紙の本
面白かったです
2022/06/10 20:30
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
良い意味で時代小説っぽくない感じでとても読みやすかったです。ぺーじをめくる手が止まらないほどのめり込める面白さでした。続きが楽しみです。
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勢いを感じる面白さ!
2018/08/02 17:12
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、時代小説を書かせたら一番面白いのではないかと思わせる、勢いのある今村翔吾さんの新シリーズです。簡単に言えば夜逃げや本舗の時代劇版ですね。
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やっと読めた
2020/02/26 20:33
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投稿者:藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと気になっていたシリーズで、やっと1作目を読むことができました。
やっぱり面白いです。
こういう主人公はやっぱり強くてかっこいいですね。
今回は自己紹介的な感じでしょうか。
まだまだ、裏には色々ありそうです。
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江戸のハードボイルド
2021/03/17 13:58
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
奥底にどこか乾いた雰囲気が漂う作品。江戸を舞台にしたハードボイルドか。
ほろ苦いハッピーエンドだった。
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時は江戸、人生をやり直したい者を見事な手際でくらませるというくらまし屋の活躍を描いたシリーズ第1弾。
読み始めた1ページから一気に物語の世界にはまり、主人公の魅力や手に汗握る物語の展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。
物語の裏には、主人公の過去の謎だったり、まだ姿を見せない黒幕の存在だったり、凄腕の剣豪の存在が垣間見えるなど、この巻だけでは味わいつくせない、魅力がたくさん詰まっていました。
おまけに、同作者の「ぼろ鳶組」シリーズと重なる所も描かれ、思わずニヤリとしてしまう場面も。
時代小説のニューヒーローの登場に今後の展開がいやがうえにも期待してしまうのでした。
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今村さんの新シリーズ。こちらもまた読み応えがあってとても面白かった。仲間と共に確実に仕事をこなしていく様子は痛快でもあった。今回は相手が香具師だったから余計に勧善懲悪的な感じもあって、どちらも人を殺しているのに嫌悪感なく読めました。必殺仕事人的な雰囲気があるので多少の窮地も安心感を持って読めるのが良い。平九郎の物語はおいおい語られるのだろうけれど、まずは喜八の思いが届いていた事に安心しました。次から確実に絡んでくるであろう二人も上手く登場させていて、やっぱり筆力ある作家さんだな、と思います。
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火消しの次は夜逃げ屋。今村さん、またまた面白いお話を書いてくれました。やくざの足抜けだったんですが、ハッピーエンドじゃなかったのが切ないお話だったです。なんだかとっても恐い異常な集団が絡んでて、平九郎の過去にも大きく関わりがありそうで。この恐い集団、何をしてるのか想像ができるんですが めっちゃ恐いです。ぼろ鳶とは違って爽快感はあんまりないかも。
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”必殺仕事人”と”るろうに剣心”を足したような痛快時代小説。面白くて一気読み。
あらすじ(背表紙より)
万次と喜八は、浅草界隈を牛耳っている香具師・丑蔵の子分。親分の信頼も篤いふたりが、理由あって、やくざ稼業から足抜けをすべく、集金した銭を持って江戸から逃げることに。だが、丑蔵が放った刺客たちに追い詰められ、ふたりは高輪の大親分・禄兵衛の元に決死の思いで逃げ込んだ。
禄兵衛は、銭さえ払えば必ず逃がしてくれる男を紹介すると言うが──涙あり、笑いあり、手に汗を握るシーンあり、大きく深い感動ありのノンストップエンターテインメント時代小説、ここに開幕! (解説・吉田伸子)
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面白かった!これぞエンターテインメント!という感じで。
むかし見ていた時代劇を思い出して、スカッとした。
駕籠を使って目をくらますところなんか、とても気分が良かった。
平九郎はじめ、主要登場人物のキャラが立っているので、よりエンタメ感が出るのだと思う。
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依頼を受けて人をくらます稼業。
必ず、くらませる。
これはいろいろありそうだぁ。
やっぱり、予想を違えず面白かった。
なんてスピード感なんだ!
なんて策士なんだ!
そして魅力的な主人公平九郎。
脇を固める魅力的なキャラクター達。
平九郎の身の上やくらまし屋稼業の
なんだか辛そうなことが多そうなのが
また続きを読みたくなる。
続いて2作目へ、急げ!
