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リベラルアーツ
自由になる為の学問
宗教や感じ方など生まれた時からの環境などで初期設定されてないか
それに対して疑って多様な視点と寛容をって
自分に埋め込まれた初期設定を手直しできるか
何に目を向けるかを選び
経験からどういう意味を汲み取るかを選ぶ
最初のあたりすごくよかったのに
段々と鬱病の人の考えが濃くなって残念
で実際作者は自殺してるのでなんとも
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たまたま手に取った雑誌の中でおすすめされていて、読んでみました。
スピーチの中で、彼が考える「ほんとうに大切な自由」について話をしているけれど、彼がこのスピーチの数年後に自ら命を絶ったということを思うと、胸が痛くなった。
スピーチは卒業生に向けた餞の言葉であるはずなのに、彼自身が自分を奮い立たせる為の、自戒の言葉にも聞こえた。だから、胸が痛くなった。
私たちは自由に考えることが出来るからこそ、何を選びとるかは自分が決めることが出来る。
自分も、相手も、同じように思いやって生きるということは、とても難しくて、でもそうすることが人の幸せにも繋がるんだと感じた。
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途中から気迫がすごい、こわい。メンタル逝ってる香りがする。
「考える容量を増やすことではなく、むしろ何を考えるべきかを選ぶ」
人は何かを崇拝する生き物だけど(崇拝がないのは傲慢すぎ)、無意識のうちの崇拝はゆだんならない、たこつぼの中に入ってっちゃうよ。気づいたら現実見えなくなっちゃうよ。というお話。
特に好きな一節。
「ほんとうに大切な自由というものはよく目を光らせ、しっかりと自意識を保ち、規律をまもり、努力を怠らず、真に他人を思いやることができて、そのために一身を投げうち、飽かず積み重ね、無数のとるにたりない、ささやかな行いを、色気とはほど遠いところで、毎日つづけることです」
色気とはほど遠いところで、 というのが何とも好きです。いかにも真理らしさがある。
けれどこれを完璧にしようとしたら頭に銃口突きつけてしまう日が早まるので、やはり自覚的に水を自覚しないことも大切なんだと思います。
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青山ブックセンターでみかけた美しい装丁に目を奪われ、思わず手に取った。
シンプルなタイトルと装丁に縁取られたこの短いスピーチは、その短さと深さにより何度も読み返したくなる。
「ものの考え方」とはなんだろう。
自らに問いかけ啓蒙する旅。
卒業式というと学業からの解放、というイメージをもつが
実はさにあらず、むしろ長い長い学びの旅が始まるのだ。
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リベラルアーツ
初期設定が自分中心
オートマチックで無意識まかせの思考法
それを変更するか できるか 否か
物の考え方を学ぶ とは
何をどう考えるかコントロールするすべを学ぶ
自分の感情じゃなく他人の状況を想像する
意思と精神のたゆまぬ努力
あなたが何を考えたいか
何に意味があり何に意味がないか
こころして決断する
本当に大切な自由というものは
よく目を光らせ しっかり自意識を保ち
規律を守り努力を怠らず
真に他人を思いやることができて
そのために一身を投げうち
飽きず積み重ね
無数の取るに足らない ささやかな行いを
色気とはほど遠いところで
毎日つづけることです。
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頭の初期設定を変える勇気を持ち、努力をすること。
本当の自由を手に入れることは、規律を守り、努力を怠らず、真に他人を思いやることができえそのために一身を投げうち飽かず積み重ね
無数の取るに足りない、ささやかな行いを色気とはほど遠いところで、毎日続けること。
これを50歳までに身につけて、銃で頭を撃ち抜きたいと思わないようにすることと述べた本人が自殺をした。
わたしにはこの人の言おうとすることがまだちゃんと理解できない。
半年ごとに読み返すと良いかもしれない。
2021/9/20追記
そんな真面目なこと言ってるから追い込まれるんだと思う。
この著者の主張は尤もだけど、ここで定義されてる自由が本当に人間にとって大切なのか?
