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下町ロケット 2 ガウディ計画 みんなのレビュー

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みんなのレビュー102件

みんなの評価4.5

評価内訳

102 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

「ロケットから人体へ」佃製作所の新たな冒険

2022/03/15 19:28

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投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る

下町ロケットシリーズ2作目の本作では、佃の前にNASA出身の椎名が社長を務めるサヤマ製作所がライバルとして立ちふさがる。帝国重工に納品しているロケットのバルブもサヤマ製作所とのコンペになり、新たな取引先として期待された医療機器メーカー日本クラインへの製品納入もサヤマ製作所に横取りされる。サヤマ製作所は法律違反・倫理違反なんでもありで佃製作所に攻勢をかけてくる。

そんな中で、佃製作所は医師の一村と株式会社サクラダの桜田社長と出会い、人工心臓弁という新たな領域に踏み出す決心をする。その不具合が患者の命に係わるため風評被害につながりやすく、臨床試験や厚労省の承認などがある故の開発期間が長期化するという、中小企業の体力で乗り切るのは困難なプロジェクトにも関わらず、佃は腹をくくって取組み、若手技術者もそれに応える。彼らのともすれば折れそうな心を支えてくれるのは、やはり子供が自分の作った医療機器で元気になれる、というその目的。

今回も医療界のドロドロした人間関係や、そこから手を回されたPMDAの審査担当者の敵対的態度、開発費用の問題から撤退の意思を固めた協力企業など、様々な困難が佃たちの前に立ちふさがる。それに対して熱い思いで取り組み、命を救う医療機器という、その目的の大切さをストレートに訴えてくれる本書に何度も感動の涙を流しました。

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電子書籍

イケイド節炸裂ウー

2019/09/22 06:47

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投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る

ースカッとしますね。読んでいて気持いいです。
はらはらどきどきもので、一気に読みすすみます。
そして感動の展開で、読む人を虜に?

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紙の本

続編、やはり最高。

2019/07/13 02:12

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投稿者:優乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

かなり期待して読み始めましたが、
それ以上の満足感を得られました。
これからの展開もすごく楽しみです。

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紙の本

最後の拠り所はそこしかねえんだよ

2019/05/26 08:43

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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

あの傑作『下町ロケット』の続篇が『下町ロケット ガウディ計画』です。
前作の「後継にして進化形」という帯のうたい文句は、まさにいえてる。
中小企業の佃製作所を見舞う苦難の連続(暗躍する悪役達)が話を引っぱる。
それに対する主人公側のがんばりと、熱い思い。
これ、一種のヒーロー物かもしれない。
わー絶望的と思いながら読んでいても、どこかで正義は勝つと安心してる。
でも一筋縄ではいかないから、引き込まれて、ほぼ一気に読んでしまう。
単純な勧善懲悪とはちがうのは、佃の「今時誠実さとか、ひたむきさなんていったら古い人間って笑われるかも知れないけど、結局のところ、最後の拠り所はそこしかねえんだよ」という言葉に表れているポリシーですね。

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紙の本

弱きが強きに挑む筋書は、私を含めて日本人好みらしいですね。

2018/12/23 20:42

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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

弱きが強きに挑む筋書は、私を含めて日本人好みらしいですね。本作も強者が、権威と資本力を背景にして弱い者いじめをするのだが、その弱者が実力・根性共に半端じゃない。強者の悪意ある策謀に窮地に追い込まれながらも最後に逆転勝利するのだから嬉しくなりますね。「モノづくり日本」「技術の日本」万歳といったところですか。まあ、今回は余りの完全勝利にちょっと出来過ぎだよねという感じもするが、まあたまには良いでしょう。また、時代遅れと切り捨てられることの多い「日本的企業風土」の良い側面もしっかりと描かれている点も好意が持てる。前作392:池井戸潤『下町ロケット』(2013)で宇宙ロケットのエンジンバルブで勝負した佃製作所が今回は人命に直接関わる医療機器分野に挑戦でした。本シリーズ、既に『下町ロケット[3] ゴースト』、『下町ロケット[4] ヤタガラス』が出版(単行本のみ)されており楽しみです。

