紙の本
投資について全般的な概要を説明
2019/09/07 15:58
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投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
・全ての相場に参加しようとしないこと、自分に合ったもののみに投資する
・時間軸を長く持ち、短期で勝負しすぎない
・投資先は損得でなく好き嫌いで決めるべき
・買った後におもいのほか下がった時にナンピンをするのはご法度
・自分が応援したい企業に資金を投じて企業の成長を助け、社会に貢献できる
・他者が簡単に模倣できない高い競争力を持つ企業を選ぶ
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年末年始で読むつもりが思ったよりも時間がかかる。ファンドマネージャーたちの話はおもしろいけど18年末の下げ相場のあとの話が聞きたかったというのが正直なところ。トピックは多岐にわたり、知らないことも多かったからそれはよかった。ただそれぞれの話のつながりを見出すのは難しかったように思う。
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投資方法から節税までバランスよく記載してあり。
結局どのような目的で投資するか、自分の投資スタイルを決めてそれにブレないように投資をしようということ。
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人生100年時代の到来。老後2000万円問題。他の先進国と比較しても高い現金保有率。こうした現状を踏まえ、「貯蓄から投資へ」が叫ばれるようになった。
本書は、そうした社会背景を受けて、個人投資家を主なターゲットとしている日経ヴェリタス編著の、投資を始める人を対象とした一冊。「始める」、「動く」、「学ぶ」、「選ぶ」、「備える」、「使いこなす」の章から構成されており、投資信託、株式、年金などを幅広く網羅している。
この本では、一般的に言われていることだが、投資を始めるにあたっては投資信託から始めることが勧められている。一方で、その投資信託の課題も指摘されている。具体的には、アメリカと比較しても高い手数料や信託報酬、金融機関の顧客本位の欠如(短期間の乗り換え取引など)、長寿投信商品の少なさ、などが挙げられている。
続いて、株式投資。私が勉強になったのは、ROIC(投下資本率:税引き後利益率/投下資本(自己資本+有利子負債))という、投資判断をする上で有効活用できる指標である。
また、企業の破たんの予兆として、
①損益、②負債、③キャッシュフロー
の3項目に着眼することを挙げている。
市場変動などへの備えとしては、
①「全天候型」の銘側を探す、
②「買われすぎ」サインに注意する、
③投信選びは「攻守」組み合わせで行う
の3つが紹介されている。
以上のように、本書では薄くではあるが幅広く投資に関する知識や心構えを与えてくれる。ただ、本書でも金融教育の重要性は指摘されているとおり、この一冊で投資リテラシーが身につくわけではない。また、わが国の投資環境についても、良くなってきたとは言え、十分に整っている状況にはない。
教育や投資環境など、まだまだ社会的解決が待たれるが、投資を始める人、あるいは迷いながら投資を行っている人にとって、新たな一歩を踏み出す、あるいは投資のやり方を見直すのに役立つ一冊だろう。