投稿元:
レビューを見る
”ベスト・エッセイ”に相応しいと思った。
みうらじゅんさん「ナナフシ・マップ」
町田 康さん「八つのこと」
恩田 睦「栞の救出」
植本一子(写真家)「また人を好きになってしまった」
山下澄人「この星と月との間」
などよかった。
また読み返したい。
投稿元:
レビューを見る
改めて、贅沢な一冊だなーと思う。初めて触れる作家さんとか、エッセイストさんとか。やっぱりこの人の文章のリズムは好きだなーとか。色々感じることが出来る。
投稿元:
レビューを見る
2017年に発表されたエッセイからのベスト、約80名ぶん。いずれも数ページ、雑誌や新聞などに掲載されたもの。編集委員は、角田光代・林真理子・藤沢周・町田康・三浦しをん。日本の今のエッセイストを網羅。作家が多いが、学者・評論家・アーティストなども。
これだけ並ぶと圧巻。いずれも、さすがベスト、うまいです。内容も多岐で、人間の考えることってすごいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
最近どうも「味わう」というより「消費する」という感じで読んでしまうな。エッセイは人の人生が表されていて、読んでいて面白い。万城目さんの話が奇妙で少しぞっとした。
投稿元:
レビューを見る
■収録作品&筆者(五十音順) 「たったオノマトペ」 阿川佐和子
「葛飾親爺 」 朝井まかて 「人生十五番勝負」 嵐山光三郎
「"今どきの若い者"はことば遣いにうるさすぎる」 飯間浩明
「おっくうの系譜」 池内 紀 「美唄,美深,美瑛,美々」 池澤夏樹
「五線紙と歩む作曲家人生」 池辺晋一郎
「思うままにならない人生」 五木寛之 「違いという近さ」 いとうせいこう 「隅っこの甘食」 戌井昭人
「『がんばっぺし』ならがんばれる 今村かほる
「また人を好きになってしまった」 植本一子
「夏の揺るがぬ決心」大竹 聡 「ノートは私だけの王国」小川洋子
「わが家の高校球児」 荻原 浩 「栞の救出」 恩田 陸
「真に出会うと」 角田光代 「日高山脈地図無し登山」 角幡唯介
「できることならスティードで・Trip4岡山」 加藤シゲアキ
「生命居住可能領域」鎌田浩毅 「昭和二十年夏,父の記憶上岡伸雄
「オレノナマエヲイッテミロ」 川上和人
「万能選手の詩人」 菅野昭正 「裏」 岸本佐知子
「意外な魚」 北方謙三 「寅さんの片思い」 工藤美代子
「アンパンと画廊」 黒井千次 「持たない3点セット」 黒川博行
「ハエちゃんのこと」 桑原裕子 「餡ころ餅」 小泉武夫
「正解のない言葉の冒険鴻巣友季子 「からだとこころ」齋藤亜矢
「インスタ映え」 酒井順子 「九十三歳のお正月」 佐藤愛子
「低速絶叫マシン」 佐藤多佳子 「ゾンビなんか怖くない椎名 誠
「叫べ『ん』と」 白崎映美 「原爆に抗い続けた重み」 青来有一
「悲しくない死別」 瀬戸内寂聴 「卓上の幻想」 曽野綾子
「長生きしたけりゃ旅に出ろ! 」 高野秀行
「定年がうらやましい」 髙橋秀実 「小説のおもしろさ」滝口悠生
「『さようなら』の理由」 竹内整一 「パンツのゴム」 田中慎弥
「日本独特の『型』」 外山健太郎
「〈知の限界を楽しむ心」 永田和宏 「ものとはONEか」 中西 進
「雨の行方」 中野美月 「五月の贈り物」 夏川草介
「星を投げる人」 橋爪大三郎 「度を過ぎた量はこわい」 橋本 治
「なにを食べたか」 馬場あき子 「LINEのおきて」 林 真理子
「雑草の効用」 曳地トシ 「断捨離とミニマリズム」 久間十義
「『カミナリおやじ』とは誰だったのか?」 平野啓一郎
「皮膚と心」 藤崎彩織 「紅葉」 藤沢 周
「海の色」 藤原智美 「読み書きのこと」 古川日出男
「貫いた誠実な姿勢」 細谷正充 「街角に悪」 万城目 学
「八つのこと。」 町田 康 「心の毛玉の解き方」 松井玲奈
