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米国イエローストーン公園に狼を戻す運動に携わり、ドイツにも狼を戻しているドイツの狼研究者。
希望を持って弁護士となったが、弁護士であるがゆえに出会う様々な人間社会のトラブルに辟易し、弁護士をやめ狼研究者となり誤解されている狼たちの行動や習性を写真と共に解く。
ファーレイ・モワットの「オオカミよなげくな」(現在は他社より新訳で出版されている「狼が語る」)を読んだときに、害獣とされてきた狼たちの新たな一面を知り感動したが、それから数十年。狼の研究は進み、もっと人間的な彼らの姿がわかってきたようだ。
何よりも、狼たちの勇壮な、またかわいらしい写真がたくさん出ていて感激。イエローストーン公園やドイツには、オオカミ観察ツアーもあるんだ!
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狼大好きの狼の専門家の女性が、実際に観察した狼の姿を通して感じたこと、思ったこと。狼という生き物を解説した優れた本でした。狼が、人間とさほど変わらない感性を持っていることもわかった。夫婦愛。家族へのいたわり。組織のリーダーを決めるときの合理性。そして、旧友であるカラスとの関係性。たくさんのかわいい狼の写真があって、それを見ていると以前の悪の化身のようなイメージが吹き飛んだ。
http://muto.doorblog.jp/
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レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12495999513.html
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弁護士であったドイツ人の著者はこのまま人生を続けることに疑問を感じ、アメリカの国立公園で狼を観察する仕事につきます。
これまで狼の習性としてしられてきたものは、檻の中の狼についてのもので自然の中の狼とは異なるものでした。
これまで狼は恐ろしい生物とおもわれてきましたが、実際はそれほど人間に脅威となるような生物ではないこともわかってきました。
日本もエゾジカ増えすぎているし狼の導入を考えてもよいのではないと思わせる内容でした。
著者の体験をもとに色々書いてあるのですが、方向性がよみにく本としては読みにくかった。