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紙の本

下町ロケット2

2018/09/12 22:35

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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

医学界のどろどろとした確執と、それにめげづに頑張る佃製作所のガウディチームの頑張り、これらがドキドキしながら最後まであっというまに読んでしまいました。また、終わった後の清涼を感じる爽やかさが感じられる作品でした。今三冊目が出ていますがそれも読んでみたいと思いました。

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紙の本

ニッポンに元気をくれる一冊

2018/09/07 07:11

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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズものの外国映画でしばしば観られるが、エンドロールの後に次回作を予感させるエピソードがはいっていたりすることがよくある。
 観ているこちら側からすれば、見終わった途端に次回作への期待が高まることになる。
 その手法が、池井戸潤さんの直木賞受賞作『下町ロケット』にもあった。
 あの作品の中で主人公である佃製作所社長佃航平の思いが理解できず、それに反発するように間違った製品を納品してしまう従業員真野が、そのことをきっかけにして佃製作所を辞めざるを得なくなったが、佃航平はあえて真野に研究者の道を用意してあげる。
 作品の最後、真野から医療現場の研究に進んでいることがさりげなく織り込まれ、その手紙をヒントに航平の新しい道が予感されることになる。

 そして、シリーズ2作目となった作品では冒頭から何やら怪しい依頼が佃製作所に舞い込む。それが真野も関係する人工心臓に使われるバブルシステムだ。
 そして、この作品でも1作めの真野と同じように航平の思いが理解できず反発する若者が描かれる。
 それが中里だ。彼は佃製作所を辞め、ライバル会社であるサヤマ製作所に引き抜かれる。
 この作品ではサヤマ製作所の椎名社長が航平と対峙する悪役を演じることになる。
 椎名を配することで、航平の思い、例えばビジネスに儲けだけでなく、意味を求めるといったこと、が明確になるように出来ている。
 「自分のやりたいことさえやっていれば、人生ってのは、そんなに悪いもんじゃない」。
 物語終盤の佃航平の思いは、まさに名言だ。

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紙の本

こんな会社でモノづくりしたい!

2018/08/23 08:23

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投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る

以前、TVドラマで放映された時は、この「ガウディ編」までやっていたので、内容はだいたい覚えていた。
そんな状態で読んでも、やっぱり面白い!

佃製作所の全員が(経理の殿村部長でさえ)抱くモノづくりにかける想いに、感動を覚え、自身もこうありたいと思ってしまう。

実際のビジネスの現場では、小説のようなハッキリとした「悪」に出会うことは少ないが、池井戸氏は、このコントラストを際立たせてくれるので、スカッと感が半端ない。

ただ今回は、相手が自滅した結果の勝利という面もあり、スカッとはしたが、スッキリ感は多少薄れたかも・・・。

でも、極上のエンターテイメント作品であることは間違いない。
次回作も早く読んでみたい。

※今回読んで初めて気づいたが、佃製作所の舞台設定が、家の近所!

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紙の本

モノ作りへの愛に加えて、今回は患者第一の医師のモラルも

2018/08/01 01:44

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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作『下町ロケット』でロケットエンジンのバルブシステムの開発により倒産の危機を切り抜けた大田区の町工場・佃製作所はまたもや危機にさらされます。日本クラインという大手医療機器メーカから謎の依頼が舞い込み、あとでそれが人工心臓のコア部品のバルブであることが判明しますが、量産を見込んで赤字でしかない試作品の製作を受けたものの、何やら怪しい動きがあり、結局試作品を納品しただけで取引打ち切り。そればかりか、佃製作所のプライドの根幹をなすロケットのバルブを収めている帝国重工からも次のロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長率いるサヤマ製作所とのコンペになるという知らせが入り、経営の危機に直面。日本クラインのバルブ制作の受注も実はこのサヤマ製作所が横取りしていました。この二つの会社経営を揺るがす事態に加えて、内側からも危機が迫る。技術開発部の若手・中里が日本クラインのバルブを担当し、挫折してからおかしな動きをします。