「息苦しさが心配に松木武彦 「ナナフシ・マップ」 みうらじゅん
「たにまち願望」 三浦しをん 「サウナに入りたかったんだ」 宮沢章夫 「願わくは花のもとにて」 村山由佳 「『もののあわれ』の美意識」 山折哲雄 「ハミングで楽しい気分満喫」 山極寿一
「この星と月との間」 山下澄人 「学ぶとは」 養老孟司
「傷だらけの古机」 吉田篤弘 「それぞれのかなしみ」 若松英輔
「『からだの一部』」 鷲田清一
《出版社からのコメント》「そうそう,あるある! 」「へえ~知らなかった」「なるほど,おもしろい! 」「この人っ���,こういうことを考えていたんだ」などなど…。 さまざまなジャンルの書き手たちがえがく,日常生活から切り取った機知に富んだ随想,意見文。 そして亡くなられたあの方に捧げる一文など,2017年に新聞や雑誌などに発表された数多くのエッセイの中から,77編を厳選しました。 どこから読んでも楽しめる珠玉のエッセイ群
投稿元:
レビューを見る
毎年(といっても周回遅れもいいところだが)、この本は読むようにしている。珠玉のエッセイが集められている、ダボス会議(喩えが貧困だが)のような本だからである。今回は、なかでも藤崎彩織さんの皮膚と心がとても良かった。
投稿元:
レビューを見る
「そうそう,あるある! 」「へえ~知らなかった」「なるほど,おもしろい! 」「この人って,こういうことを考えていたんだ」などなど…。さまざまなジャンルの書き手たちがえがく,日常生活から切り取った機知に富んだ随想,意見文。
そして亡くなられたあの方に捧げる一文など,2017年に新聞や雑誌などに発表された数多くのエッセイの中から,77編を厳選しました。どこから読んでも楽しめる珠玉のエッセイ群を,どうぞご堪能ください。(アマゾン紹介文)
例年に比べて学者の方が多いような。そんな中でも異彩を放つ、鳥類学者の川上和人さんが素敵。
好みだったのは、池内紀さん、高野秀行さん、萩原浩さん、鴻巣友季子さん、佐藤多佳子さん、万城目学さん。
万城目学さんの『街角に悪』は、新聞掲載のものらしいけど、ショートショートのホラーのようにも思えた。
投稿元:
レビューを見る
ベストエッセイ集というだけ、とても良い。
4ページから8ページくらいの色々なエッセイが詰まっている。パッと開いたところを気楽に読めるのも、スマホ慣れした現代人にはちょうどよいかもしれない。
最近長い本を読んでいなくて、という時にリハビリ的に手に取るのにちょうどよい。
内容もよい、
「風葬は聞こえはよいが、単なる[野ざらし]である」という文章がツボにはいった。
その時の読み手の状況により、響く文章もかわるんだろうな。手元にあると面白い。
投稿元:
レビューを見る
毎年言ってしまうのですがエッセイをとりあげるメディアに偏りがある。京都新聞が多すぎないだろうか。みうらじゅん氏は元々は画像つきエッセイだが肝心の画像を掲載しないのでなんのことかわからなくなってしまっていて残念だった。個人的に鴻巣友季子さんの高校生向け翻訳教室を描いた話が一番面白かったです。山極寿一さんのゴリラのハミングも◎。逆に作り話だろうなあというような昔話が薄っぺらく感じた。
投稿元:
レビューを見る
普段読んだり慣れ親しんだ人も、今まで触れてこなかった人も、はたまたこんな人もいるの?!というような人など、様々なジャンルの方の随筆が読める、なんともお得な本でした。
普段、随筆を読見たい時は、自分と似たような考え方や憧れの人のものを手に取るため、わりかし似てるなー共感できるなーというような感想しかなかった。
けれど、いろんな分野の方の随筆を読むと、この人はこんな考え方だったのか、あの人は意外にもそんな考え方だったのね、のような意外な発見もある。
このエッセイ本から好みの作家を見つけるまでにもなるなど、新鮮な気持ちで人の考え方や生き方に触れられるのがとても気持ちが良かった。
2019年以降も読んでみたい。