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それを 知ったから
と しても
なに ということはない
草花の なまえ、
樹木の なまえ、
鳥の なまえ、
でも
その 名前を知った
その時から
なにか 気持ちの中に
ほっこり したものが
産まれる
星のなまえ も
むろん 同じこと
何も知らないで
見上げる 夜空よりも
たとえば
「あっ スバルだ」
と 見上げる 夜の方が
気持ち よい
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そういえば星を見ていなかったし、詩を読んでいなかった。星の詩というのは結構あるのだな。水も読んでみようか。
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「スイキン、チカモク、ドテン、カイメイ」(今はメイなしとか・・・)、ものの名前を知ればものに親近感が生まれ、その世界は身近になってきます。1944年生まれの高橋順子さん、「雨の名前」「風の名前」・・・「水のなまえ」、この「星のなまえ」(2018.9)は「水のなまえ」の姉妹編で2014年秋に取りかかったそうです。2015年5月に伴侶車谷長吉氏が急逝し、2年かけて遺稿集と回想録を上梓、その後、八ヶ岳山麓で星空を観賞しながら本作をまとめたそうです。古典、民話、和歌、俳句、詩、歌詞・・・、いろんな範疇での星を!
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講談社エッセイ賞を受賞した詩人が、『水のなまえ』に次いで発刊した、星にまつわるエッセイ集。
古典から現代までの詩歌や民俗学などの文献から、星のテーマを取り上げているため、ずっしりとした情報量。
常軌を逸した圧倒感さえ感じますが、それはあとがきに書かれているように、本書を執筆中に著者の夫(作家の車谷長吉氏)が急逝されたことと関係するように思います。
伴侶が亡くなったあとも、星になって自分を見下ろしてくれていると信じて、八ケ岳山麓で星の夜空を見上げる著者の心境を想うと、なおさら深い意味を感じるこの本。
はかなさが透けて見える、寂しく美しい本です。
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辞典系の体裁かと思っていたらそうでもなく。
稲垣足穂や谷川俊太郎の作品に出てくる星などのところがよかったなぁ。
ラストの言葉としての「星☆★○●」のところも面白かったですね。
たしかに、なんでだろって。
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星のなまえをもとに、歴史や風俗などつらつらと。遠くにあるものを想うと、日常に疲れた心がいささか安らぐ。
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星のなまえというタイトルだったので、星座や星の名前についてエピソードなどがまとめてある本なのかと思っていたら違った。色んな詩や本などで星関連の言葉がどう扱われているかみたいなのが多かった印象。エッセイはあまり読まないので、いまいちよくわからなかった。