紙の本
古典的ミステリーのファンなら大いに楽しめるだろう
2023/12/27 14:57
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
1950年代のイギリスの小村を舞台に起こる殺人事件。誰もが怪しく見える状況に名探偵がどう挑むかというと想像がつくようにアガサ・クリスティーへのオマージュであるが、それに留まらず入れ子状の二重のミステリーになっている。古典的ミステリーのファンなら大いに楽しめるだろう。
電子書籍
ドラマ刑事フォイル
2019/09/13 18:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Nioh - この投稿者のレビュー一覧を見る
の雰囲気が好きです
その脚本家の作品ということで
同じものを大いに期待しましたが
ドラマの持つ味わいとは違いました
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読んではいけない。
レビューも、評価も、お薦め文も読んではいけない。
見てはいけない。
目にするなら、赤と青の表紙だけ。
読むなら、冒頭数ページである。
それにぐっと引き込まれたら・・・・・・その衝動に従えばいい。
本屋なら、レジに行こう。(POPも見てはならない。)
誰かが貸してくれるなら、遠慮無く両手を突き出そう。
そのとき、必ず、上下ともに手にすること!
「まずは上巻だけで」などと思ってはならない。
必ずや後悔する。
読んだ人は必ず面白いという。
出版社がこの年一番に力を入れた本とも聞く。それも無理はない。
面白い。
面白いから、言いたくなる。
読んだ人、読んだ人、読んだ人、出した人、関わった人がなんかしら語りたくなるのだ。
でも耳を貸してはならない。
私がこの本を読んで、まず感じたのは、衝撃だった。
私はなにを読んでいるのだろう? 私はどこに置かれたのだろう??
この衝撃は、再読では、感じることができない。
何かしら見聞きした後では感じられないものだ。
なんともったいない!
以前にも、なにかの本で書いたことと思うが、これもその類いの一冊だ。
感想や評判を聞きすぎて、せいぜいすれっからした状態で読むには、実にもったいない本である。
人生の損と言っていい。
ぜひ、あなたにとって新鮮なうちに、冒頭を読んでみるべきだ。
かくいう私にも、大いに後悔していることがある。
出版社の抽選企画で、ゲラ刷で、出版前に、この本を読めるというのがあった。
私はその機会を逃した。
抽選に落ちたのではない。うっかり応募を忘れたのだ。
なんという不覚。
これをゲラ刷で読めた人がうらやましい。
物語に、さらに臨場感が加わったことだろうに!!
後悔とは、したくないものだ。
あなたに後悔はしてほしくない。
なにも見ず、冒頭を数ページ。ぜひ。
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とある家政婦の葬儀から作中作が始まる。密室に思える現場は事故なのかそれとも・・・作中全体に流れるゴシック感。クリスティを思わせるテイスト(まともにクリスティ読んでませんがw)ミステリーへの偏愛。そこからまさかの展開が本作への導入となり唸らせる。上手し!
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「レビューも、評価も読まないように。読むなら冒頭の数ページ。買うなら必ず、上下巻一緒に買うこと」と言われて買った本。
確かに。
自分の立ち位置に戸惑う。
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シリーズ物なんだよな??この前も読みたいけれど、どうやら翻訳されていないみたい。マジかー
って思ったけど、違うのね。なんか、すっかり騙されてしまった。
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深夜11:30。上巻を読み終えた日曜の夜。明日は祝日で仕事は休みだ。あくびを嚙み殺しつつワインを開ける。こんなところで終えられる訳がない。
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ずっと積読だった文庫。出張のお供としてバッグの中へ。ひさびさの10時間以上のフライトで先ず読んでいた固めの本が一気に終わったので「カササギ殺人事件〈上〉」を開いたら最後、止められない止まらない。〈上〉の最後も、ああっ〜、どういうこと?って終わり方。このままホテルで読むか、帰りのフライトまで、オアズケするか、悩んでいます。推理小説としての評価は〈下〉終了後に!
