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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
1) ミステリーなものも、つまりは教訓的な寓話になっている。
2) いずれの作品も最後にもうひとねり欲しいかな。
3)ヨシタケシンスケの表紙絵や挿絵がほっこり感をよく表している。
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チャールズ・ディケンズのオリヴァー・ツゥイストは、長編でありながらも、面白かったと、記憶している。
しかし、この本は、6話も入っている短篇である。
短篇は、読んだ事がなかったので、最初の「信号手の話」が、世にも不思議な話・・・のような感覚で、読み始めた。
やはり、題名の「ヒイラギ荘の小さな恋」は、可愛らしく、小さい時の恋が、結ばれたら、良かったのに・・・なんて思いながら、読んでいた。
最後の「まだ間に合ううちに止められて、結婚しなくてよかったという例はとても多いのではないでしょうか?」と、記載されている所、・・・・我が国の皇室の結婚問題にも言えるかもなんて、頭をかすめてしまった。
この本は、図書館の児童図書に置かれていたのだが、・・・もっと学生の方々にも読んで欲しいと、思ってしまった。
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〇いろんなタイプの物語を楽しめる
「信号手の話」
男は幽霊を見たという。
『危ない!気をつけろ!』その幽霊を見て二度人が亡くなった。そして、三度目の幽霊の警告を見たという。
←避けようがないのか…
「チャールズ二世の時代に牢獄で見つかった告白」
明日、私は死ぬ。これから真実をありのままに書こうと思う。
←扉絵のヨシタケさんのイラストが心底怖い。
「追いつめられた男」
その礼儀正しい紳士はにこやかに愛想よく、輝く目で相手を見ていた。だが、私たちは知っている。不正直者も必要ならば相手をきまりが悪くなるくらい見つめるものだ。
←探偵小説のはしりかな。
「ゴブリンに連れ去られた墓掘り」
墓場ので人の不幸を願いながら、酒を飲み始めるゲイブリル・グラブ。すると、彼に声をかける不気味な姿が…。
→教会にすむモンスターはいいモンスターなのかな。
「ヒイラギ荘の小さな恋」
ハリー坊ちゃんはノーラお嬢ちゃんと駆け落ち。
→これはかわいらしい。初めての駆け落ち!
「黒いヴェールの女」
明日、往診にきて欲しという黒いヴェールの婦人。危篤ならばすぐに伺おうという医師に、今は診てもらうことが出来ないという。
→母の悲痛な願い
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ホラー・サスペンス・ほっこりする話・改心もの。
様々なテイストの作品が収められていた。
タイトルになっている「ヒイラギ荘の小さな恋」は、とてもかわいいお話。
ディケンズの良さがにじみ出ている。
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ディケンズ「大いなる遺産」の壮大な印象とは異なる超自然的短編集。「ヒイラギ荘の小さな恋」は,幼い二人が駆け落ちする可愛い物語。他はホラー小説。中でも「信号手」は必見。
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信号手の話は以前、「エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談」で読んだことがあったのですが、
あれ?こんなお話だったっけ?と思うほど読みやすく、わかりやすかったです!
あと、ゴブリンに連れ去られた男では、このお話をもとにクリスマスキャロルを生み出したのかな?!と思う内容でワクワクしました!
金原瑞人さんの訳だったからかあっとゆーまに読み終わりました!