紙の本
平成の時代小説
2019/05/06 09:17
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投稿者:流 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代小説を読むのは久しぶりだったが、本屋にて、「平成を代表する時代小説、ついに映画化」みたいな煽り文句にひかれ手に取ってみた。
まず、展開がえ?!と思うぐらい早い。主人公の磐音が脱藩して江戸にもどるまでのくだりが、すごい重い内容にもかかわらずサクサク進む。本作の主題ではない、出だしの部分だからこれぐらいのスピード感で進めた方がいいのかもしれないが。
その後、本作の主題部分も流れるように話が進み、気が付けば読了、という感じ。
人物設定も割とありきたり。
春風駘蕩然としていながら、刀をとっては遣い手の主人公。それを取り巻く人情味あふれる人々。いずれも癖がないため深みがなく、どこかで目にした感が否めない。
読み終わってそれなりに面白かったとは思えるのだが、心に引っかかって残るものが少ない。
すっと入って、さっと読める。読後に残る、それなりな面白さ。
平成の時代小説とはこのようなものなのだろうか。
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【平成を代表する人気時代小説〈決定版〉刊行開始!】豊後関前藩の若き武士三人が互いを斬る窮地に陥る。哀しみを胸に江戸での浪人暮らしを始めた坂崎磐音は陰謀に巻き込まれ……。
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どっしぇぇぇぇぇ。
『奈緒と磐音』のあとがきにあった「悲劇」ってこれ⁉︎
なんてことよ、いきなりかーい!
これは悲しすぎる。
慎之輔ぇぇぇ、あんたなんでそっちの話を……。
一番無念なのは舞ちゃんだよ。
1巻を読んでまず思ったのは、『奈緒と磐音』を先に読んでおいて良かったということ。
そのおかげでスムーズに話に入っていけ、幼なじみどうしの関係性や想いの深さがわかる分、「悲劇」がよりつらい。
そもそも話が続きになっているし、これこそ磐音のルーツだし、もう『奈緒と磐音』が1巻で良いのでは。
さて、『陽炎の辻』、悲しく切ないタイトルではあるのだが、その後、磐音の江戸での長屋暮らしが始まり、実はそっちがメインなのだ。
江戸の人情もいいですねぇ。
おこんさんの人となりも、磐音には必要な人だと思わせます。
磐音のかわいらしい部分も見え、魅力が増しておりますなぁ。
いやぁこれからこれを長く味わえるなんて、楽しみで仕方ない。
佐伯さん、くれぐれもお体を大切に!
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松坂桃李主演、から気になっていた作品。映画は見てないけど。50巻以上続く作品なんだからそれなりに面白いのだろう、と思っていたが、主人公の悲しい出来事に始まり、それをまといつつも穏やかで優しくでも強く、というキャラクターがとても好ましく、読みやすかった。続きも読む。
2019.7.22
111
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長い長い『居眠り磐音』のまずは初めの1巻目。
磐音が脱藩する原因となった騒動には若干、腑に落ちない部分も有りますが、春の日差しのようなとろとろとした暖かい磐音の人柄には好感が持てます。
真剣同士での立会いの描写も迫力があり、これから先の巻を読むのが楽しみになる一冊でした。
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会社の人が「おもしろい。電車で寝るより読みたくなる」と言っていたので、読んでみた。
そんなにおもしろいか?
第一巻なのでまだ導入部なのか?
あと2冊読んでみるか。
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以前から興味があって読みたかった著者。 映画化されるということで(松坂桃李が演じるということでさらに興味が沸いた)初読み。 うーん、困った、面白い! 物語自体は何てことは無いんだろうが何故か時代物は引き込まれる。 続きが気になるが何で全51巻と言うことで何処までのめり込むのか。 こればかり読むのもどうかと思うしこれを読むなら藤沢周平を読み尽くしたい気もする。 いやいや、えらいもんに手を出してしまった(笑)
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佐伯泰英の長篇時代小説『陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版』を読みました。
『奈緒と磐音 居眠り磐音』に続き、佐伯泰英の作品です。
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平成を代表する人気時代小説〈決定版〉刊行開始!
佐伯泰英さんの代表作「居眠り磐音」。
全51巻の〈決定版〉の刊行が始まります。
第一巻『陽炎の辻』は、豊後関前藩の若き武士3人が、国許へと帰参するシーンから始まります。
その夜、3人が直面した思いもよらなかった運命。
そして、浪々の身となった坂崎磐音は江戸・深川で長屋暮らしを始めます。
平成でもっとも愛されたエンタメ時代小説。
著者自らが再度、手を入れ〈決定版〉として蘇ります。
2019年5月17日には松坂桃李主演の映画も公開予定。
どうぞ、「居眠り磐音」の世界を存分にお楽しみください。
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2002年(平成14年)に刊行された、居眠り磐音江戸双紙シリーズの第1作… 居眠り磐音シリーズへ名を改め、著者が加筆修正した決定版として2019年(平成31年)に刊行された作品です。
■第一章 向夏一石橋
■第二章 暗雲広小路
■第三章 騒乱南鐐銀
■第四章 大川火災船
■第五章 雪下両国橋
■あとがき
■決定版刊行に際して
直心影流の達人・坂崎磐音… 豊後関前藩の若き武士である河出慎之輔、小林琴平とともに帰藩したその日に、互いを斬り合う窮地に陥る、、、
友を討った哀しみを胸に、磐音は江戸・深川六間堀の長屋で浪人暮らしを始める… 大家の金兵衛に紹介された両替屋での用心棒稼業で、やがて幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう……。
些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説! 平成を代表する超人気時代小説の“決定版”が、ついに刊行開始!
いやぁ… 壮絶なオープニングでしたねー 前日譚を描いた『奈緒と磐音 居眠り磐音』を読んだ直後だっただけに、磐音が旧知の親友を斬ることになったり、許嫁の奈緒との別れを余儀なくされたり と、ショッキングが展開でしたが、、、
その後はテンポが良く、痛快でカタルシスを感じられる展開… 江戸・深川で始めた浪々の生活の中で、長屋の大家や住人、鰻の捌き職人として働き始めた鰻処宮戸川の人たち等との人情味あふれる交流、そして、両替屋・今津屋の用心棒として雇われる中で、貨幣改革として田沼意次の政権下で鋳造された南鐐二朱銀に反対する大陰謀に巻き込まれ と、エンターテイメント性の強い展開が愉しめました。
あと50巻かぁ 全部はムリだけど、もう少し読んでみようと思います。
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居眠り磐音シリーズに手をだしました。やはり想像通り面白いです!
脇役も個性があり、磐音も魅力あり!
おこんさんのオニギリ食べてみたいね〜
ぜひ〜