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読むのに半年かかりましたが、後半は捲ることを厭わなかったです
2021/01/11 22:33
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投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死」 直面していないけど、誰もが訪れることを知っている。
「死」 向かって生きているけど、それがゴールではない。
「死」 恐いけど死ねば恐いとも思わない。
「死」 生きているのなら考えて損はない。
どうせ死ぬなら何もしなくてもいいか。
好きなことして死ねばいいか。
では好きなこととは何か。
それが今すぐにできることか。
「遠い」
それが遠くなら行かなくてもいいか。
では遠くに行かないならすることは何か。
それなりに生きてもいいか。
どうせ生きるなら何かしてみようか。
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読書記録です。まだの人は読まないでね。
「イェール大学で23年連続の人気講義」なので、「章」ではなく「第1講(義)~9講(義)」になっています。本になったからといって一気に読んでも、難しすぎて理解不能!講義と講義の間にスパンがあることで、人気講義になりえる内容なのかな~と思いました。
「各講義」の後、じっくり時間をかけて自分と向き合い、考える時間が必要なんだと思います。教授から出された命題や疑問に対して、自分なりに考えて答えを探し出す。でも、次の講義でまた新しい命題や疑問が繰り出される…その課程で、それぞれの死に対する向き合い方が見えてくるのかなぁ、と。
若い世代の生徒が、次回の講義ではこういう答えを突きつけて論破してやる!と意気込んだのに、次回の講義でしょっぱなから「うーん、間違いじゃないけどなぁ」「じゃあ、こうだったらどうなる?」と翻弄される姿が目に浮かびます(笑)
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問いの嵐。死ぬことは悪いのか。なぜ死は怖いのか。どの瞬間からが死か。自ら死を選べるのか。
原体験は祖母だった。最後は植物状態だった。果たしてあのときの祖母は生きていたのだろうか。
再読するときが来る。
#death #死とは何か #読書記録2018 #読書記録 #再読候補
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この本は哲学の本。小職は完全版を読んだのだが、完全版では無いこの本の構成が妥当。文章が冗長すぎて読む気が半減する。
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人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか?
「死」を深く考える。
また、近いうちに再読するだろう。
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死ぬとどうなるのか、死ぬことは果たして悪いことなのか、不死が人を幸せにしないのはなぜが、などを丁寧に考察していく分かりやすい講義だった。
納得できる大部分と、納得できない少しの部分があって、とても興味深く読めたけれども、本を読んだだけで実際に講義を受けたわけではない私としては、これで死の捉え方が変わるとか生き方が変わるみたいな影響は受けなかった。
ところで先日、家に殺人鬼が入ってきてもう次の瞬間殺される…!という夢を見たのだが、そのときに感じた「私はまだ生きたい」という感情が今まで感じたことがないほどに強いものだったことに衝撃を受けた。
私はまだ若いからもう少し生きたいと思うのは当然なのかもしれないが、ならばいつになれば死を受け入れられるのか、そんな心情の変化が起こりうるのか、というのが気になった。
そしてこう言いながらも私はいつか死ぬことをたぶん本当の意味では理解できていないのではないかと思う。きっと誰でも死は目前に迫らないと(または身近な人に降りかからないと)実際にすぐそこにあるとは感じられないのではないだろうか。
でもそれだからこんな些細なことに悩みながら日々を過ごせるわけで、それが人間らしさなのかもしれないなと思った。
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[死]を「存在」や「定義」、「感情・印象」から紐解き、(あくまでも)哲学としての観点で死を考える本。
・人は死は避けれないと思っているが、
本当に死ぬとは思っていない。
・死は悪いと思う正体は[恐れ]ではなく[剥奪]
・死後の無限時間と生まれる前の無限時間は一緒なはず
なのに、残念に思う正体は何か
身近にあるようでないテーマについて、自分の新たな引き出しを増やせる本。
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作者が冒頭に述べている通りあくまでもこの本は哲学書である。つまり、「死」にまつわる作者の考えがひたすら展開されるだけである。
客観的事実も実験も何もない。
しかし、この巡らされる思索が深いゆえに読む者が持つ「死」についての漠然とした靄を少しずつ晴らしていってくれる。
絶対的真実などはなく、あくまでも作者の考える「死」の姿ではあるが、それを共感して捉えることによって「生」の短さ、貴重さを再認識できる一冊となっている。
大学の講義をそのまま書物化したようなので、講義のテーマごとにまとめられているし、作者の視線にはユーモアも感じられてて考えさせられるところもありながらも楽しく読めた。
若いときに読めたらなお良かったかもしれない。
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日本版は前半部分が省略されているようなので、English Editionを読めるようになろうなろういつかなろう…。
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死についての哲学的な考察。死とは何か、についての明確な解答は出ない。あくまでも、自分で考えることを促す構成になっている。
死について考えるべき点を知れるいい本。
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良書。
だと思うが、読みたい本ではなかったので、拾い読み。
思ったより哲学。理屈。知りたい事は書かれていない。よく読めば書かれているのかも知れない。
哲学にしては、解り易い。難しい言葉は使われていない。
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http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26958201
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死はそんなに悪い事じゃないっていう話。
良く言うとわかりやすいけど、悪く言うと長くて退屈。
読んでる間、何度も考え方が西洋的だなぁと思った。
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「死が悪いのは得られたはずの機会が剥奪されるから」が著者の基本の見解。来世も復活も死者の魂もなしという前提で「死」について、本人(遺族や社会でなく)にとって何が良いことなのかを基準に、死への恐れの正体、不死の功罪、自殺の損得など様々なテーマをあらゆる角度から描きつくす感がある。特に反対意見や反論には手数をかけて入念に行い、あたかも独りディベートのよう。イェール大の人気講義というのもうなずける。活字も大きく訳も読みやすいのだが14時間以上かかってしまった。テーマと結論まで見える目次は読み返しに便利そう。
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死は、今生きてる人が誰も経験したことのない事象。
だからこそ自分の固定概念を一旦取り外して、死とは何かと考えることができた。
本自体は、哲学的でかなり頭の中は混乱する。それすら読者が自分のあたまで考えるための仕掛けとも取れる。
まだうまくまとめられないけど、感情論だけでなく死を考えてみたい。