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作者が聞き集まった怪談話。実際にあった
話なのか、作られたものなのか…。
あったとすれば、この呪い?は読者に連鎖
しないのだろうか?
と、恐怖心を持ったまま、この話の結末は一体
どうなるのだろうか?と一気に読んでしまった。
霊的なものなのか、人為的なものなのか。
入り交じって書かれていて、更に恐怖が身近に
感じさせられました( ´;゚;∀;゚;)面白こわい!
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お決まり文句で※実在の人物と、地名には関係がありませんって言ってくれないともう安心できない。頼む。
中盤まではミステリ的要素が多く、怪異を論理的に謎解きしてくれる存在に心躍らせていたのが、あ、そうだよね…もうそんなん通じませんよね…というホラー的要素に殴り殺された。
めちゃくちゃ怖かったけど、その怖さがとんでもなく面白かった。
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「怪談」をテーマにした短編小説を依頼された主人公は、書いたことのないジャンル故、断ろうと思いつつもクローゼットの中に眠る一枚のポスターを思い出すのだった。やがて、取り憑かれたようにお祓いを頼み込みにくる女の話やせっかく買ったマイホームの奇妙な隣人の話など、主人公のもとに寄せられる怪談話を取り上げた短編集を上梓することになる。
作者が主人公なミステリー寄りのホラー。概ね人伝という形をとってるから薄まってるけど起きてることはわりとダイレクトに怖い。どこかで実際に起きていそうな雰囲気も良い。ただ、最終的に死んじゃうとそこで急にフィクション感を感じてしまうんだよなぁ。元表題の「妄言」は1.5倍くらいのボリュームでじわじわ隣人に侵されてく感じになっても面白いなと思ったけどそうなると別の話になるな。
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実録風の怪談短編集。残業して誰もいなくなった薄暗いフロアや夜の暗くなった病院の廊下とか、日中は何てことないのに日常に潜む薄気味悪さ、叫びたくなるほどじゃないけど、ひたひたと迫ってくるような怖さの中に人間の思惑が絡みミステリー要素も含まれていて面白かった。最後の一行にひえ~っ!それで、どうなったの?!となる余韻を残す絶妙な終わり方で全部がつまびらかにならない終わり方もこの作品の場合はよかったと思う。
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1話目の話が1番怖かった。
これだけ完成度がずば抜けていて、実話が混じっている小説はこれなのかな?と思った。
因みに、1話目を読み終えた後リアルに悪夢にうなされて眠れなくなる日が続いて、これは『恐い間取り』以来の完成度の高いホラー小説になるのでは?と思って期待したものの、それ以降の作品は、人間が本当は怖くて、そこにちょっとだけ怪奇現象や怪しい人物が関係していることが分かるとゾッとする、というようなオチばかり。
帯にあるような感覚には陥らなかったのが残念。
後から伏線がつながる構成を何度もやられてしまうと拍子抜けしてしまうんだなあ。
やはり、背筋がゾクゾクするような、そんなホラー小説が読みたかった。
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芦沢さんの引き出しは単に多いだけじゃなく、その引き出しの奥行きの深さというか広さにやられたわ。
読んでいてまず恐怖、そこから「あぁ、そういうことだったのね、そりゃそうよね」とほっとしてニヤリとしたあと、まっさかさまに落とされる衝撃たるや。うへぇー、こわいよぉ、と何度も震える。
「怪談」と書くとなんとなくレトロな雰囲気を感じるけれど、いま、この平成が終わろうとしている今このときだからこそ存在する「怪談」があるのだと思い知る。
久しぶりに背骨のあたりからじわじわとくる恐怖を堪能。夜中に一人で読み始めたことを後悔、けれど途中で止められない、あぁ、どうしよう、誰か他の人も誘い込みたい。一人じゃ耐えられない。
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5つの怪異話を作者がリアルに聞いて体験したそのまま文章にしたような作品。
最終話に5つの話が実はつながっていたことがわかりゾクッとする。
今までにない形式のよく出来たミステリー。