紙の本
おもしろそうなはなし
2019/03/10 01:27
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
残念なのは、これが読後の感想であること。
幸いなのは、この作品がずっと前に電撃文庫で出版されていた作品の、
加筆・修正版であること。
このまま「おもしろそう」なままで終わることは
(シリーズとして続くとして)ないかな。
とはいえ、壮大な世界観に対して、
少女ひとりの視点しかないのはなんとも窮屈。
もうひとつくらい、別の視点があるともっとワクワクするのにな、
などと思いながら読み終えた。
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導入部やあらすじは好みだったのだけど、何となく流れにうまくついて行けないというか、キャラを好きになれないというか。ヒロインはともかく、彼女を支える二人が好きになるには描かれ方が少ないからだろうか。出てきたキャラの中では、ヒカゲが一番好感持てたよ。でも、そこは重要キャラとは違うよね??
新装版のようだけど、次が出た時に読むかどうかは微妙。
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【三人で見た夢の始まり。始まりは、ここから。】
ある大陸の片隅。そこでは七つの都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。七宮カセンの姫に選ばれたカラスミ。彼女を担ぎ出したのは、テン・フオウ将軍とその軍師トエル・タウ。二人とも桁違いの嘘つきで素姓も知れないが、「三人で天下を取りにいこう」と楽しそうにそう話す二人の側にいられることで、カラスミは幸せだった。しかし、隣の都市ツヅミがカセンへ侵攻を始めて……。
時代に翻弄されながらも自らの運命と向き合う少女の姿を描く、オリエンタルファンタジー。
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ある大陸の片隅。先王の隠し子と称される姫君を擁立して国家統一を目指すものたちが割拠した。少女の元に現われたふたりの青年は、少女に三人で天下を取ろうと手を差し伸べる。少女は七宮歌仙の空澄姫となり、青年らは将軍と軍師となるのだった。
元々電撃文庫で刊行されていたというこの作品。この手の物語が「電撃文庫」つまりはラノベレーベルで出ていたのかという驚きがありました。
少年が美女に率いられて天下統一に向かうならばありそうですが。そこが電撃文庫の奥深さであり、ラノベというジャンルの広大さですね。(だからラノベは定義が難しい。というのはまた別に語りましょう)
少女が姫となるまでの物語かと思いきや、物語冒頭で姫として台頭しあれよあれよという間に話は進んでいきます。天下統一という大きな政治的軍事的な話と、少女の姫としての自覚の現われという成長が絡み合いながら展開します。
余りにも大きな運命に巻き込まれたのにマイペースを保てる空澄の姿は微笑ましくもあり危なげでもあり。でも最後に姫として生きる道を自ら選び進み出す。王道の物語展開とは言え盛り上がります。
電撃文庫では6巻まで刊行されたこのシリーズ。メディアワークスでも続きは出るのかな。電撃で読み続けた方がいいのかな。何にせよ空澄の行く末が気になります。
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今のところ1巻のみ。
電撃文庫版の第1巻を加筆修正した本巻で、久しぶりの空澄姫は記憶の中の姿よりずっと、危うい立場の中で一生懸命生きていた。
又、この巻で退場した琥珀姫が、とても真面目で優しい姫だったことを再認識した。この先、スズマ翡翠姫をはじめ、強くて可愛いい宮姫達に又逢いたい。
そして叶うなら、電撃文庫版のその先を。
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担がれ姫の一人称物語。
一人称だから姫様が知らない事はわからないし、姫様の目線で世界がうつしだされる。
優しくて厳しくて、静かな物語。