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大判の、ビームススタッフの部屋とライフスタイル集。
結論として、すでに新しいオシャレな要素や洗練された暮らしはビームスにはないと前回のBEAMS At Home 3を見て思ったことではあるが、パラパラとめくりたくなる魅力がある。
ヒントとしては、器が大切ということ。ショップで取り扱っているからか山田真萬さんのやちむんの器がよく出てくる。個人的には岡田さんの作る萩焼とか有田の繊細な絵とか、料理に合わせて色々使い分けるのがいい。器へのこだわりが、その家のこだわりを表している。
小物、これが難題で、若い人でごちゃっとしている部屋は、まあありかと思うが、さすがに飽きる。小物をどこまで削ぎ落として、厳選されたものを置くか。これが美しさに近く。こだわりの靴がクラークスとか、トレスポのポスターとか、高校生の頃を思い起こさせるような部屋もたくさんあるわけで、そこから独自のこだわりとか、美しさとか、どこかで自分らしいものに出会いたいものだと思う。
夫婦の撮り方が素晴らしい。仲の良い夫婦、お互いリスペクトしている夫婦の雰囲気を写真が映し出している。衣食住を夫婦で分け合って楽しんでいる姿は、ファッションの最先端を走ろうとするビームスらしい次の姿なのかなと思う。