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支援者が「心配」を伝え、クライエントとともに解決に向かって歩んでいくにはどうしたらいいかが紹介されています。
オープンダイアローグと合わせて学んでいきたい内容でした。
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オープンダイアローグと一緒に語られることの多いアンティシペーション・ダイアローグ(AD)の開発者アーンキルの本。
タイトルも広い読者向けという感じだったので、ADへの入門書かと思って、ついでに、これも読んどくかというくらいの感じで読んでみた。
が、これはすごくよかった。
そもそも、これはADの本ではない。(簡単に触れられる箇所はあるのだが)
原著タイトルは、"Taking up One's Worries - a Handbook on Early Dialogues”で、”Early Dialogues”(早期の対話?)の本でした。
ADの前段にはEDがあるという話は聞いたことがあって、それならADのStep1にすればいいのにと思ったことがあるが、このEDはこれ自体で独立したものだったんですね。このEDをやって、必要性に応じてADがなされるという流れだったんだ。。。
ある意味、ADよりこっちのEDのほうがより根源的なものなのかと思った。
簡単にいうと、「心配ごと」が大きくなり前に対話をしようということ。
こういうと当たり前のことなのだが、この単純なことが、相手との関係性とか、他の専門家のことを配慮すると、なかなかできないようになっている。
そういうなか、いかにして、相手を責める形ではなく、「心配ごと」について話せるようにするのかということ。
いろいろ配慮しなくてはならないポイントはあるが、基本は、「心配ごと」は、「客観的」に把握できる「問題」ではなくて、「主観的」な「私の心配ごと」であること。もし、その「心配ごと」が当たっていなくても、「私の心配ごと」が軽くなるようにお願いするることができる。
テクニックの問題ではなくて、本当にそういうスタンスでいるということが大事。
これって、本当に大事なことだな〜。
ODやADが注目されているけど、まずはこのEDがしっかりと実施できるようになるのが、大事だな〜と思った。
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何か問題があったときに相手や自分たちの問題の前に、まず自分の心配ごとであることが出発点で、それを偽らずに相手(たち)との関係性に目をむけていく みたいなことなのかな。エンパワーメントな支援とコントロールという観点は気づきがあった