紙の本
ゴッホの人生
2021/04/20 16:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:昼休み - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴッホの病的なまでに1つの対象物にのめり込んで追求していこうとする生き様、分身のような弟テオの存在、それとは別に、他者と分かち合えない孤独、それらが全て詰め込まれたような作品だった。
孤独なゴッホが素朴な自然を愛していたこと、そして
深く観察していたことがよくわかるし、それを全力で支え続けたテオ、2人の死後作品を管理し、隣同士に墓を建てたテオの妻ヨー、という人間ドラマがあった。
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花伝社はこんな本も出しているのか。左翼本や親中本が売れることはほとんどないだろうから、何かで収入は得なくてはやっていけない。オランダ製のゴッホ漫画版だが、こういうのだと赤字を出さずに回転させることは可能か。ただし、本国ではあるが、向こうの漫画なのでクソつまらん。結局、本国でもゴッホは偏狂であり、テオの功績という評価なのか。
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ゴッホの3年間をコミックで描く。ゴーギャンとの決別、耳を切り落とし神経科に療養入院するところを中心に、弟テオの家族との関係などを兄弟の手紙を交え、作品名も紹介していく。
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精神的に追い詰められていた最後の三年にスポットを当て,漫画で描いたもの.お話はよく知られているものだが,ゴッホの作品とリンクしたかのような絵が素晴らしい.
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ポップでカラフル、親しみのわく絵柄が
表現への執念、複雑な精神状態、孤独やかなしみを軽減させ、
受けとめる余裕を与えてくれる。
兄弟の芸術に対する信頼関係が素晴らしく、ラストで号泣してしまった。
ゴッホの生涯や作品に詳しくない(代表作を観たことがあるだけ)ひとにも
当時の画家たちにまで関心を抱かせる漫画。
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オランダ人画家のゴッホがフランスのアルル地方に移り住んでからの日々を描いている。偏屈な性格で他人との関係は益々険悪になっていくが、明るい色彩の作品の創作に没頭したことがわかる。上野の森美術館の「ゴッホ展」では、ハーグ時代の地味な色彩からの大胆な変化を楽しむことが出来た。
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最後の3年をどのように歩み、どのような作品を生み出したのかを、漫画でポップに表現されて分かりやすかった。もっとゴッホについて知りたくなった。
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ゴッホの晩年を描いた短い漫画なのだが、糸杉や、星月夜といった実際に見た事のある名画の描かれた背景が分かって面白い。
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ゴッホの晩年を描いたマンガ。最期の場面は描かれていない。
ほのぼのとした絵柄と色使いの雰囲気がとてもよかった。
精神に異常をきたす場面もよく描けていると思った。さぞ生きづらかったんだろうなと思う。
弟のテオがいて本当によかった。
作品を制作した場面も紹介されていて、ネットで作品写真を調べながら読むのも楽しかった。
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ゴッホ が生きた最後の3年間を漫画で分かりやすく書いた本
フィンセントゴッホ は10代の頃から情緒不安定なところがあり、何をやっても長続きせず、職も居場所も転々と変えて1886年2月にはベルギーのアントワープで絵の勉強をしている最中。28歳で画家を目指し始める。
弟テオは兄を想い生活を支え
ゴッホもその恩返しをしよう、他の画家とは違う独自の絵を描こうとアルルへ越し、黄色の壁で塗られた家を借りそこを画家の集うアトリエにしようと夢を見る。ゴーギャンを誘い、ゴーギャンは少しの間居座るつもりだったがゴッホはゴーギャンをリーダーに、画家の組合をつくって生計を立てるつもりだった。
2人の考えの行き違いから溝ができ、やがてゴーギャンは熱帯を目指し家を出てしまう。ゴッホは精神的にダメージを受け、自分の耳を切り落とし療養院に入院する。
その後も発作が何度か起き、サンレミの療養院で過ごす決意をする。
そこでも絵を描くことで生きる意欲を持ち続け、テオが結婚しテオの知り合いの医者のところで新たな生活を始めた
2019/12/08 15:09
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すばらしかった。繊細で、夢中になりやすく、どこまでも自分に正直であるがゆえに、たえず周囲と摩擦を起こしてしまう人間ゴッホの姿が伝わってくる。「星月夜」はほんとに最晩年の作品なんだなあ。
人間の一生を穀物畑に喩えるゴッホ。
だから最後の数ページがとてもジンと来る。
テオは兄さんのあとを追うように亡くなったんだなあ(涙)
まだ結婚して間もなかったし、子どもも小さかったのにね。
切ないです。
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芸術/創作活動と生活、芸術家とそうでない人々。読み終わって非常に物悲しい気持ちになった。ゴッホの晩年にフォーカスしたコミックだが、セリフは最小限で飾りのない日常を覗き込むような感覚で読み進めた。事実としてはおおむね理解していた内容だったが、ゴッホの展覧会に行く前にこの本を読んでいたらもうちょっとだけ深く鑑賞できたのかなと思った。
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このマンガを読む限りでは、かなりコミュニケーションが一方的な人だったのかという感想。
自分の情熱は語るけど、人の話には興味が持てない。
知り合いにこういう人いるな、、
芸術家には向いた性分であったことは間違いないでしょう。
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常人とは、モノの捉え方、見え方が違う。だから個性的な絵。彼は、理解者が身近に居たから、描く事が出来、作品が残って居る。ゴッホの心情表現が秀逸。
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ぼくたちはガタがくるまで畑を耕し続けるんだ。
そうしていれば、尊敬の念をもって、ヒナギクや耕されたばかりの土くれ、春に芽吹いた灌木の枝、うららかな青い夏空、秋の大きな雲、冬の枯れ木、太陽、そして星や月を見ることができる。
たとえ何が起こっても、その心を持ち続けよう。