紙の本
で、これがルーヴル美術館に納められることになるのですか?
2018/11/18 16:35
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
浦沢直樹の新刊となると内容をよく確かめずに購入してしまう。なので、この『夢印』もその例に漏れずhontoからの新刊メールが来たら予約をしてしまった時には内容はさっぱりわからなかった。その時の情報で小学館から刊行されるとあったので、きっと新しい雑誌連載作品が単行本化されるのだろうといった程度にしか考えていなかった。
で、実際手元に来てみると、「世界騒然。浦沢直樹×ルーヴル 共同プロジェクト」とあって、1冊で完結する話らしいということがわかった。何でもルーヴル美術館が浦沢直樹に漫画執筆を依頼したらしい。
ということを踏まえて読むと、確かにルーヴル美術館に対して気を遣っているというか、美術館のことを念頭に置いて描かれたマンガということがよくわかる。
そこに、日本の漫画、フランス、なんていうワードを組み合わせると、このキャラクターが登場するというのも必然といえば必然なんだろうなあ。
マンが自体は、浦沢直樹久々の中編もので、コンパクトにまとまっていて面白かった。しがない男だったり、可愛い女の子(といっても、いつものマンガよりは年令が若いと言えるが)だったり、妙なおばさんだったりと、浦沢マンガにいつも出てきそうなキャラクターに加え、例のキャラクターも怪しい雰囲気を出していていかにもだったし、ルーヴル美術館についてもシレッと舞台にしていてしっかり描かれているし。ただ、これはどんなマンガと位置づければ良いのかは少し考えてしまった。まあ、ある種のファンタジーということかなあ。
この通常のビッグ・コミックス版は、カバーがリバーシブルにできて凝った作りになっている。こういうのは電子書籍では楽しめないところだけれど、マンガ本編とはあまり関係ないところの楽しみかもしれない。
紙の本
イヤミざんす!
2018/08/15 22:59
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人に「イヤミが出る」と言われて、何を言っているんだと思ったのだけど、本当だった!
イヤミざんす!
最近赤塚不二夫先生ブームが再燃なの?
これはこれでまあまあ読めた。
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はじめはもうお父さんやめてよ!と娘と同じように思いながら、それでも娘ちゃんのかわいいことかわいいこと……。どうなるのかと思って見守っていたけれど、なんとも素敵な終わり方で好きだなあ、と読み始めは思いもよらないくらい読後はいい気持ちになれた。
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なんざんすか?
浦沢直樹でMusée du Louvre。
なのでおフランスで赤塚不二夫オマージュ作品。
なかなかやってるざんすね。
カラスがマリアなんてのはなかなかしゃれてるざんすね。
あと、あの男は、がきを構ってくれないと困るざんす。
そしてフェルメール!この話に相応しい画家ざんす。
いいざんすか?買ったらカヴァーをとるざんす。その裏に。
シェーッ
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1巻で完結しちゃうと思うと勿体なくて、いつもなら一気に読んじゃうところを敢えて2回に分けて読んだ。
いかにも浦沢さんらしくて嬉しくなったざんす。
おフランスに行きたくなったざんす
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【絵画】
鉄板ですが、
「真珠の耳飾りの少女」が好きです!
フェルメールならね!
意外に、
「牛乳を注ぐ女」でしたっけ?
も、
好きなんですよ!
よく、
緑色なものを身に着けてるかぐりんですが、
ラッキーカラーが緑なだけで、
好きな色は青なんです!
フェルメールブルーかっこいいですよね!
なんとなく、
定期的に絵に呼ばれるんですよね。。。
最初がダリで、
もちろんタロットカード経由ですが、
ハマって、
次にどこぞのテレビ番組でフェルメールを知って、
ギャラリーフェイクでも取り上げられてて興味をもち、
だんだんはまっていきましたね。
今は、
原田マハさんの小説でまた個人的に絵画ブームが起こってて、
そんな時に発売されたのがこの「夢印」ですな。
【浦沢直樹】
こちらは古くはYAWARAをテレビで見てて、
キートンとか、
モンスターとか、
20世紀少年までは読んでたかな。
あっ、
あと軍人みたいなやつあったよね?
ビリーバット終わったの?
途中まで読んでて止まってる。。。
なんかね、
浦沢直樹さんの作品って中弛みするのよ。。。
中弛みからおもしろくなるんですけどね。。。
失ったやる気を取り戻すの大変!
【無印】
タイトルな!
【夢印】
ビバリー・アンカンって誰がモデルなの(笑)
これはまだいいけど、
なんでイヤミなの?
【感想的な・・・】
イヤミに誘われて、
破産寸前の親子がおフランスに行って、
と、
ある犯罪に手を貸せって!
で、
結局は何を言いたいの?
久々に、
感動がなかった。。。
駄作か!?
これ、
ビリーバットも読まない方がいいかな?かな?
どうですか?
これ、
面白いって言う人がいたら根拠を教えてくれ!
すまんが、
つまらん!
なんらかしらのメッセージをこめてる風なんですよね?
