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ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 下 みんなのレビュー

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みんなのレビュー200件

みんなの評価4.3

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2019/11/30 23:02

上巻より面白い

投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を語りたがる人は専ら「サピエンス全史と同じく、上巻のが面白い」と言いたがるが、前作はそうであったが今作はそうではない
こう言いたがる人はまともにじっくり読み進める事をしない人に多い気がする
さて今作。絶望の未来を語っている事に変わりはないのだが。
まず「(厳密な意味での)成長は自然法則に反する」には驚いた
人間至上主義はすなわち自分で考えろ。
それにより芸術の定義も変わってしまったと。ロックが黒人から白人の手に奪われてしまったのも興味深かった。
確かに今の辞書でもロックの起源をややぼかして表現している
自由主義=客は常に正しいであり。伝統的宗教は自由主義の真の代替を提供していない。また人類にも自由意志などない。遺伝子の選択であり人類も動物であるという上巻でも触れていた内容に若干戻る場面も。
無意識の影の存在に触れてくれているのもありがたかった。
「なぜ、思いついたのか?何も考えない事はできるか?」できなかった。つまり私たちは遺伝子の奴隷だ。
テスト勉強時、掃除やゲームしたがる理由もわかったのは僥倖であった。
途中から本格的にAIにも触れていく。
科学で人間は超えられていく。右脳と左脳で全く別の事を考えているのにサピエンスはそれにすら自覚できない。もう一人の自分の存在をAIはどう見るのだろうか。
サピエンスの特性として苦痛を平均化する、特に最後に影響されやすいと。例として出産を挙げているが、私はサウナを思いついた
自分探しして本当の自分を探そうとする事は、サンタがいると信じたい人であると。
サピエンスはAIに支配されるのを望む存在になるというが、もうなっていると思う
ただ支配されるとすぐに人類が本当に絶滅させられるだろうとも
サイクルロードのプロ選手も今やデータ管理されたトレーニングメニューが「吐くほどきつい。正直、何度も続けたくないと思った。でも自分以上に自分を科学的にトレーナーに知られているので嘘も通らない」と語っているのを別の機会に聞いたが、それのトレーナーがAIになるとおもえば良い。
この自分以上に自分を知る存在に対し、政治機構も既に対応策を失しているとする。権力はどこに行ったのか?
そして今の日本でも進みつつある貧乏人切り捨ては、人間の本性から言ってもAIの発達面からも当然の未来であると。またサピエンスは電磁スペクトルのごく一部しか知覚できない。
サピエンスの知る世界は狭すぎるなぁ
その狭すぎる世界の中でも更に狩猟採集民族時代よりも最近のサピエンスは「嗅覚」「注意力」「夢コントロール力」を退化させてきたと。まさに。
本当の友人も少なくなったと。せめぎ合う感情、湧き上がる不安に寄り添う時間をたっぷり与えてくれる友人はどれだけいるだろうか?
そして陰謀論よりはるかに現実は複雑であり、政治機構と同様、陰謀を仕掛ける事は現代社会では不可能に近いとするがこれはどうだろう?
結構ここは差っ引いて読むのがいいんじゃないかと思う。
だって別の章で「AIには絶対に感知されない人類も少数ながら存在する」とも言ってるわけだし
アルゴリズム情報の権利が人間の権利より優先され、人間の権利を侵害してくるというが。これももう始まっているよね
本当に強いのは「何を無視するべきか知っているもの」
ここにやはり鍵はあると思う。
そして訳者あとがき=要約であったので、気になる方はまず訳者あとがきから読む事を勧めたい

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低い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2019/05/09 11:42

アルゴリズムとしての人類

投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る

人類をアルゴリズムの一つととらえ、テクノロジー(データ処理技術)の発展がどれほど自由主義や民主主義、ひいては人間至上主義(ヒューマニズム)が前提する、人間の経験こそが世界に意味を与えるという世界観、哲学に影響を与えうるものであるかを論じる。予測(選択肢の提示)はもちろんだけど、それ以上に現在の価値観がどのような前提に立つのか、ということを改めて意識させられた

