紙の本
栗原女子、母子家庭のネグレクトに挑む
2018/09/04 07:26
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉山春氏の「ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件」は、2010年夏、大阪市内のマンションで3歳の女児と1歳9カ月の男児の死体が発見された事件を追ったもの。母子家庭の母親のネグレクトが原因だ。なぜ幼い二人は命を落とさなければならなかったのか。母親だけの責任なのか。家族・近所・行政は何をしていたのか。事件の経緯を追いかけ、虐待について考える優れたルポルタージュだった。
今回の「健康で・・・」の現場は、子ども二人が汚れきった部屋の一室に取り残されているところを発見されることから始まる。この部屋の子どもの物乞いが発見のきっかけだ。母子家庭のネグレクトがうかがわれる。このケースを担当するのは栗橋女史。主人公のえみるは今回脇役。これに、子ども家庭支援課の金子いくよがからむ。この金子の仕事ぶりが「かっこいい」。本書では問題の母親が、「これでもか」という問題に直面していく。無表情の母親の得体が知れない闇の表情が怖いが・・・。子どもの「妹がほしい」という言葉に見せる表情の変化が、この漫画の「秀逸さ」を物語っている。
えみるの活躍は次号以降。母親の実家がえみるの担当地域で生活保護を受けているらしい。目が離せませんぞ。
紙の本
また、新たな・・・
2018/09/05 21:43
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマの進行が原作を追い抜いてしまったのか?
また、別の問題が発生します。
でも、ドラマの予告編で、同じセリフが違う人間関係で・・・。
さて、波乱の展開か?
これは楽しみだ。
帯にも、
吉岡里帆、絶賛の文字が・・・
原作を追いかけてきた方も、
ドラマを真剣に見てきた方も、
これは、読むしかないですね。
電子書籍
シングルマザー
2022/08/19 22:08
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもクールな栗橋さんが、怒ったり悩んだり、ときにはえみるにアドバイスをもらったりして、シングルマザーと子供たちを助けようと奮闘しています。
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
福祉課
大変そう。同期で同じ給料ならわりかし定時待ちしている課とかと衝突...とか?
だから、行政って縦割りなのwww
結末が気になるストーリーです。
電子書籍
子供の貧困
2018/09/02 23:29
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
祖母の世代からの生活保護の連鎖。
それなのに子供だけは作ると・・・
今いる子供を幸せにできてないのにまだ産む気なのがむかつく。
離婚してなくてこの状態で生活保護出るんだったら偽装でいくらでも受給できそうな。
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子どもの貧困編スタート。
子どもの虐待や育児放棄の事件が目立つ昨今ですが、
親御さんの事情、人間関係の事情、
家系にまでさかのぼる事情…と、人それぞれ。
全部一括りにできることではありません。
でも、子供たちにとっては、精神にはもちろん
生命にすら関わる問題。どこに解決の道が…?
メインが義経さんではなく、割とクールに捉えそうな
栗橋さんだというのも興味深いです。展開に期待!
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これを虐待、と言っていいのか。起こってる事は“虐待”なのかもしれないけど……と、簡単には解決できそうにはない7巻。続きはどうなる?
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読了。女の人ばかりが、苦労させられているなと感じた。父親の顔が見えないと思った。今の世の中、男女平等になってると感じていた。違うなと思った。シングルマザーが生きて行くのに風俗の選択しないで生活できる世の中になれば、自分の娘にたいして安心した世の中になるのにと考えた。風俗は必要悪でなく、男の性についての真剣な理解が必要ではと思った。
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子どもの貧困編。重い・・・。
でもここまで極端では無いにしろ、断片的には関連するような状況も知らないではない。どうしたらいいのか、深く考えさせられる。
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今回は理性的で知性的で、けれどもまだ新人2年目の栗橋さんが主人公。子どもの貧困編に突入。アルコール依存症編と同じく、一巻では終わらなかった。一巻で終わらすスタイルでは無理がある、ここまで読んでくれたら固定読者は逃げないだろう、等々の編集者の判断が透けて見えるが、まあその通りでしょ。
ここまで読んできた読者はわかるだろうが、受給者は決して善良な弱者然としては現れない。けれども悪人でもない(場合がほとんどだ)。しかも、子どももいる。先ずは「命」、そして「安全」、そのあとに「思い」を聴いてゆく。ホントに経験値が必要な職業である。この親子のように手続きをしても、逃げて行方不明になった人もいるだろう。他の理由だけど、そういう人を私も知っている。でも役所としては諦めずに必要なことをして欲しいとは思う。ケースワーカーさん、ホントにお疲れ様。
巻末の「教えて半田さん」では、世の中で誤解のある二大質問に答えていた。多くの国民は貧困層の半分以上が生活保護を受けていると思っている。「困窮した要保護状態にあるのに、実際に利用出来ている人の割合、捕捉率は2割程度」という割合を世の中は知らない。これは欧州の捕捉率の6ー9割と比べると、相当少ないのである。日本は「与え過ぎている」のではない、「まだまだ」なのだ。「でも、生活保護の予算がこのまま増えていくと、財政破綻するのでは?」というよくある疑問に半田さんはこう答える。「海外の生活保護費と比較するとわかるのですが、日本のGDPに占める割合は極端に低いんです。また、支給された生活保護費も国内消費として循環していくことを考えると、財政への影響を予算面だけで非難するのはおかしいのではないでしょうか(私注…これは貯金や海外投資に回る可能性のある賃金アップと比べても、必ず国内消費に回るという意味でも効率の良い公共投資ではないでしょうか。更に言えば、防衛費の5兆円は、安倍内閣になって右肩上がり。これこそ、削減するべきではないか?)。それに、そもそも生活保護費は国民の命を守るための支出。財政問題を理由に引き下げるという考え方は「最後のセーフティネット」である生活保護の捉え方として、根本的に間違っていると思います」全く同意である。
2018年9月読了
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新刊が出たので即読み。テーマは「子どもの貧困」。主人公を理性的な栗橋氏にしているので、その問題が更に重くクローズアップされる。世代に渡る貧困の連鎖。関わっている者にも無力感がある事例であるが、関わり続けるしか解決がつかないのか。余韻を残し、次巻に続く。
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「子どもの貧困編」
千奈が声を荒げるというのは、佐野親子に何か感じるものがあったのでしょうか。
生活保護への偏見は、幼少時から教育していくしかないのかも。
いや、5ちゃんねる風な投稿を読んでいる佐野がどう感じていたかを思うとね。
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面白いけれども、重たい題材ですね! 今回は母子家庭、それも生活が困窮している世帯のお話なんですけれども…なんというか、現代でもこうした家庭はたくさんあるように思いましたね! この母子家庭が今後どうなっていくのか、注目であります…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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すごい話。の回。
親子三代続く、貧困の連鎖・・・
福祉を受けていても、抜け出せない壁・・・
クールなキャラの栗橋さん(頼りになる)が、
義経さん(空気が読めないのに悩んでる)に気付かされることもある・・・
いいコンビなんだよね。
足りないものを埋め合うって感じで。
そのコンビが組んで、親子の問題にいざ!
ってとこで終了してる。
・・・8巻早く読みたいな。
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栗橋がブチギレた時の金子さんのフォローがよかった。
巻末のQ&Aで半田さんが行っていた「相談者の伴走者」になるには、ハードルが高いな…
お母さんの表情や反応、リアリティある。