ゲルニカみたいなことしたかたのですかね?
つまらん、
わからん、
意味不明、
どうしようもない。。。
天才は天才のままで引けばいい。
引き際を間違えたらアカン。
見習え、ピカソ!
見習え、ゴッホ!
とりま、
カバー外してみなされ!
どってことないけどな。
次を描いてるの?
気になってぐぐったよ。
全20巻で終わってるねビリーバット。
今は書いてない?
期待できないけど、
新連載は読んじゃうんだよね。。。
最初はおもしろいんですよ!
最初は!
期待はしないが期待してる!
シリアスなのではなくて、
YAWRAみたいのまた描かないかな?
そっちの方が向いてる気がしませんか?
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半分ほど読み進めたあたりで「これ1冊で終わるのか?」と不安になると、案の定後半駆け足で進んで納めていくので若干物足りなさはあるが伏線の回収具合はさすが。
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浦沢さんなので無条件に買ったけど、ごめんけど元ネタそんな知らないので「あ、うん……」みたいな感じになってしまった。
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一巻ものだと知らずに購入、途中まで知らずに読んでいたが展開がどんどん進んで収まってしまうあたりすごいと思った。
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浦沢直樹の最新作。ルーブルとのコラボとあれば、これは気になる。事業に失敗し、借金を抱えた家族と、ルーブルを知る、美術品の窃盗を疑われるイヤミ。ルーブルに謎の夢印を置いてくる、そんなミッションを引き受けた家族。そこには、イヤミの青春があった。浦沢作品の香りが随所に見られて、短編的な作品ながら、ぐっと世界観に入ってしまう魅力がある。
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ルーブル美術館を扱った浦沢直樹の作品。
浦沢直樹の作品は、若いころ結構好きで読んでいたし、以前訪れたルーブル美術館にもかなり思い入れがあったので購入した。
しかし正直あまり面白いとは思えなかった。
浦沢直樹の絵は好きなのだが、ルーブル美術館という題材をちゃんと消化しきれていない様で、モチーフのユニークさが伝わってこない。
描かれている人間ドラマは悪くないのだが、ルーブル美術館を主題にした意味が全く生かされていない作品となっている。
やはりそういった分野にかなり造詣が深い人でないとルーブル美術館といった素敵な題材は生貸せないのだなと感じた。
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前半は「浦沢マンガ版ルーブルガイド?」という
趣ですが、散りばめられた伏線がつながり始める
中盤から、ぐっとエンジンがかかってきます。
『PLUTO』といい『20世紀少年』といい、
最近の浦沢作品は「先達へのオマージュ」感も
強いですよね。フランスと言えば彼…。
登場も活躍も、なかなかの存在感でしたw。
『YAWARA!』みたいなシンプルなスポーツ系は
もう描かれないのかな?
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すわ新作、と勢い込んで読み進んだものの、まさかの短編とは思わずにがっくし。
でも、よくよく考えたら、露伴センセがルーブルに行ったのと同じような形の作品なんだよね。早とちりでした。
内容は満足満足。
頼りない父親としっかり者の娘が、どん底から一発逆転決めるお話。そのキーマンとなるうさんくさい中年が、ずるいですよ。その中年が隠していた過去が明かされるラスト。ま、真実かどうか、信じるか否かはあなた次第な語りになるんですが。
うさんくさいまま退場してくれました。
ルーブルとのコラボなので、おフランスなら彼の出番というわけでの出演、というかモデルにしたんでしょうが、うまい配役だしずるい配役ですよ。
少し短いかもしれないけど、ストーリーいじることなく映画にできそう。きれいにエンタメしてくれると思うんだけどなぁ。
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浦沢直樹の作品は複雑なうえに長いので、読んでいるうちになんだかよく分からなくなってしまうのだが、この短いが凝縮された作品に、実力のほどを再確認。
仏研のロゴ、そして石に刻まれたマークはイヤミの出っ歯の形。夢印というタイトルはヨーロッパでも有名な無印と掛けたのだろうが、それをルーヴルのエジプト彫像の中に紛れ込ませるということは、マンガを人類の恒久文化財として認知させるということだ。赤塚不二夫はトキワ荘の中でも売れるのが遅く、晩年はアル中で苦しんだが、戦後漫画史の巨星の一人だ。”おフランス”つながりとはいえ、こういう機会に赤塚を持ってくるあたりが、なんとも心憎い。
いろいろな伏線が張ってあるが、やはり浦沢がこの作品で一番訴えたかったのは上記のことではないか。にもかかわらず、雑多な伏線もいちいち回収してあるあたりに、当代随一のストーリーテラー(しかも今回は原作がついていない)の面目が躍如している。
この人の最高レヴェルはもっと上にあるはずで、だから星は4つ。
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冴えない日本人の親子が出会った、フランス研究所の怪しい所長。ルーブル美術館を舞台に、交錯する人間模様が描かれる。浦沢さんの短編は珍しいので、さっと読めたが、読者に委ねられた伏線も多く…。ユーモアとロマンある作品でした。