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紙の本

上巻より面白い

2019/11/30 23:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を語りたがる人は専ら「サピエンス全史と同じく、上巻のが面白い」と言いたがるが、前作はそうであったが今作はそうではない
こう言いたがる人はまともにじっくり読み進める事をしない人に多い気がする
さて今作。絶望の未来を語っている事に変わりはないのだが。
まず「(厳密な意味での)成長は自然法則に反する」には驚いた
人間至上主義はすなわち自分で考えろ。
それにより芸術の定義も変わってしまったと。ロックが黒人から白人の手に奪われてしまったのも興味深かった。
確かに今の辞書でもロックの起源をややぼかして表現している
自由主義=客は常に正しいであり。伝統的宗教は自由主義の真の代替を提供していない。また人類にも自由意志などない。遺伝子の選択であり人類も動物であるという上巻でも触れていた内容に若干戻る場面も。
無意識の影の存在に触れてくれているのもありがたかった。
「なぜ、思いついたのか?何も考えない事はできるか?」できなかった。つまり私たちは遺伝子の奴隷だ。
テスト勉強時、掃除やゲームしたがる理由もわかったのは僥倖であった。
途中から本格的にAIにも触れていく。
科学で人間は超えられていく。右脳と左脳で全く別の事を考えているのにサピエンスはそれにすら自覚できない。もう一人の自分の存在をAIはどう見るのだろうか。
サピエンスの特性として苦痛を平均化する、特に最後に影響されやすいと。例として出産を挙げているが、私はサウナを思いついた
自分探しして本当の自分を探そうとする事は、サンタがいると信じたい人であると。
サピエンスはAIに支配されるのを望む存在になるというが、もうなっていると思う
ただ支配されるとすぐに人類が本当に絶滅させられるだろうとも
サイクルロードのプロ選手も今やデータ管理されたトレーニングメニューが「吐くほどきつい。正直、何度も続けたくないと思った。でも自分以上に自分を科学的にトレーナーに知られているので嘘も通らない」と語っているのを別の機会に聞いたが、それのトレーナーがAIになるとおもえば良い。
この自分以上に自分を知る存在に対し、政治機構も既に対応策を失しているとする。権力はどこに行ったのか?
そして今の日本でも進みつつある貧乏人切り捨ては、人間の本性から言ってもAIの発達面からも当然の未来であると。またサピエンスは電磁スペクトルのごく一部しか知覚できない。
サピエンスの知る世界は狭すぎるなぁ
その狭すぎる世界の中でも更に狩猟採集民族時代よりも最近のサピエンスは「嗅覚」「注意力」「夢コントロール力」を退化させてきたと。まさに。
本当の友人も少なくなったと。せめぎ合う感情、湧き上がる不安に寄り添う時間をたっぷり与えてくれる友人はどれだけいるだろうか?
そして陰謀論よりはるかに現実は複雑であり、政治機構と同様、陰謀を仕掛ける事は現代社会では不可能に近いとするがこれはどうだろう?
結構ここは差っ引いて読むのがいいんじゃないかと思う。
だって別の章で「AIには絶対に感知されない人類も少数ながら存在する」とも言ってるわけだし
アルゴリズム情報の権利が人間の権利より優先され、人間の権利を侵害してくるというが。これももう始まっているよね
本当に強いのは「何を無視するべきか知っているもの」
ここにやはり鍵はあると思う。
そして訳者あとがき=要約であったので、気になる方はまず訳者あとがきから読む事を勧めたい

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紙の本

アルゴリズムとしての人類

2019/05/09 11:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る

人類をアルゴリズムの一つととらえ、テクノロジー(データ処理技術)の発展がどれほど自由主義や民主主義、ひいては人間至上主義(ヒューマニズム)が前提する、人間の経験こそが世界に意味を与えるという世界観、哲学に影響を与えうるものであるかを論じる。予測(選択肢の提示)はもちろんだけど、それ以上に現在の価値観がどのような前提に立つのか、ということを改めて意識させられた

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紙の本

われ思うゆえにわれあり

2018/10/16 10:33

3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たか - この投稿者のレビュー一覧を見る

われ思うゆえにわれあり

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2019/05/18 17:16

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2018/10/21 12:15

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2018/09/13 21:49

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2018/09/17 19:49

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2018/10/01 01:34

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2018/10/06 17:03

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2021/07/11 18:15

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2018/09/24 22:39

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2018/09/26 23:39

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