紙の本
興味をもって
2019/06/26 20:17
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投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史小説でありながら忍者の修行が主体となっており、すごく面白く
読み進みます。宿敵との対決がどうなるか。でもゾンビ?
紙の本
激動の時代を生き抜く男たち
2023/06/17 17:00
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
室町中期の混沌とした京の市井の中を、己の力で生き抜く二人の男、骨皮道賢と蓮田兵衛、そして二人に見込まれた才蔵。道賢や兵衛の生き様、才蔵の人が構いたくなってしまう性格や、棒の師匠との修行のシーンなど、面白くグイグイ引き込まれる。
紙の本
室町無頼 上
2019/06/12 17:25
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
室町時代の応仁の乱は人気絶頂ですね。歴史解釈書が沢山でてきて皆知識が入ってきています。当時の京の様子が生き生きと描けています。道賢、兵衛は当時重要人物なのでしょうか。歴史書でないので架空の人物でしょうか。これは調べなくては。
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室町時代から安土桃山時代に移り変わる前に起きた大きな騒乱 『応仁の乱』歴史の教科書で習うのは応仁の乱という言葉だけでイマイチ何が起きたのかは不明なところがある。またその時代を舞台とした作品も決して多くない。
著者のの時代小説作品 光秀の定理 を読んで『アリだな』と思った人には是非読んで欲しい!
室町時代中期 室町幕府の力に陰りが見えてきた頃に群雄達が蠢き始める、決して日の当たりやすい時代ではないが実在の人物達も登場し時代背景も写実に捉えた良い作品!
主人公の棍の技術が上達していくのも読んでて楽しい。
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応仁の乱前夜、室町時代の徳政一揆を中心に、一揆の張本 蓮田兵衛と応仁の乱で活躍する骨皮道賢と、二人に見込まれた天涯孤独の少年 才蔵が混乱する世を生き抜く力を身に着けてゆく物語。
感想は下巻で。
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応仁の乱前夜、天涯孤独の少年、才蔵は凄絶な棒術修行の果てに、生きる力を身につけていく。
応仁の乱の時代を描いた作品を読むのはあまりなく、この混とんとした時代の作品を読んだことはとても新鮮でした。
また、主人公が生き抜くために棒術を修行していく描写も本格的で、これなら本当に強くなるかもしれないという説得力を感じました。
主人公の以外の主要な人物の2人も魅力的に描かれており、この後、主人公とどのように関わって展開していくのか、下巻も楽しみです。
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戦国時代とか幕末とかの、歴史小説でポピュラーな時代ではなく、応仁の乱前夜に舞台設定した著者の意気込みがいかんなく発揮された歴史巨編。
主人公の才蔵や骨皮道賢、蓮田兵衛と、誰もが生き生きと魅力的な男が登場する。
そんな男たちに共通するものとして、著者は遊女芳王子の言を借り、「甘み」だと表現する。
「世間の常識や物差しで良いも悪いも関係ない。あくまでも個々人の心の中にある格調、あるいは行動の規範のようなものだろう。その規範なり規矩を持った者だけがその行動や佇まいに、ある種の甘みが醸し出されてくる」
世間の常識や与えられた規範に振り回され、あたふたと毎日を送る現代人には、願ってもかなわぬものだろうか。
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登場人物のキャラクターが際立っている。
上巻はストーリー展開からするとほんのプロローグでしか無いと思うが、人物に纏わる話しだけでも十分面白い。
厳しい修行を積んだ才蔵の活躍が気になる。
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「君たちに明日はない」から垣根涼介は好きなんだけど、最近は歴史小説の人になってきたな。
室町時代、応仁の乱前夜の世界、その底辺を蠢く無頼の人々が描かれる。
牢人の子で身に着けた棒術だけを頼りに生きる才蔵。
ならず者の頭目で且つ市中警護役の道賢。
浮浪の身ながら百姓などからの信頼が厚い兵衛。
才蔵が唐崎の古老に鍛えられる様は、まるで劇画のようだが、結構それなりの絵が浮かぶ。
滋賀や京都の近くの知った場所が描かれるのも、私としては入り込みやすい。
筋書きの途中途中に登場人物の来歴が紹介される上巻で、本格的に話が動くのはこれからね。
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読み終わったのは、新潮文庫のほうではない(笑)
登録するときに、検索で出てきたので、こちらを本棚に追加した
この本『室町無頼』は以前に少し読んでいたが
途中で止めてしまったもの
だから、ある意味再読ということになる
今回はきちんと最後まで読み終わった
やれやれ
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面白いのだが主人公の才蔵に魅力を感じない。
才蔵の苦難のエピソードをもうちょっと載せてくれれば感情移入ができたと思う。下巻へ
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応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵が主人公。
世の中をひっくり返そうとたくらむ男たちに拾われ
棒術を極めるための修行を治めるまでが上巻。
男たちが魅力的
主人公の少年がこの先どう成長するのか
下巻が楽しみです
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応仁の乱前夜という混沌とした室町中期を描く歴史小説。なかなか描かれない時代だけど、史実を踏まえた躍動感溢れる主人公の描写はおもしろかった。ただ、個人的には、最後の史料を踏まえた説明的な記述が少し残念でした。
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室町時代の京都が舞台の物語。
蓮田と道賢という少しタイプは違うもののとても魅力的な2人の男と、何故か彼らに可愛がられる才蔵。
少なくとも歴史の教科書に出てくるような表舞台で語り継がれるような存在ではないものの、この先の日本に何か大きな影響を与えそうな匂いがプンプンする。
下巻が楽しみです。
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(読んだのは文庫版ではないけど検索で出てこなかったので)
戦国時代に突入する直前の室町幕府末期ごろの話。
なかなか物語で描かれない時代だが、その時代の殺伐とした雰囲気をありありと思い描けるように表現する筆致はさすが。
幕府が弱体化し各地の大名同士で領土争いが起き、重税に苦しむ農民がたびたび一揆を起こし、混沌としていた時代。
武士の末裔才蔵が、骨皮道賢に命を拾われ蓮田兵衛に見込まれて、苛烈な修行を経て兵法者として身を立て時代を生き抜く。
目の前に提示された選択肢しか生きる術のないこの時代ならではの厳しさ、それを受け入れる潔さが気持ち良い。
昔から垣根涼介好きだけど、時代小説もこの人の手にかかればこんなに人物が生き生きとしておもしろくなるのかーと感服。