普通の人間はこんなことを意識しただけで息が詰まってストレスになるだろうが、それを耐えた先に自由はあるのか?
自分の夢を叶える能力は手に入るかもしれないが、そこから夢を叶えるのだって苦労があるわけだし、自由の定義は人それぞれ。
この本は、そこそこ真面目で人生にすぐ疲れる私にとっては、こう考えた著者が自殺をしていることが教訓だと思う。
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人間、初期設定は自分中心。このままオートマチックに成長する例えがまさに大半の人間であろうものであり、その設定を変えるために学べたか気付けるか実行できるか。みたいなことだろうか。読むタイミングや回数によっても解釈が変わりそうな本。
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自分史上のベスト10に入る内容の本だと思いました。
何回も読み返しました。
声に出しても読みました。
息子にも読んでもらいました。彼も心に残ったようです。
いつも読めるよう、読みかえせるようにに置いておいてくれ!と言っていました。
自分の傲慢なデフォルトをどう調整するか?それが
学ぶこと。。。
とてもためになる話だと思いました。
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どこかの書店さんのSNSで知り。
リベラルというといまは別の意味となりがち(解説でも触れられてるけど)で、本来のリベラル・アーツというのはそれこそ現在でいうところの多様性というものにつながる考え方、学問なのだろうと。
凝り固まった初期設定をいかに上書いていくか。。
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人文書ジャンルでおすすめされていて購入。
リベラルアーツの本質を卒業生に卒業スピーチとして説いたアメリカの作家デヴィッド・フォスター・ウォレスについて無知だった。彼は躁鬱病を抱えながらこのスピーチを行い、同年他大学で卒業スピーチをしたジョブス以上に絶賛されたが、この3年後、自ら縊死している。享年46歳。
作家として作品も世に出し、大学で教鞭をとり、妻と幸せに暮らしてもなお、精神疾患というのはどれほど人を苛むものだか計り知れない。
自分は未だ経験していない病ではあるが、体調を崩して仕事を休み、自分の生産性の低さに辟易した日には、深く心に響き、考えさせられる本であった。
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初期設定、というフレーズにはっとさせられる。
言われたくない現実を突きつけられて泣きそうになるけれど、そこから脱却できるかは自分自身。
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“ほんとうに大切な自由とは、(中略) 無数の取るに足りない、ささやかな行いを色気とはほど遠いところで、毎日つづけることです”
はなむけの席のスピーチなのに、首尾一貫してリベラルアーツと、冷めた現実主義の世界が展開。
「 これは水です」ー 見えない世間の「水」を、 さりげない言葉で見える言葉に綴り出して、見せてくれる。
自殺をほのめかすような言葉も綴られていて、それが当事者自身に降りかかってしまったのが残念でならない。
鬱病の希死念慮は、奇才をもってしても、考え方でどうなるものではなく服薬をやめてはならない、周囲は目を離してはならないと言う別の示唆も、訳者あとがきと著者の生き様から分かります。
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大学卒業の時のスピーチで
スティーブジョブスを超えたと絶賛された内容。
大学で学ぶのは授業料と引き換えに学位を取得するためではない。
社会に出てから何をどのように考えるかを学ぶためだ。
具体的を交えて考え方は生き方をも変えることを諭す本。
考えが深くなる。
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これは水です
著作者:デヴィッド・フォスター・ウォレス
田畑書店
天才ポストモダンな作家が若者たちに遺した珠玉のメッセージ
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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アメリカの大学の卒業記念講演。
雑貨屋さんで面陳されており手に取った。
装丁もよく読みやすい。
内容は多面的な価値観の大切さを解きつつ
「これから君たちを待つのは退屈な日々です」
といいきる。
自殺するような大人になるなと伝えながら
本人は3年後自殺したという。。
そのこと自体もいろんな捉え方がある、ともいえそう。