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紙の本

スピノザを読むアルチュセール

2018/09/27 09:35

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:倉田 昌紀 - この投稿者のレビュー一覧を見る

〈ルイ〉という「いる」「いない」という出自の自己条件を、生涯を通してどのように引き受けていったかという課題を通奏低音のように響かせながら、『資本論を読む』の序文や未完となった『再生産について』のなかの「イデオロギーと国家のイデオロギー装置」について、いかにスピノザの読みが、影響しているかを中心視点として、アルチュセールに迫った著作と読ませて頂きました。
 アルチュセールの解説本は多くありますが、この著作の特徴はスピノザの読みとの関係というところに焦点を絞り切ったという内容にあるのではないでしょうか。
 その読みの経過を恋人への手紙を通して、その読みの変化を辿りながら本書は展開されていきます。スピノザを中心にして、デカルト、パスカル、マキャヴェッリの著作とフーコー、ラカンとの影響関係が重ねられて論じられてもいます。
 ルイ・アルチュセールの複雑と思われる哲学が、いかにして形成されていったのか、そして何を時々に考え、自己の条件を「ルイ・アルチュセール」として引き受け生涯を迎えたかということが、必然と偶然の「回転扉」のように、著者・市田良彦氏のアルチュセールが、「謝辞」で述べられているような、特徴のある内容として語られているのではないでしょうか。
 私は、今は亡き西川長夫先生がフランス留学から帰って来られた時の学生で、翻訳をされながらアルチュセールのことを学ばせてもらった一人なので、どのようなことが書かれているのかと思い、書店で見ることなく予約注文をし、hontoで購入させて頂きました。
 新書本ですので、ページ数が限られていることでしょうが、「帯文」で、浅田彰氏が書かれているような内容には、私には読むことができませんでした。

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