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FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 みんなのレビュー
- ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著), 上杉 周作 (訳), 関 美和 (訳)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:日経BP社
- 発売日:2019/01/12
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紙の本
世界規模の錯覚の原因と解決策。
2020/05/31 22:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?
いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいるでしょう?
上記の様な質問を受けた時、私達は正しく答えられるだろうか。
ちなみに私は両方の質問とも不正解だった。
本書を読み、自分の世界に対する知識不足がハッキリと分かった。
ただ、本書は世界の現状を正しく認識させるために書かれた本ではない。
何故私たちが世界を正しく見ることが出来ないのかを追求した本である。
本書には私たちが世界を正しく見ることが出来ない原因として、10個の本能を挙げている。
1、分断本能
2、ネガティブ本能
3、直線本能
4、恐怖本能
5、過大視本能
6、パターン化本能
7、宿命本能
8、単純化本能
9、犯人捜し本能
10、焦り本能
各本能についての詳細な説明を誰でもわかるように、図や過去の事例などを用いていることは本書の魅力の1つであろう。
個人的には、直線本能(グラフは真っ直ぐになるという思い込み)、過大視本能(唯一の数字が、とても重要であるかのように錯覚してしまう)、
パターン化本能(1つの例が全てに当てはまるという思い込み)、犯人捜し本能(何か悪いことが起きた時、単純明快な答えを見つけたくなる傾向)
が印象に残った。
これらが引き起こす問題や、これらを引き起こさないための解決策などはどれも興味深く納得いくものだった。
本書がこれだけ多くの人に読まれているのは、著者の実体験に基づいていることや読みやすさ、そして何より誰もが納得できる内容だけでなく、
データに基づき論理的思考によって解決策を手繰り寄せることの重要性や、知識をアップデートしていく重要性をも再認識できるためであろう。。
世界に対して正しい見方を養えるだけでなく、自らが抱える問題の解決、これからの行いや考え方の進歩に活用できる本書を是非とも多くの人に手に取っていただきたい。
紙の本
常識の誤謬をデータを駆使して論破した書
2019/06/11 07:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:巴里倫敦塔 - この投稿者のレビュー一覧を見る
常識だと思いこんでいる勘違いを、データを駆使して論破した書。勘違いとしては例えば、「世界は戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている。金持ちはより一層金持ちになり、貧乏人はより一層貧乏になり、貧困は増え続ける一方である。何もしなければ天然資源ももうすぐ尽きる」。世の中を正しく見るためのポイントを的確に押さえた書である。明晰な分析と優れた訳文のおかげで、約400ページの書だがあっという間に読み通せる。
勘違いを生むのは、分断本能、ネガティブ本能、直線本能、恐怖本能、過大視本能、パターン本能、宿命本能、単純化本能、犯人探し本能、焦り本能である。メディアはこの本能を利用して「世界をドラマチックに仕立て上げる」。こうした本能がマスコミの雇用を支えていると手厳しい。
紙の本
読みやすく、偏見を諫めてくれる
2020/07/25 15:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に読みやすく、わかりやすい。思い込みや偏見について気づかせてくれるし、どうすればそれを防げるのかの手助けにもなる。ただし、それには行動が必要なようです。
・恐ろしいものには自然と目がいってしまう、恐怖本能を抑えるには、リスクを正しく計算すること
・リスクは「危険度」×「頻度」、言い換えると「質」×「量」
・数字はそれ単体では評価できない、比較しよう
紙の本
実は人類に対する愛に溢れた本
2019/05/10 13:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」読了。いま最も売れてる本の1つだが、その理由がわかる気がする。情報の見方、物事の考え方が整理されるようで、読んでて気持ちがいい。作者は既に亡くなっているが、家族に対する感謝の言葉だけでなく、地球上全人類に対する愛に溢れているように感じる。示される10個のルールを実践していきたい。
紙の本
読後に得られるものは少なくないと思います。
2019/04/22 23:33
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投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文体、書き方が過激な感じがしました。読者側を煽るような。それがあまり合いませんでした。
全体の8割を読んだところまでは、事実を捉えることができていない、ということを例を挙げて説明し、それがどういう本能から来るかを書いてある、という本かと思いました。