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タイトル通り、行方をくらましたい人をくらませる稼業『くらまし屋』の話。
テンポ良く軽いので読みやすい。
まず『くらまし屋』のメンバーが良い。
リーダーは、表稼業は飴屋の平九郎。まだ謎が多いが、とにかく剣や武道の達人で強いこと強いこと。しかもあらゆる武道の流派を見ただけで自分のものに出来るという天才。
もう一人は美しく中性的な顔とスタイルの赤也。見た目を生かした変装の達人。性別も年齢も職業も、赤也に掛かれば自由自在。更には人を変装させることも出来る。
三人目は紅一点の七瀬。表向きは飲み屋で人気の給仕をしているが、くらまし屋ではどうやって厳しい目を掻い潜ってくらませるかのアイデアマン。
三人ともキャラが立ってるし性格もサバサバしているのが良い。
今回くらませるのは香具師の元で強引な集金や殺しが嫌になって逃げることにした子分の万次と喜八。
二人が逃げ込んだ、親分と敵対する香具師の元からくらますアイデアは、ルパン三世のアニメみたいで面白かった。
しかし勿論それでは終わらない。役人の目をかわしたかと思いきやまた一難。
次々起こる予想外の展開にも慌てず立ち向かう平九郎が格好良い。
しかし、最後になってラスボス的キャラが登場。
彼らが次作で、更にはシリーズ通しての敵になっていくのか。
第一作ということで『くらまし屋』の面々や『くらまし屋』が作戦会議の場所に借りてる飲み屋の店主になんだか訳ありそうだなと匂わせている。
これから色々その辺が描かれていくのか、楽しみ。
アクションあり、ドラマあり、奇想天外アイデアありで気軽に楽しめる。
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羽州ぼろ鳶組というシリーズを読み始めてから、この作家の魅力にハマり、読んでみた。
これもすでに2巻が発刊されており、面白い!
訳ありの元武士、堤平九郎が率いる逃げたい依頼主を無事に脱出させる生業「くらまし屋」は、頭脳明晰で男であれば、参謀長になれるであろう策士の七瀬と、誰もが振り向かずにはいられない美男子で、所作や言葉まですっかり変えて変装術が長けている赤也。
この三人で練りに練った作戦で、夜逃げを敢行する。
今回の客は、浅草界隈を牛耳る香具士の元締めに、人殺しまでさせられている幹部とも言えるふたり。
かたや、そんな仕事いほとほと嫌気がさした万次と元武士で殺気を素早く感じることができるため、信頼されてる幹部の喜八。喜八は子供が病気で支えるために抜けたい。
最後まで息を持つかせぬようなスリリングな展開と、次回にも出番がありそうなサドっけのある牢問役人の初谷男吏。と人を切ることに喜びを感じる美しい若侍、榊惣一郎。
魅力位杯のシリーズになりそうな気配。
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銭を払えば誰でもどのような状況でも必ず逃がしてくれるという”くらまし屋”のシリーズ第1弾。
親分を裏切って銭を持ち逃げしたやくざ二人を、巨大な包囲網からどう逃がすのかが面白い。
テンポがよく読みやすい。江戸時代だがわりと現代的な読み心地ではある。チームのキャラが立っているし、一話完結の時代劇になりそうな感じ。
主人公の背景や事件の黒幕的な存在が、この巻では明かされず思わせぶりなので、次作も読んでみたい。
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何もかもが思うままにいかず、今ある人生から逃げ出したくなることは誰しも一度や二度はあるはずだ。
江戸の町に、いかなる身分いかなる事情であっても大金さえ払えば必ず逃してくれる「くらまし屋」がいる、という。
しかも今まで一度もしくじったことがないらしい。
シリーズ第1弾。
「くらまし屋」のメンバーも、剣術に長けたリーダーの平九郎を中心に、智謀の七瀬、変装の名人で美男子の赤也、と粒ぞろいで今後の活躍がとても楽しみ。
「くらまし屋七箇条」の内の七番目、捨てた一生を取り戻そうとせぬこと、が一番気になった。
命からがら必死で逃げて新しい人生を歩んだはずなのに、捨てたはずの元の人生に戻りたくなることがあるのだろうか。
人の心の弱さ故、なのだろうか。
人を「くらます」上でこれが一番厄介なことかもしれない。
平九郎の秘められた目的が何なのか。
謎の闇の集団「虚」(特に剣士・惣一郎)との絡みもとても楽しみ。
『ぼろ鳶組』のような派手さはないけれど、人生の浮き沈み、裏表の儚さ切なさをしみじみと思い知る物語だった。
このシリーズも追いかけたい。
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内容(「BOOK」データベースより)
万次と喜八は、浅草界隈を牛耳っている香具師・丑蔵の子分。親分の信頼も篤いふたりが、理由あって、やくざ稼業から足抜けをすべく、集金した銭を持って江戸から逃げることに。だが、丑蔵が放った刺客たちに追い詰められ、ふたりは高輪の大親分・禄兵衛の元に決死の思いで逃げ込んだ。禄兵衛は、銭さえ払えば必ず逃がしてくれる男を紹介すると言うが―涙あり、笑いあり、手に汗を握るシーンあり、大きく深い感動ありのノンストップエンターテインメント時代小説、ここに開幕!
令和2年5月21日~24日