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今年(2019年)福山雅治主演でテレビ化される原作本、今から27年前に書かれて本である。時代背景が古い分(スマホもない)少々苦笑するが内容は今でもサラリーマンにとっては胸中にささる内容ではあったと思う。だだ池井戸潤に浸しんだ自分には少し物足りない内容ではあったと思う。テレビ化になるにあたりどの様な脚色がされるか楽しみである。少し時間をおいてもう一冊の原作の集団左遷を読むとしよう。
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書かれた時代が古いからか、主人公は古い考え方をする。というか、登場人物みなそうだ。しかし読みやすい。
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同期のライバルも立て直しに失敗した三友銀行最難関の支店、飯田橋支店の新支店長を副頭取に命じられた片岡史郎。そこは、吸収合併した信用金庫の旧本店だった。社風も目標達成への厳しさもなにもかも違うところで、闘う支店長として銀行マンとして自ら先頭に立ち、押し寄せる難題に立ち向かう片岡だが!?
同じ銀行を舞台にしていても、作者が違えば、当然テイストは変わる。あっさり読了。
これを「日曜劇場」でドラマ化すると、「半沢直樹」みたいになってしまうのか。
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本屋で平積みになっていたのに目が止まり購入。
合併後の問題支店へ異動になった大手都銀支店長が、被合併出身の行員達を指導教育し、目標達成に邁進するなかで融資先のスキャンダルと詐欺に合い奔走する物語。
初版がバブル期に出版されているので、時代背景には得心するが、今の時代にはちょっと合わない感じ。これをTBS&福山雅治がどんな具合に現代風にアレンジするかが楽しみ。
しかし、直前に池井戸潤氏の銀行小説を読んだせいか、文調が軽く、最後は帳尻合わせ感を強く感じてしまった。
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今年4月からのTBS日曜9時の原作ということで読んでみた。都銀が信金を吸収合併し、その本山である信金の支店を立て直すべく支店長の異動が発令された。
当時の金融業界の仕事ぶりは共感できるが、今となれば時代遅れ。これを元にどう脚本化していくのか期待する。
池井戸作品と比較すると、読み終えた爽快感はないと思った。
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銀行の支店長が主人公となり、サラリーマンとしての熱い生き様が描かれている作品。口先だけでなく、自身の背中で引っ張るタイプのリーダーは素晴らしい!今回もそのタイプのリーダーだから、思わず応援したくなった。家族もところどころで登場したけれど、仕事と家庭のバランス取ることって大事だし、難しいんだろうなあ…。最後の方はやや物語っぽくなってしまったのが残念。少しは非現実的な要素入れないと、小説として成立しないから、仕方ないっちゃ仕方ないか。
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福山雅治主演で、ドラマ化されるということで、今まで読んだことのない作家さんの本でしたが
せっかくなので読んでみました。
銀行ものなので、池井戸さんの半沢直樹のような展開を予想していましたが
それよりも全然リアリティがあり、支店長の泥臭い仕事の部分もかなり描かれていて
これはこれでおもしろく一気に読めました。
支店長はまさに自分と同世代の年齢設定なので
銀行での仕事で悩み、家庭でも娘の不登校で悩み
そういうところがとっても共感できる部分もあります。
さてこの支店長を福山がどう演じるのか、それも楽しみに思いました。
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新装版 銀行支店長 (講談社文庫)
2019/1/16 著:江波戸 哲夫
三友銀行副頭取から旧大昭和信用金庫本店である飯田橋支店への異動を命じられたのは、主人公である片岡史郎、当該支店の運営は一筋縄にはいかない。
合併により同じ釜の飯を食うこととなった三友銀行と大昭和信用金庫、名前は統一となるも人の気持ちは統一出来ない。
片岡史郎は難店舗である飯田橋支店の立て直しに成功するのであろうか・・・。
1992年に単行本として刊行された本書、今春よりドラマ化されるとのことで手に取る。
時代も今とはほんのひと昔。AIやフィンテック等はまだ表面化していないものの、コンプライアンス等を少し意識しているような背景を持つ時代。
まだまだ根性や努力等が前面に出ていた、良いも悪いもバリバリ働くようなそんな時代。
問題の本質はそれは今も昔も変わらず。人と人の問題。
テーマは変わらないものの、厳しくも苦しくもある良い時代のそれは今とは少し違う受け方があった。
読んでいるだけでも汗が吹き出しそうになるような興奮する描写には長年を経ても愛される理由がそこにあるように感じる。
本書の映像化についても時代の描写を含めて目が離せない。
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バブル崩壊前後の時代の作品なので、あの頃の銀行の支店長はいかにもこんな感じの人が多かったのかもしれないが、どうにも主人公に魅力を感じなかった。
仕事は出来るのかもしれないが、顧客に対する愛情が全く感じられない。ただただ、次は何の契約をさせてやろうかとそんなことばかり考えているように見える。
半沢直樹は常に顧客目線で考えているから魅力的なのだ。
本来の銀行のあり方というのは、それが一番大切だと思う。
でも、この支店長は、営業成績を上げることが一番大事であり、部下に教えるのも常に銀行目線。
だから、詐欺なんかにあうんだ!自業自得だと思ってしまった。
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考え方も古くさいし、あれでなんで人望があるのかわからない。一昔前の今や偉そうなリーマンなんて、あんなもんなんだ。
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面白かった。
少々主人公の考え方が古くて違和感。今は、働き方改革の最中なので。
ドラマが良くできていた事がわかった。
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1992年に単行本として出版され、文庫新装版として発行されたのが本書。『集団左遷』と対で書店に平積みを購入。日曜ドラマの「集団左遷」の原作とのこと。しかし、ストーリーも色合いも、TVドラマとは異なる……。
舞台は、表題通り銀行の支店。吸収合併した側のエリート行員が、吸収合併した本丸に支店の支店長として、支店の再建、部下の意識改革に奔走する。上手く回り始めた支店だが、大きな問題に巻き込まれる。その行く末は?
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とある銀行支店長の一人称で語られる物語。
トラブル続きの支店長の日常が語られているのですが、情景にしろ、本人の心象にしろ、とにかく描写がくどくて、あまり好きな文体ではありませんでした。おじさんの長い愚痴をずっと聞かされているような。
池井戸潤氏の描く勧善懲悪で爽快感を得られるようなドキドキの金融モノを勝手に期待していたのがいけなかったです。
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働き方改革と言われている中、働き方について考えさせられる部分もあるが、最後はドキドキハラハラする展開になっていて面白かった。
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地元に根強い信用金庫を吸収合併し、その旧本店に新しく支店長として出向くことになった大手銀行マンの活躍を描く。
同じ金融機関といえども、会社が違えば社風も社員のモチベーションも異なり、一旦その環境に慣れてしまえばなかなか抜け出すことはできない。ましてや、大手銀行に合併された信用金庫の人々からすると押し付け以外の何物でもないと感じてしまうのも当然か。そのような環境の中、同期のライバルは合併側の協力を得られず失敗。そこに立て直しを任された主人公はいかに難題を乗り切るか。
部下をどのように仕事に向き合わせるか、叱り飛ばすばかりではない上司の在り方の参考になるかもしれない。ただ、本作が単行本として刊行されたのはバブル崩壊間もない1992年のため、残業ありきの考え方など現代の働き方とはずいぶんと異なる部分も多く時代を感じるが、当時から現代の働き方に近い感覚を持っていた人も多いことが伺える。
内容としては面白く読みやすいのだが、後半はやり過ぎ感が出てい過ぎでは?と思ってしまった。