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日本はこれから、どこに向かえばいいのか?
を考えるための簡単な解説と、日本の未来を変えるための著者の提案が書かれている本です。
主に6つの分野を取り上げています。
政治、経済・福祉、外交、メディア、治安、教育
なるほど、確かに腐ってると思う大問題たちです。
本書ではこれらを各章ごとに整理して、日本の現状を軽く歴史を振り返りながら解説した後、「日本の・・を変えるには」を提案しています。
うーん、この人どっちかというと左?・・・と思ったところが時々ありましたが、特に経済の章では右派・左派の問題点と弱点についてどっちに対してもけっこう厳しいところを突いていたので思わずうなづいてしまいました。
基本、「わかるなぁ」と思いながら読んでいました。
また、「売春の非犯罪化・・・管理売春と単純売春とは違う」や「日本の安全保障思想をきちんと構築する」は今まで考えつかなかったので目からうろこでした。教育においても通学以外の選択肢はできるだけ早く用意できればいいなぁと思うところ。
一番驚いたのはあとがきに書かれている
「私と立場が違っていてももちろん構いません。より実効的なアイデアがあれば、私はすぐにあなたのアイデアに転向します」
正直「はぁ?」と思ったのですが(笑)この手の「日本をより良くするためにどうすればいいか」的な意見を述べる人の多くが自分のポリシーに固執した頑固者が多い中、著者の姿勢は新鮮に感じました。
そうよ大事なのは誰のポリシーが正しいかじゃなくて、世の中が住みやすくなることなんですよね。
最近の私は荻上祭状態。この後「いじめを生む教室」読みます。
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とても良い本だった。
全体的に、課題の説明>解決方法の提案
どういうところが良いかというと、
○切り口が色々あって俯瞰的
○これまでの流れと現在の流れが簡潔にまとめられていて、知っている問題は復習に、あまり知らないところは端的に勉強になる。
○解決案も中々網羅的で地に足をつけた感じ。
これらをなるべく公正に、丁寧に議論を進めている。
それぞれの課題について、これまでの議論をひと段階掘り下げて新しい前提となるような感じ。
おススメ。
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チキさんと私とは20年ほどの年齢差がある。それが影響しているのか否かはわからないが、今後の展望について見解の相違はあるものの、さすがチキさんと思う提言がいくつもあり、勉強になった。大きな相違は今後の経済成長をどう考えるという点だ。
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とても読みやすくてわかりやすい
こんな風にいろんな物事をわかっていたら楽しかろう
もっと荻上さんの本読みたい
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歴史的背景から現在の日本の問題がコンパクトにまとまっている。個々の論点では同意できないところはあるけれど、わかりやすい
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まぁ、最近の左旋回しているチキ氏らしい本。ラジオで聞いている内容がほとんどなので、特に目新しい主張はありません。
しかし、いちいち賛同できない。なんでだろ。
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なるほど、大人になってから読み直せる社会の教科書だ。中学生でも理解できるくらいわかりやすい。
自分の知らない間に教育や子どもに関わる法律がいくつも施行されていることを知ったし、知らなかった概念やキーワードも多かった。自分と社会との関わりを見つめなおす必要があるな。
チキ氏の提案はどれも納得がいくものだが、実現が難しいものが多い。
自分は何ができるだろうか。