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別の本を買いに行ったのだが置いてなく、代わりに朝日の書評で『今年のミステリーのベスト1を争う秀作』とベタ誉めされていたこちらにする。
税込み1080円って、どれだけ分厚い本かと慄いていたが、なんだ、これだけ?って感じで、持ち運びには差し支えなくなったけど、360頁でこの値段は高いなぁ…、中身に期待するぞ。
さて、この本、帯に『アガサ・クリスティへの完璧なオマージュ…』と記載されているが、学生の頃、エラリー・クイーンはよく読みながら、クリスティは何故か殆ど読まなかった。
あの頃は「オリエント急行殺人事件」や「ナイル殺人事件」などクリスティものがよく映画化されていて、それに触れただけで読んだ気になっていたのかもな。
冒頭、鍵が掛かった屋敷の中でその家の家政婦が死んでいるのが見つかり、続いて、葬儀に参列しようとする人々の描写が続くが、全ての人に何らか家政婦に纏わる秘密がありそうなことが仄めかされ、端からどっぷりその世界に引きずり込まれる。
曰くがある登場人物が多数登場し、その大人数を捌かねばならないところがこの種の話の読者に求められるところだが、そうした人物が順番に登場するこの本の進め方はいくぶん助かる。
とは言いながら、物語が進んでも、どこがキーポイントで誰が犯人かはさっぱり分からず、そして、帯の編集部HS氏が言うように『ここで終わるか!?』ってなことで、これにはビックリ。。。
兎にも角にも下巻へ急ぐ。
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発行元の東京創元社だけでなく色々な人が様々に誉め称えている本書。ホロヴィッツと言えば老ピアニストしか知らないし、こんなに傑作傑作と言われると逆に反発も感じたのだが、長年のミステリ好き、しかもクリスティマニアなのだからやはり読まずにはいられない。好奇心は猫をも殺す…そして見事に殺されました。
こんな読み応えのあるミステリを読んだのは久しぶり。
上巻は『カササギ殺人事件』の原稿を担当編集者が読んでいくという構成だが、どうせおざなりな引用でしょなどと高をくくって読み始めたらこれがまた面白い。それなのに、最後の一行で梯子をはずされた。狡いほどの構成だ。
下巻の冒頭で再び読者は途方に暮れる。
解決のないミステリなんてあり得ない。
早く先を読みたい!
アランの担当編集者スーザンの、ミステリとは真実をめぐる物語であるという信念のもと、スーザンは『カササギ殺人事件』の犯人と、アランの死の真相とを見つけ出そうと奮闘する。
もちろん読者はついて行きますよ、最後まで。
絶体絶命の危機とそれに続く怒濤の結末、そして静かなるエピローグというお約束もちゃんと用意されていた。
私はミステリは論理的な解決だけでなく読者にカタルシスをもたらすことも必要だと考えるので
両方満足出来る本作を読めて嬉しい。
今のところ今年のベストワン。
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上巻は文句なく面白かった。特にこの作者は人物を書くのがうまいと思う。日本のミステリーものは人物描写がステレオタイプになりがち。医者は無口で真面目だったり、教師は学校のことしか頭になかったり。またストーリーラインに沿って人物にセリフを当てはめているかのようで味気ない。それとは違い、カササギ殺人事件では人物の内面が描かれており日本人には覚えづらいカタカナの人名もスッと頭に入ってきた。
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「カササギ殺人事件」(アンソニー・ホロヴィッツ著)読了。小説の中に小説があるという二重構造に謎解き、伏線が散りばめられていてわくわくしながら読みました、これこそまさにミステリーの醍醐味!本当に面白かったです、このミス1位も納得。
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むはー!!
なんなのこれ?
こんなところで終わっちゃうのか、上巻!!
てことで、下巻に突入します~!!
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映画キャッチコピー的にいうと「全員怪しい」。いやー、のめりこめました。アガサクリスティーを思わせるゴシックな雰囲気もたいへん好みです。このまま下巻に突入。作中作とは思えない重厚さ。
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作中作だった為か、出だしが読みづらく、なかなか波に乗れなかったのですが、中盤辺りから徐々に読むペースがアップ!
誰もかれもが怪しく感じ、まんまと作者の罠にハマってしまってる気がした中での最後のセリフ。
えぇーーっ!ここで切る⁉︎
気になるので、すぐさま下巻を読みたいと思います。