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投稿者:うふす - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までこういうものを読んだことがなかったのでとても新鮮な気持ちで読めたし、
なんだか名探偵になった気持ちにもなることが出来ました。
最近読んだ中でイチオシです!
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2018.10.18読了。どの作家も面白い内容でしたが、ガチガチの本格を求める人にとっては肩透かしかも。個人的には芦沢央がお気に入りです。
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共通の密室トリックを使ったアンソロジー。島田荘司の新刊『鳥居の密室』の一部は本書にも収録されている。
似鳥鶏を目当てに買ったのだが、それぞれ、趣向を凝らした内容で面白かった。特に『神秘の彼女』が面白かったので、彩瀬まるは長いものも読んでみたい。
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糸などを使って鍵を閉めるトリックに限定したアンソロジー。なかなか面白い趣向だと思います。収録作の中では友井羊の「大叔母のこと」がよかったなぁ。謎を追いかけることで、少しずつその人の人となりが見えてくるっていう流れは見事です。
ミステリーで使い古されたトリックはまだまだあります。これはシリーズ化して続けて欲しいな。
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テーマがまずおもしろい。古典的密室トリック、クレセント錠やサムターンを外から回して密室にする・・・という手法を取り入れて作られたお話。
試したことはないから知らないが、どうやら単に糸をかけて引っ張るだけではダメらしい。その点も踏まえて各話、じゃあどうするか?というひろがりもあってミステリー初心者には新鮮。テーマを抜きにしてもどれも面白く読んだ。彩瀬さん以外は初読み作家さん。
友井羊「大叔母のこと」がしみじみと深みがあって好きかな。トリックの使いどころは単純でメインにはなっていないし、そもそもの謎解きも技巧的なものではないので、ミステリーにはくくりにくいかも。でも若い美奈の気持ちと、彼氏とともにたどる過去探しのテンポ、かつて熱い思いを抱いていた大叔母たちの若かりし頃の様子・・・が、むりなく緩やかに繋がっている感じが良かった。幸せになって、不幸になって、それらが糸のように結ばれていき、人の営みに続いていく。
その「糸」に、書斎のドアにひっそりと仕掛けられた糸の残像を見たりして・・・。
彩瀬まる「神秘の彼女」も愉快な話だった。既読の長編とはまた少し違う印象。由良さんの言動を深読みするべきなのか、そのまま受け止めるべきなのか?!
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似鳥鶏さん、友井羊さん、彩瀬まるさん、芦沢央さん、島田荘司さんの5人の作家さんによる同一トリックアンソロジー。
お題としてトリック(紐で密室を作る)が先に設定されていて、作家さんが思い思いのストーリーに仕上げるなんて、面白い試み。
似鳥鶏さん「このトリックの問題」はお題に忠実、かつ似鳥さんらしく面白い。
友井羊さん「大叔母のこと」は、日常の謎のミステリ。気持ちが温かくなりました。
彩瀬まるさん「神秘の彼女」、いきなり”金の廬舎那仏”が出てきて、もうノリがとっても面白い!いつトリックが出てくるのかなぁ、と思いながら読んでましたが、ラストで自分の頭の中で想像すればいいのかしら。あと、春さんとのその後が気になります。
芦沢央さん「薄着の彼女」、ラスト2行にやられました!ぜひ、2時間ドラマ化をお願いしたいです(笑)。
島田荘司さん「世界にただひとりのサンタクロース」、本格ミステリーですね。ただ、トリックがお題のものとは違っているような気がしますし、この短編は長編小説「鳥居の密室」という作品の一部として書かれた、とのことなので、あえて収載しなくてもよかったのでは?と思います。
(島田さんファンには申し訳ありませんが、「新潮文庫nex」というレーベルには若干違和感が…)
本書で執筆されている作家さんのうち、今までに読んだことがあるのは似鳥鶏さん、芦沢央さんだけ。アンソロジーは読んだことのない作家さんの作品への入り口にもなっていいですね。
友井羊さん、彩瀬まるさんの作品も読んでみたくなりました。
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2018年102冊目。糸を使って外から鍵をかけて密室を作り出す。使い古されたトリックを基に作られたアンソロジー。似鳥さんの作品が一番テーマに沿ってて、かつそれが存分に生かされていた。ユーモアたっぷりの注釈も相変わらず楽しい。
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糸を使って鍵をかけた密室。というトリックから5人の作家が短編を書く。うーむ、面白い。
同じ状況なのにこんなにも景色の違った物語がうみだされるとはね。それぞれにそれぞれらしいニヤニヤしたりハラハラしたりしみじみしたり。これは楽しい。
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同じテーマの密室アンソロジー5作。
趣向が全然違うし、面白さもいい。
アンソロジーのお得感良さが出てる。
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やっぱり、島田荘司さんは格が違う。 このメンバーだと、他の4人が束になっても適わないね。 よく書いてくださった。 島田さんがなかったら、読んでなかったと思う。 他は、同じ設定でも、奇天烈なキャラを出してるだけというか。 最初の白玖が、1番まともに思える(^^; (御手洗さん除く) 御手洗さんは本当に好き。 今回の鳥居のささった建物、本当にあるなら見て見たかった。 真相は、ちょこっとかすったので、なんだか嬉しい。
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【収録作品】「このトリックの問題点」 似鳥鶏/「大叔母のこと」 友井羊/「神秘の彼女」 彩瀬まる/「薄着の女」 芦沢央/「世界にただひとりのサンタクロース」 島田荘司
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クレセント錠のかかった密室をテーマにしたアンソロジー。島田作品はあまり読んだことないが、密度が違う気がした。好きなのは似鳥さん、彩瀬さん。
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似鶏さん、彩瀬さんのみ既読の作家さん。このお2人目当てで読みましたが、どの短編も非常に面白かった♪似鶏さんの注釈とか芦沢さんの提供、とかくすっと笑える所も満載。芦沢さんの作品が一番王道ミステリーで、全編ドラマ化しても面白いと思われます。土地勘的にも島田さんの作品は親近感持って読めました。少し切ない真実だっただけにその後が知りたい。長編小説からの抜粋という事なのでまた積読が増えました。個人的には彩瀬さんの作品が一番好き。私も彼女と話がしてみたい。ネタバレになるので書きませんが、春さんは優秀ですよね。
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「クレセント錠に紐を使って外から鍵を掛けるトリックです」と、密室トリックのネタバラシを最初にやってしまい、そこから各作家がストーリーを組み立てた4作に、島田荘司先生の最新作『鳥居の密室』の原型になった短編を加えたアンソロジー。
「これは双子トリックです」などとトリックを先に書く例は以前にもあったが、こういう競作の形をとるアイデアは斬新で面白かった。4作の中では友井羊さんのハートウォーミングな作品が良かった。でも、何と言っても島田先生、やはり貫禄勝ちだよね(^-^)。
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糸を使って密室を作る、というテーマで5人の作家が物語を作る。同じテーマなのに全く違った物語が生まれるおもしろさ。