しかし一番最後、訳者の言葉まで読み切って、別の感想が生まれました。以下に自身の最終的な感想を書きます。
・人は、意外に事実を知らない。
・人はよくわかっていない事実に基づいて、拙速に行動することがある。
・人が上記の行動を取るのは、本能(認知の歪みとでもいうのでしょうか)による。それは自分もそうであるし、他の人もそうである。
・人はそのようなことが前提にあることを念頭に置くこと。そのことで失敗した自分は次から注意してまたスタートすれば良い。同じように、他人が失敗した時は、許してまたスタートするように話せば良い。
・そしてそうならないようにするためにも、様々な人と情報を交換しあって、事実を調べ直すきっかけを見落とさないようにすること。
紙の本
すごく面白い、世界の俯瞰の仕方。
2019/04/20 16:08
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投稿者:southday - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が常識だと思っていることは、ドラマチックになり過ぎている。1章の質問事項を答える限り、自分も全く指摘通りの認識をしていました。世界中の行ったこともない地域に対しての「先進国」「途上国」という認識や、子供の頃によく話題にあがっていたオゾン層の破壊、HIV患者、安全な飲料水…etc。その殆どが、かなり昔に習った常識を基に偏見に変わっていることに気づかず過ごしているとわかりました。本の中のQ&Aや各チャートがわかりやすいので、まずはそこだけでも読んでほしい。楽観主義だけに走るのはよくないですが、データを参照せずになんとなく昔はよかったと思っているという状態に陥らないためにも知っておきたい数々の事実を知ることができました。
紙の本
母の
2023/02/06 04:21
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投稿者:圭 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リクエスト。いろんなデータが細かく載っている。
紙の本
思い込み
2022/09/11 06:57
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
思い込みが、人間を良くない方向に……、ということは、思い込みを捨てて、冷静に物事を見ていかないといけないとつくづく思いました。ベストセラーだけあって、わかりやすかったです。ただ、三百ページ越えは、長いかな
電子書籍
参考になる
2022/05/20 11:56
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投稿者:AM3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
感情で動くのではなく、データを元に考えることが大切
紙の本
世界の見方が変わる
2022/02/23 21:59
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
データや実例、著者の実体験を用いて説明されることでいかに私達が偏った見方をしてきたか、よくわかる。ここで書かれた習慣を意識して実践していきたいと思わされる。
紙の本
思い込みの愚かさ
2021/08/12 06:36
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
目から鱗が落ちるとまでは言いませんが、あぁこういう見方ができるのかと、勉強になりました。冒頭で、今世界で貧困に喘ぐ人の数は20年前と比べてどうか?などの今の世界に関する10個の三択の質問を提示され、答え合わせ。そこで、思い込みがいかに間違っているか、よくないかに気付かされ、読者を引き込みます。その後は、最新のデータに基づく知識の重要性や、また物事に対する視点や見方など、納得感もあり、参考になることがいろいろと書かれていてよかったです。
電子書籍
今の世の中が分かる
2021/03/06 21:01
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投稿者:ようよう - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本には一番最初にクイズ形式でどのくらい世の中の動きが分かっているのかを論理的に知ることができるのだが、私はほとんど正解できなかった(4択なのに)。今、自分の知っている世界はとても狭いのだなと痛感した。だが、実際にこの本に書かれている現状を知る人は少ない。ぜひこの本で世界の教養を身に着けてほしい。
紙の本
何度も読みたい本
2020/04/30 20:43
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
手放せない本。誰かに贈りたくなる本だ。ニュースでは連日、飛行機が事故を起こしたとかどこかの国で銃乱射事件が起きたとか子どもが虐待の末に亡くなったとか、目を覆いたくなるような悲惨な出来事が扱われる。世界は昔より悪くなっていると思い込みがちだ。大きな数字や悲惨な映像はその思い込みを加速させる。でも本当に世界は昔と比べて酷くなっているのか?否、世界は着実に良くなっている。データを挙げてそれを証明しているのが本書だ。人間の本能は事実を正しく捉える邪魔をする。それを知っているかどうかで世界の見え方が変わってくる。