紙の本
食事の記憶と日常
2018/09/30 17:41
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投稿者:figaro - この投稿者のレビュー一覧を見る
「はじめ食堂」で出てくる海老フライ、ローストビーフ、オムレツなど、なぜか懐かしく感じる。
この小説で起こる事柄にすごいことはなく、すべてが日常にありがちなことだ。そして、その日常のなかで、ごく普通な食事をする。それは私たちも同じ。日々、三ツ星レストランで食事を済ませている人はごく少数だろう。
そう、日々の食事の記憶はそのごく普通の日々とを直結させるのだ。だから、懐かしさを感じさせるのだ。
ごちそうさま。
紙の本
ますます垂涎ハジメ食堂
2018/08/22 18:48
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回おいしそうなもの満載。
下町ご近所界隈の食で繋がる人の輪。和。
こんな食堂が近所にあったら毎日通っちゃうな。
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもと変わらず過ごせることが、とても幸せだなあと思う作品である。どんなレシピが出てくるかワクワクして、楽しく読めた。
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花見弁当
2021/02/22 20:26
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめ食堂のご飯は季節感があって本当に美味しそう。一子さん、二三さん、万里君に常連客達の息もぴったりでますます楽しいです。
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思い出と変わりゆく時
2020/12/27 14:19
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
メイに恋人ができて、恋人と一緒にお店を出す夢に向かうも、お相手は詐欺師!
万里達が気づいて危機を脱す。
表題の「ふたりの花見弁当」ははじめ食堂の常連の三原さんの招待で常連のみんなが美味しいお弁当を食べて、ダンスに、楽しい時間だった。
花見は三原さんが亡くなった妻を思い出し、ちょっぴり寂しくて、ひとりの侘しさを感じる。
昔の輝かしい栄光のレストランはいつのまにか人々に取り残され衰退の一途。
ただ悲しむだけではなく、これからもお客様に喜んでもらえるお店にしようと気持ちを盛り上げる3人が逞しい。
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そうなっちゃったかー
2022/10/08 10:58
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の都合上つながりのある人たちがお店で出会ったり、
やたらと狭い範囲の交友関係の中で出会ったり。
そういうの興ざめ。
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今回も出てくる料理がどれも美味しそう。と巻末にレシピもついているので作りたくなってくる。常連のお客さんでお気に入りは三原さん。脳内イメージはなぜか里見浩太朗さんです。ドラマ化したらいいのに。
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はじめ食堂のみんなも、常連のみんなも相変わらずで
嬉しい。
はじめ食堂の雰囲気、温かくて大好き。
おばちゃん2人は、それぞれに高齢だけど、新しいものに
チャレンジする柔軟さもある。
甘味屋さんでの出来事は、あれ?と思ったのが当たって
嬉しい。
コロッケは、本当に手間がかかる。でも、その分おいしい
のよね。市販のは、どれも甘みがあって好みではないので。
あー。コロッケを作りたくなってきた。
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本当にこのシリーズは 回を重ねるほど面白くなっていくなぁ。どんどん登場人物たちがイキイキしてきたって言うか。特に万里くんの急成長ぶりはすごい。すっかり逞しく また気遣いのできる素敵な料理人に成長してきていて 今後もますます楽しみ。次回作が待ち遠しい。
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姑の一子と嫁の二三に手伝いの万里の3人で
営む「はじめ食堂」。その常連客のひとり
三原が、一子たちをお花見に招待したいという。
一子は家族と親しい人を誘って出かけるが…。
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食堂のおばちゃんシリーズ、第4弾。
時を経て変わらないものなど無い。
人は老い、店は古びる。
それとどう向き合っていくのか、ということがテーマだった気がします。
もともと、一子の方はもう高齢なので…
いつまで店を続けられるかということは常に考えている。
そして、はじめ食堂は、孝蔵と一子が洋食屋を営んでいた頃から、一子と二三が営むようになった今では、昼は食堂・夜は居酒屋…と商売の形態を替えている。
今また、万里という新しい風が吹きこんで、店の新陳代謝も盛んになりつつあるようだ。
第一話 おせちのローストビーフ
暮れから正月。
今では洋風おせちも定番。
今までと違ったものは、最初は珍妙に思われるが、やがては普通になって行くのだろう(という希望も込めて)
第二話 福豆の行方
節分。
鬼やらいと怪しいやつを燻りだした話は重なっているのかな?
この前の後藤さんの事案とダブるけど…
最後にちらっと描かれる、メイの複雑な気持ちが…やはりそこはしかたないよね、全く同じとはいかないよね、と。
第三話 不倫の白酒
素敵なおじ様に憧れてしまうのは仕方がない。
あなたは老いるのではなく大人になりなさい、という一子の説得が素晴らしい。
女の子の成長を祝う桃の節句に掛けて。
第四話 ふたりの花見弁当
いつも一人で眺める桜を、今年はみんなで楽しみたい、と一人暮らしの三原。
思い出の中までは他人が入り込んではいけないもの。
第五話 サスペンスなあんみつ
ゴールデンウィークの食べ歩き。
思い出のお店の顛末が、悲しくもあるけれど、二人にとっては勉強にもなったのだろう。
昔行ったきり、久しぶりすぎる再訪問…
結果はどうあれ、その間もお店は必死で生き残りの努力をしていたのは確か。
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お店ものは飽きるほど読んできたけれど、やはり美味しそう。
無理に料理を登場させているのではなく、作者が本当に美味しいと思って書いているからだと思う。
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食堂のおばちゃんシリーズ第4弾。
相変わらずほっこりと優しい気持ちにさせられました。
万里くんがどんどん成長して、
あっという間にはじめ食堂の立派な料理人に!
このシリーズを読むと、
美味しいご飯を食べた気になって
気持ちも心も幸せ一杯になります。
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食堂のおばちゃんシリーズも第4弾。
一子と二三、そして万里くんが作る、ごはんのあたたかで美味しそうなこと。
こんな食堂が近くにあれば、常連になりたい!
第4弾では、お正月、節分、桃の節句、お花見、ゴールデンウィーク等々。
季節感たっぷり。
第5弾が楽しみ。
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いつもながらの安定感。数々の問題も はじめ食堂 にかかったらお茶の子さいさい!
第2話「福豆の行方」は切なかった(涙)
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料理もさることながら、来るお客さんたちの心の機微が描かれているのがよい。最近こういう料理系小説が文庫で色々出てるけど、これはその中でも渋めな設定。でもそこがよい。