そんな中、かつての部下・真野から北陸医科大学と福井の地元工場・サクラダと心臓の人工弁「ガウディ」を共同開発する話がもたらされます。ロケットから医療機器への進出は大きなリスクを伴うものの、完成すれば多くの、特に子供の心臓病患者を救うことができるというので、佃航平社長は腹をくくって新らしい挑戦に受けて立つ決断をします。

人工心臓のバルブ、ロケットエンジンのバルブ、心臓の人工弁という3つのストリングが絡み合いながら話が進行していきますが、その中で浮き彫りになるのは大企業の驕りと内部抗争に明け暮れて医療機器の本質を見失っている人たち、医学会の患者そっちのけで権力闘争にかまける人たち、医療機器の「許認可」権限を自身の権力とはき違えて威張る人たち、ただただ保身に走る人たちの卑しさと、患者第一で、医療機器を一刻も早く完成させようと真摯に努力する医師、モノ作りに誇りを持ってただひたすらいいものを作ろうと真剣に取り組む人たちの鮮やかな対比です。後者の努力が最終的には報われるというハッピーエンドですが、味わい深いと思うのが、「敵役」的な立ち位置だった人たちのなかには、ちゃんと反省し、自らの原点に立ち返ることができた人たちがいたことですね。

佃社長が神谷弁護士とともに日本クラインの傲慢コンビをやり込めるシーンも痛快ですが、部下の手柄横取り、大学の理事会でより大きな権力を求めて人工心臓の開発を進め、追放した部下の関わるガウディ計画の妨害など相当な悪役ぶりを発揮した貴船アジア医科大学心臓血管外科部長が、スキャンダルの後に地位を追われ、最後の片づけを終えて学部長室から外を行き交う人々をいとおしそうに眺め、見舞いに来た日本クラインの営業に「患者のためと言いつつ、私が最優先してきたのは、いつのまにか自分のことばかりだったな。だけどな、久坂君。医者は医者だ。患者と向き合い、患者と寄り添ってこそ、医者だ。地位とか利益も関係なくなってみて思い出したよ」というくだりが素晴らしい。そしてそう語りかけられた久坂が、なぜ自分が医療機器メーカーに就職したのか、そして営業ノルマや収益目標に追い立てられるうちに高邁な理想は脇へ追いやられ、ひたすら収益と効率を追求するばかりの日々を過ごしてきたと自覚するあたりが感動的ですね。どちらもいやーなキャラだったんですが、このように反省してくれると逆に好感度が上がります。こうして敵役の中でも様々な人物を描き分けるところがさすがですね。

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紙の本

やっぱり

2018/08/12 19:52

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投稿者:みな - この投稿者のレビュー一覧を見る

元銀行マンの池井戸さんだからこそ書ける内容でした。

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さすが。

2018/08/05 10:53

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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

やっぱり池井戸潤はこうでなくては。
困難に立ち向かい、崖っぷちに立ち、最終的には当然のハッピーエンド。
読んでいても気持ちがいいし、読後のスッキリ感満載。
勧善懲悪と言っても、直接的に悪を懲らしめたと言った感じではない所がいい。

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紙の本

2巻

2019/04/06 22:51

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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

2巻。
やはりたいへんそうだわな。
そしてお人好しだわな。
でもそれはそれでいいよ。
わかってくれる人はいる!

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下町ロケット 2 ガウディ計画

2019/01/13 10:41

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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る

池井戸作品は爽快ですね。最後は勝ちます。悪は負けます。下町工場で常に大企業に勝つことは難しでしょう。近頃は新興企業との闘いが主流ですね。今回はNASA経験を活かした企業が相手でしたがやや一方的かな。今後は中国企業が相手ですかね。但し読む分には爽快です。

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紙の本

面白かったです

2021/11/19 10:23

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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る

中小企業が大企業を向こうに回し、技術力で信頼と仕事を勝ち取って行くお話の続編で、そんなテイストは前作と同じ。今作は、前作の宇宙ロケット開発に加え医療分野にも裾野を広げる。相変わらずの下克上&勧善懲悪ぶりにカタルシスを感じる作風となっております。

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2018/08/20 13:18

投稿元:ブクログ

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