紙の本
新しい仕事と生活の在り方を説いた書です!
2018/09/22 11:36
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、著者である吉田氏の経験に基づく、「にぎやかな過疎地」造りを中心に、そこでの仕事と生活の在り方を説いた書です。実は、著者は東京でIT企業を立ち上げましたが、なかなか人材が集まらず、赤字に。その救済策として採ったのが本社の移転、すなわち、徳島県美波町への移転でした。本社移転後、社員の生活はもしろんですが、仕事の在り方も劇的に変化したといいます。そして、それに伴って業績も上向き傾向にあります。一体、本社移転の効果はどうして忌まれたのでしょうか。そのあたりの詳細が惜しげもなく公開された作品です。
紙の本
過疎地って
2019/05/27 16:37
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに「田舎」とありますが、実際に過疎地が本社だと不都合な部分も多いのでは。ベンチャー向けなのかなあ……疑問点多数。
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地方活性化というと、なんだか社会活動的なイメージがどうしてもまとわりつくが、本書を読んで大きなビジネスチャンスを感じた。
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採用難を突破するため、起死回生の策として「昼休みにサーフィンが楽しめる職場です」をPRポイントとするため、人口わずか7000人の過疎の町である徳島県美波町にサテライトオフィスを開設し、見事に人材獲得に成功。その後、本社も同町に移転し、どっぷり同町での「地方創生」に関わることとなったベンチャー企業の社長、吉田基晴氏による経験談とそれに基づく地方創生論。
まさに地方創生のあるべき姿がここにあると感じた。半X半IT、「つとめ」の意義、「課題の先進地」でありビジネスチャンスの源としての過疎地、奪い合わない地方創生といった、本書において語られる考え方やキーワードは、地方創生にとって本質的なものばかりである。公務員の体温を上げる必要性の指摘も、刺さった。
公務員をはじめとする地方創生関係者、地方への企業移転や移住の希望者は必読であると思う。
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こんな生活してみたい!
私の職種では実現しそうにないが、IT系なら、、看護師だったら…といろいろ妄想してしまいました。
うらやましい生き方です。
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筆者はセキュリティソフトの開発をするベンチャー企業の代表。東京にあったこの会社を、出身地である徳島県美波町にサテライトオフィスを作り、その後本社機能も美波町に移転。町の活性化の原動力となった苦労と成功体験を語る。
田舎に移住する上で煩わしいと思われがちな「人との繋がりが濃すぎる」ことは、美波町ではほどほどの緩さで繋がっているようだ。徳島県がブロードバンド回線が充実していて、尚且つIT関連企業という条件が成功に繋がったという面はある。しかしそれが起点となり、多くの移住者を引き付けている。
一番印象に残ったのは、「パイを奪い合うのではなく、人口が減っていくことが前提のビジネス」を築き上げているということだ。所謂「痒いところに手が届く」商売を中小企業の規模で地道にやっていることで好循環を生んでいる。これは過疎地に限らず、参考になる考え方だ。