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『小林さんちのメイドラゴン』、この作品が、私の中で、クール教信者先生の作品の中で、ナンバー1
しかし、この『小森さんは断れない!』には、『こばドラ』にはない面白さや魅力、メッセージ性があるのも、これまた、事実
結局のとこ、ある程度の差はあるにしても、クール教信者先生の漫画は、どれも私の感性にどストライクで、イイ刺激を与えてくれるので、感謝しかない
あくまで、私の個人の印象だが、この(7)は、今までとは、ちょっとだけ違う
上手く言えないが、既刊よりも、「グワッー」って押しが弱く感じた
しかし、面白さが下がっているのではなく、逆に、エネルギーを次巻に向けて溜めているのでは、そんな気がした
まぁ、私の印象は、さほどアテにはならないので、サラッと流してくれても良い
恋愛や友情、家族など、様々な要素が詰まっているけれど、やはり、メインとして着目すべきは、子供らの人間的な成長ドラマだろう、と私は感じている
「何でもできる」小森さんだって、時には悩む、自分は、これから、どうすべきなのか、どうしたいのか、を
その葛藤する姿には、リアリティがあり、クール教信者先生に、読み手へ伝えたい物があるから漫画を描く、その信念がある事が、しっかり分かる
なので、小森さんたちと同年代である高校生に読んでもらいたい漫画の一つ
ただ、クール教信者先生の作品らしいと言うか、表紙からも察せるが、描写が、ちょいちょい、お色気多め
決して、下品なエロさではないんだが、ヒロインが巨乳ってだけで、良い顔をしないお偉いさんや、騒ぎ立てるお母さんもいるので、高校生の皆さん、読む時は、自分の部屋でこっそり、自室に近づいてくる足音に聞き耳を立てながらにしましょう
しゅりちゃんと大谷くん、イチャイチャは、この(7)でも健在
やはり、クール教信者先生は、ラブコメの名手だ
世の高校生全員が、爛れた不純異性交遊をしているとは思っちゃいないけど、自分と相手をちゃんと大切にする方法を学ぶためにも、この『小森さんは断れない!』も含めて、良いラブコメ漫画を読んで、自分たちなりの付き合い方を、頭と心で考えて欲しいな、と思う
まぁ、最近、こういうお節介なことを考えちゃうから、周りから、オッサンっぽくなってきた、と言われてしまうのかも知らんが
色々と、今後の展開が気になる点は多いけど、私的に一番は、めぐみと山中君の関係だ
ちゆの存在で、典型的な三角関係になっている、と安易には言い切れない、表現しづらい、でも、肌に痛いほど感じる緊張感がある
めぐみの山中君への感情、それが、男女間の友情、または、確固としたLOVEである、と断言できるほど、私は人生経験が積めちゃいない
ただ、少なくとも、めぐみの中で、山中君が特別な存在であるのは現実だ
自分を見て欲しい、そんな願望が、めぐみの闘争心に火を点け、積極的な行動を開始させた
果たして、山中君がめぐみに、自分の本音を語る時が来るのだろうか
いや、来るんだろうな。クール教信者先生の事だから、読み手、少なくとも、私をぶっ飛ばすく��いの展開は用意してくれていそうだ
楽しみに待っていよう
この台詞を引用に選んだのは、大谷君への好感度が上がったので
きっと、彼と同じように悩み、決断を下した読み手は少なくないんじゃないだろうか
自分で決める、それは大事だ
けど、蔑ろにしてはいけない、周りの意見を大事にすることも、自分の気持ちと決断の意志を、自分の事を真摯に考えてくれる人に納得してもらう努力も
ほんと、大谷君は良い男だ。しゅりちゃんに、こんな顔をさせられるのが、その証拠だ
「他には、ないのか?時々、そう聞かれる。本当に・・・本当に花屋を継ぐのか?俺だって、それだけ考えていたわけじゃない。いろいろ可能性があるかも・・・そう考えてくれているのは、わかる。俺は、世間が見えてないだけのガキかもしれない。でも、俺はガキなりに、ちゃんと決めたんだ。だからよぅ・・・そう何度も聞かれると・・・俺が選んだことを納得されてないみたいで・・・つれぇ・・・」(by大谷九郎)