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認知症の原因や治療方法についてだけではなく、「認知症の患者の立場」からの感じ方を改めて知らせてくれた。書かれている内容についてというよりは、その新たな視点を与えてくれたという意味で、非常にためになった。
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認知症を、患者さんの立場に立って、考える本です。CANDyで日常会話から認知症の人を評価し、認知症の人の気持ちになって考えることで、道が開けていくと述べています。脳の病気により、健常者とは異なるメカニズムで機能している患者の心の中をどのように考えたらよいかを解説しています。基本的にこの考え方に賛成ですが、認知症の人を含め、他人の心は分からないので、分かろうとする気持ちは大事ですが、分からないからと言って、介護者が自分を責めたりしないようにしてほしいと思いました。全然分からないことのほうが多いと思うので。
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図書館に入っていたので読んでみました。
認知症患者の視点側から「どのようなことが起きているのか」と、「それを踏まえて人間的にはどう接していくと良いのか」が語られています。
現時点では理想論になってしまう部分もあるものの、色々と変えていかなければならないと感じられる本でした。
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心理学者の著書です。
二冊目でしたが読み応えはあり認知症を予防する事は不可能。また二人に一人は発症するだろうとも…
主に患者に対する対応が丁寧な事例を挙げて書かれているが前回のものもかなり分かり易かったと思う。
情報は日々変化しているようであり知識として学んでおく事は自分にとっても(自分がいつ発症するか分からないし…)必要な事と感じている。
介護する人の助けになる本も書いて欲しい。
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佐藤は、日常会話によって認知機能を評価する尺度(スクリーニング方法)の「CANDy」(キャンディ)を開発した一人。15項目の合計点が6点以上の場合、認知症の疑いがある。ただし飽くまでもふるい分けの尺度に過ぎないので専門医に診てもらう必要がある。
https://sessendo.blogspot.com/2019/05/blog-post_29.html
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現状の問題点をただ列記するようなところがあり、少し物足りなさを感じるが、認知症研究やケアの最前線を知ることができる。病気と認識されない国が多いため世界の認知症患者の1割が日本人というのは興味深かった。
自分が発症したら、仮性作業と収集癖が出るのではないかと想像。
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https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043872 ,
http://cocolomi.net/candy/howtouse/
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認知症の方の中で何が起きているのかを知りたくて読みました。
医学的な角度から、脳の中で何が起きていて、ご本人はどんなふうに状況を受け止めているのか、まわりにはどう見えているのかが紹介されています。
高齢者に限らず、誰かの認知機能が気になったときに手に取ると助けになりそうです。評価の仕方、着眼点が紹介されているので「使える」内容だと思いました。
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もう少し認知症の人が見える世界の感覚や
心の中の世界が分かるかなと思いましたが
少し期待よりは違った。
でも、どういう風に感じるのかなどは詳しく理解する事ができた。
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事例を基に、認知症の人の特性が説明されている。
これから自分も必要になる知識だと思って読んでみた。
良い本だった。
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認知症の祖母の心の中を知りたく読んだ。
認知症が進むと今まで無かった様々な変化が現れるが、その要因を知る・考える上でヒントになる。
勉強になったのは、認知症からくる行動の理由を予想し(例えば徘徊する場合どこに向かうか?等)対応策を取る手法がビジネスの問題解決5w1hに似ていること
行動が、どの場面、時間帯、状況で起こるか把握し、
仮説を立てて、対応を考える。介護者には大変な対応だが、それが出来ると無用な怒りや苦労が減ると感じた。
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私は高齢者の方が多く住む町で接客業をしていますが、たまに認知症の方が何度も来店し何度も同じことを尋ねてくるので仕事が進まないことがありました。しかし、この本を読んで認知症の人とそうでない人の見る世界が違うことが分かってよかったです。
私たちから見ると何度も来店しているのでイライラしてしまい突き放すような言葉を言ってしまいますが、認知症の方から見れば何度も来店したことも尋ねていることも全て忘れてしまっているので店員にキツイ言葉をかけられていることを理解できず混乱し怒ってしまったのかなと思いました。
私たちができることは認知症の方と店員の間だけで解決するのではなく、地域のサポートセンターなど専門知識のある方たちと連携して助け合わないといけないのかな思います。
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認知症の特性や見ているもの、苦しみなどの心の中を知ることにより、自宅でどのようにかかわり暮らしていくかを考える。いつもそばにいるとわかっていてもなかなか上手にできないが・・・。
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そうか、こんな風なのか。そりゃ大変だ。うーん。付き合うというよりそちらに合わせるという提案に、ほとほと同意するがかなわない。
また読もう。感想はその時。今は無理。
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察して適切に行動したり自分の行動を修正したりできない
・オレオレ詐欺に引っかかる一因
・MMSEのように左脳を使うテストは正常でも脳全体を使用する社会的認知が低下しているケースがある
アイデンティティとは、「自分とはこういう人間だ」と表明しそれを他者も認めること。認知症患者と介護者は、この関係性が成り立たず、一緒にいるのに違う世界を生きている。それが認知症患者のアイデンティティを崩壊させ、孤独にしていく。