紙の本
息を吹き返した商店街の奇跡を追った画期的な書です!
2018/09/10 12:04
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、名古屋駅からほど近くの大正時代から続いた商店街の奇跡を描いた画期的な書です。近年、どの町でも同様ですが、昔からの商店街は「シャッター街」となっているところが多く見られます。本書で取り上げられた商店街もそうでした。しかし、この商店街は近年、急激な成長を遂げ、奇跡の復活を遂げました。その過程が本書には詳細に書かれています。町おこしの鍵を教示してくれる画期的な書です。
紙の本
サクセスストーリー
2018/08/31 21:05
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投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
錆びれた商店街を一人の建築家が復活させていくというサクセスストーリーで、一応ビジネスモデルとしての話もあるので経済書としても面白いとは思いますが、物語としての感じが強いので、どちらかというと小説寄りな気がします。
知識的に役立つというよりも読み物としての側面が強いかなという印象です。
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建築家がボランティアで関わり、家守として事業化していくことで、商店街が変わっていったという話。
ボランティアで商店主の信頼を築いていく時間に耐えられるかどうかというのが大きい。
自らが空き店舗を借りて運営していくことが、地元の人の信頼にもつながる。
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子どもの頃、親戚の叔父さんに連れて行ってもらった円頓寺。こんなことになっているなんて驚き!次に帰省した時にはぜひ行ってみたいと思った。
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こういう、地域活性化、まちづくりにもともと興味を持ったのだった。
都市史、土木史のような研究はしてみたいと改めて思った。しかも、まちづくりにも如実に関わるのが、歴史だと思う(本書でも、商店街界隈の盛衰の歴史が背景として語られていて、これってとても本質的だ)。
いずれにせよ、円頓寺商店街に関してのストーリー性がわかり、ますます好きになった。ひとつひとつのお店にも関心。
ほどよい都会(田舎)だということ、ビジョンをもつのが重要ということ、長年の(ゆっくり時間をかけた)調整こそが有効だということ、まちの歴史的背景が及ぼす人々のマインドへの影響、とかも印象的。
※はじめのほうの、「約束を守る人間」という記述が印象に残った。自分もきちんとしよう。
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円頓寺商店街の近くに住んでいた時、商店街なのにシャッターの閉じてるお店が少ないなと思ってました。その理由、裏側にある取り組みが見えた一冊でした。
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ネットで、商店街あげてのパリ祭をしているという記事を読んで名古屋に円頓寺という商店街があることを知りました。
名古屋駅からもちょっと離れていて、
シャッター街化が進む昨今、
商店街好きな私としてはかなり興味が湧いて
その後円頓寺商店を訪問。
どこにでもあるようなイマドキの商店街ではなく
どこかのんびりと時間が流れるような
訪問するお客さんを「ま~どこからいらしたの?」
と聞いてくれるような…そんな温かな商店街でした。
訪問後にこの本を読んで「ほ~」と納得
この商店街を残したいという思いと
円頓寺商店街と町の人を愛する、
一人の建築家・市原正人さんの思いがあふれているからなんだと思いました。
お仕着せでない街作り
何も街を知らない行政がお金出して
ハコモノの商店街に作り替えた感がないのはそうだったのか…
訪れた円頓寺商店街には「愛」を感じました。
この本を読んで、また円頓寺商店街に行きたくなりました。
いや、なんなら住んでみたいと思ってしまった…
何も知らないで訪問しても円頓寺商店街は好きだと思ったのですが
背景を知ればもっと好きになる…そんな気持ちにさせてくれた1冊です。
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名古屋駅からほど近い円頓寺商店街。その再興に向けて活動する建築家市原正人さんと商店街の人々のドキュメント。
まちづくり系の学術書とは異なり、人と人の繋がりや店舗所有者、空き家オーナーがなぜ市原のプロジェクトに乗るのかという人の心がわかる書籍。個人商店、オーナーの多い商店街は、こういった人の心をつかむことなしに、プロジェクトが前に進まないのだろうと想像できる。
印象的だったのは、「やっぱり街を動かすというのは、実はみんなでやることではないのかも」という言葉。最初にリスクを負って個人が活動し、それをみて周囲が一緒になって後追いで動くのかもしれない。
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市原さんのお話の一連が記されている。
当然ながら、市原さんに生で聞く話の方がリアリティや深みがあって面白いが、一連のことを把握するには良い。
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わたしが地元大好きな理由が詰まってる一冊。地元を離れても、やっぱり一番住みたい町は変わらない。その理由が自分でもあんまりわかってなかったけど、これを読んでそういうことかと。