紙の本
面白さが分からない
2021/03/05 13:59
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこがおもしろいんだろう?
気持ち悪いんだけど。
社会不適合者の気持ちも分からないといけませんよってこと?
興味ないなあ。
電子書籍
普通って?
2021/09/04 15:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通の生き方、ではない生き方なんでしょうか……。そして、お前なんか人間じゃない、とか……。色々、過激な言葉が並んで、それを受け止める側の人間がいて……。ちょっと、自分は、納得できませんでした
電子書籍
何も共感が出来ない
2021/11/24 21:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ダガー - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物全てに共感が出来ない。
よって、感情移入も出来ないし「普通」というものを考えさせる内容のレビューも多いが、それすらも思わない。
ただただ後味が悪い。
こういった作品が理解できない自分は「普通」ではないのかもしれない。
紙の本
賞を取る程なのか…?
2019/07/13 02:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:優乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハッキリいって私には理解できない世界だった。
今の若い人ではこういう思考回路が存在するのかな。
なぜ高評価されるのか不思議でたまらない。
電子書籍
いわゆる下流文学
2023/01/09 17:13
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンビニバイトの独身年増女と店をクビになった仕事嫌いの自己チュー無職男の契約同棲物語。主人公がなんでそこまで自分を卑下して男に尽くすのか全然わからなかった。
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何と言うか…とにかく一気読みしてしまった。衝動や激情とは程遠い主人公の思考回路が新鮮で、視点が目から鱗というか…。でも家族だったら心配するだろうな。私はムラに浸かりきった人間だから、ちょっとチクリと刺さるお話だった
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芥川賞受賞作。そういえばそうだった。なんか妙に納得。
コンビニ人間。上から下まで朝から夢の中までコンビニでできている主人公。でもこれが本人にとって幸せならいいのかなー。少し違和感を感じたけども。でもだからと言って白羽の言動にも納得できないけども。うーん。
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コンビニ人間、すごいタイトルだ。
しかし、内容がちゃんとタイトルにかえってくる。
軸が何個かある気がする。福岡さんの動的平衡のようなもの(部分的に変わりながらも全体的には変わらない「コンビニ」という世界、それは主人公にとっての全体である)、「普通」なんてわからないが、ある種「均一」を強制されるようなコンビニで働くことにより「人間」となる、関わる人に影響を受け、またコンビニで働くことで役割を与えられることにより「人間」を保つ主人公。
いくつかの軸すべてが一つに向かっているのか、いや、もともとは、この作品のテーマは一つなのだろう、見事である。
合間合間に主人公が疑問に思うことが、とてつもなく哲学的な問いになっている。
まさに、「普通・正常・常識とは何か」を作品全体を通して問うている。
まっとうな人間なんていないはずなのに、いわゆる「普通」・正常でないと無理やりにでも直さなくちゃならなくなる世界に私たちもいる(そんなのおかしいよね)。
でも、主人公は必死に「人間」になろうとする、それがコンビニ人間だ。
白湯を飲むあたりに、その「何者でもなさ」を感じる。
「ねえ、指示をくれればわたしはどうだっていいんだよ。ちゃんと的確に教えてよ」
「コンビニの『声』が聞こえるんです」
「いえ、誰に許されなくても、私はコンビニ店員なんです。人間の私には、ひょっとしたら白羽さんがいたほうが都合がよくて、家族や友人も安心して、納得するかもしれない。でもコンビニ店員という動物である私にとっては、あなたはまったく必要ないんです」
一つ前に読んだ、『報われない人間は永遠に報われない』とは正反対と言っていいのかわからないが、『コンビニ人間』には整頓された、その構造美が、『報われない〜』には勢いと流れ、心地いい倦怠感があった。
2018.8.8
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現代ホラーというのか、自分から遠くもない話で怖さを感じつつあっという間に読んでしまった感じ。
人ってなんだろう、、、うまく言葉にできません。
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「普通と違う」という事で悩む話は沢山あるだろう。
だがこの物語の主人公・古倉恵子は普通と違う事に悩んでいない。
ただ、悲しむ家族の為に「普通」を模倣することにする。
マニュアルと徹底した管理体制がなされているコンビニ店員は、彼女にとって最適の場所だったのだろう。
「普通に見える」事を目指す彼女の分析力と突拍子もない行動には、思わず笑ってしまった。
そもそも『普通』ってなんだろう。
多数決で多い方が普通ってことなんだろう。
『普通と違う』って見られるのが嫌で、恵子のように普通を演じている人も、この世には結構いるのかもしれない。
普通じゃないのは悪いことなのだろうか。
どこまでが個性的と言われ、どこからが変人と言われるのだろう。
この本を読むと、いろんなことを考える。
で、ひとつの答えに行きついた。
本人が幸せなら、いいんじゃない?
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芥川賞受賞作が文庫化。
作中のテンションにつられるように一気読みだった。あまりこういうハイテンションな作風のイメージがなかったので驚きもあった。過去作も読んでみよう。
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普通ってなんだろう。
企業で働く。結婚している。子供がいる。生活している。養ってもらっている。
人それぞれに価値観があって、それが人それぞれの普通。
そこに「評価」という概念が、評価を必要としていなところにも生じてくるので、みんなと同じような行動を取らざるを得ない。
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何かひとつ欠けたような人間味の薄い主人公だけど、彼女の視点から見える風景・受ける感覚が、滑らかに生々しく浮かぶ描写力おかげおかげで、自然と彼女の視点になる。物語にすっと入りこめる。
ただ、味覚や嗅覚といった嗜好に繋がる感覚は不自然な程に描かかれず、そこに違和感と、いかに彼女が特異かという点にふと気づかされる。
終盤でも彼女なりの答えをみつけるシーンは鮮烈な光がある。その答えは常人にとっては酷く異質なものなのに、不思議と収まり良く感じるのも、彼女に溶け込むほどの筆力だからではないだろうか。
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「普通の人」とはについて、「普通ではない人」の目線から描かれる作品。
所謂、精神障害者と位置づけられる人の多くがここに含まれるのだろうが、その「普通ではない人」から見た「普通」の奇妙さがフラットな文体で物語を進めていく。
「○○人間」を演じているのは自分たちの方かもしれない。
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個性とかアイデンティティーとか言ってるけど、結局普通という枠にはまってないと生きづらいのか。確かに人間は得体の知れないものを排除したがる。
普段ミステリーとかファンタジーとか好んで読んでいるけれど、それとも全く異なる感性の作品。とても興味深い。他の作品も読みたくなった。
あくまで淡々としている主人公に、ある種の狂気も感じたけれど、ホラーじゃなくてよかった。