紙の本
倒産した実例23社を紹介するものの、具体的なエピソード少ない
2021/02/27 10:42
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社が倒産の憂き目に会うのはそれぞれの理由があるものの、そこから共通点を見出そうというのが本書の意図。会社がうまくいかなくなる理由から共通点を探すのは実は簡単で成功体験または伝統を引きずりすぎて変化に対応できなかった、危機管理が弱い、トップが従業員を掌握できない、そして最終的には資金が尽きるということになる。
一方で会社の状態が悪くなると経営者は悪戦苦闘するはずだが、当時の関係者に対するインタビューに応じてもらえないため、社内ではどういうアクションしたか、銀行にはどう融資してもらえるよう交渉したか、得意先への営業、仕入先との交渉はどうだったかの具体的な話が足りないので、何か物足りない。
紙の本
倒産の原因と経過
2019/06/01 21:47
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投稿者:そうしこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社が潰れるのはいろいろな原因があり、また経過もそれぞれ異なります。
その辺りが概ね客観的に書かれてあり、参考になります。
ただ、実際の倒産劇には会社全体の行動だけでなく、社内関係者の生々しい感情のぶつかりや理不尽な行動がもっとあったはずです。
なぜ、そんなことをしたのか、考えたのか、について少々物足りなさを感じました。
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中小企業の倒産事例とともにその原因を紹介していくという書籍。以下の原因が挙げられているがありきたりな内容であり、それが書籍としてまとめられているだけだった。
・成長に見合わない出店(加えて従業員教育不足等による店舗オペレーションもおざなり)や過剰投資
・収支管理(財務管理)がずさん(為替リスクによる予定以上の出費も含む)
・利幅(利益)が薄い事業や製品への注力
・売上が1社の取引先(または1つの主力製品)に集中しており、リスク管理が甘い
・主力事業の優位性が他社と比べ薄れる(中国等の台頭に伴うコストメリットも含む)
・市場(業態)自体の縮小(ブームが去ることも含む)や既存の販売方法から脱却ができない
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帝国データバンクと東京商工リサーチの協力で、日経トップリーダーという月刊誌がまとめたもの。?。
中小企業23社の倒産事例。
感想。
高度なノウハウが詰まっている訳ではないが、典型的な倒産事例のポイントがきれいにまとまっている。こういう時に会社って倒産するんですよ、と知らない経営者に伝えやすい本かも。
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23社の倒産のケースをまとめた本。前書きには他社の倒産の事例から学ぶことが多いとは書かれていたが、正直参考にはなるが自社に活かすにはまるまる当てはまらないケースが多いと思う。ある程度の情報として入れておくにはいいかもしれない。
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なかなか生々しくて良い本でした。
「成功はアートだが、失敗はサイエンス」
という表現があったが、「成功は時の運だが、失敗は自分のせい」とも言えるかもしれない。
あと、倒産を経験した社長の、
「資金繰りで追い込まれる前に、抜本的な経営改革に着手すべきということです。金策に時間が取られると、それ以外の営業強化や研究開発、新規事業に向けた情報収集など、前向きなことに集中して取り組めません」
という一節が、重い。
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中小企業経営者の経営リテラシーのなさには驚く。
もちろん経営リテラシーがないから倒産したんだが。あるいは経営リテラシーがあったとしても倒産する時はするが、ケース事例ではあまりに安易な設備投資で倒産した事例が目立つ。財務会計の知識も必要だが、むしろ原価企画など管理会計の知識が必要だろう。運転資金(ワーキングキャピタル)は、特に売れすぎてしまった場合が怖い。いずれも在庫管理や生産管理の問題であろう。また設備投資を結構安易に実施する中小企業が多いことにも驚かされた。MBAや中小企業診断士の知識がほんの少しでもあれば、打ち手があるうちに善処できた気がする案件が多い。これらの学位や資格は、その内容より、ネットワークが活用できる点が極めて経営において優位に働くはずである。
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企業倒産劇のYoutube動画にハマって、倒産の経過を記録した本を集めている。この本は1社4ページ(考察と簡易グラフ入れると6ページ)前後で事業内容と倒産に傾いた契機、そして取材者の考察でまとめている。もちろんリアルタイムで倒産を見守っていたわけではないので、あまり話したくないであろう関係者と長期にわたって信頼を築いた上で聞き取りなどをしているようだが、たとえばこの書籍だけである会社の倒産をまとめブログや動画にできるかと言われると、うーん。正直、東京商工リサーチの情報に聞き取れた範囲でのインタビューを少し載せてなんとか本にしたという感じ。倒産系の本で他に面白いものはたくさんありそう。
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中小企業23社の倒産事例集。
話題性でいえば、大規模植物工場を経営する株式会社みらい。TV番組でも取り上げられ、技術力、将来性は注目されたが、生産物を販売する能力がなかった。工場で野菜を作ったはいいが、腐らせるだけで終わっていたらしい。
それから、ベストセラー「こびとづかん」を出版した長崎出版。収益を「こびとづかん」だけに頼り切り、しかも、その出版権を退職した社員にさらわれてしまう。
倒産の原因は経営者の判断ミス、不正会計、外部環境と流行の変化などなど、様々。平成の時代には大きな3つの波があった。バブル崩壊、サブプライムローン破綻、そして東日本震災。中小企業ではこれらの波をモロに浴びてしまい、その対策を経営者1人で考えるしかなかった。体力も人材もないがゆえの悲劇。
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倒産した会社の実例紹介と解説。
それぞれ、その時の理由があるが、一つの判断誤りで倒産に至るまでを紹介している。
当事者のインタビューが、もっとあれば尚よいのに。
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倒産の実例を会社名をふせて紹介されている。経営にスピード感は大事だが、経営を拡大するための無茶なスピードは失敗に終わる場合もあるようだ。何事も欲を出しすぎるのはよくない。
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多くの中小企業の倒産の経緯について書かれています。
特に著者の主観や分析等は入っておらず事実のみを書いています。
ですので特に対策などは書かれているわけではありません。
事例も特に特殊な例ではなく読んでいればあーあるあると言う感じの事例です。
だからこそ、自分の勤務先と対比したりして何かしら感じるところはあります。
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倒産には様々な理由があると思うが、私たちサラリーマンには想像も及ばないような理由ばかりであった。1人の人間でここまですべての気を配れるのだろうか?と思うが経営者というのはそういう厳しいものだからこそ、サラリーマンとは違う自由を持つことができるのだろうと思った。
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23社も紹介しているだけあって、やや薄い内容です。
ネットなどで調べなおすと詳細や内容が違った視点で書かれていることもありました。
倒産した企業は、リーマンショックや震災の影響もあるようですが、財務や取引、先の見通しなど、結構、大雑把でいい加減なんだなという印象でした。
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中小企業経営者向けなのかな⁇
あまり知らない企業の倒産劇を
淡々とばっさりと記載して
失敗の法則として紹介。
倒産しても会社が残っているとこもあるようで
経営者にはなりたくないな…と思う。