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運命の絵 中野京子と読み解く もう逃れられない みんなのレビュー

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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.1

評価内訳

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28 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

逃れられないのは、私?

2019/12/13 07:35

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

美術展の開催スケジュールはどのように決まるのだろうか。
 作家でドイツ文学者、というより「怖い絵」シリーズや「名画の謎」シリーズなどで、今では絵画エッセイストの方が有名かもしれない中野京子さんが「オール讀物」で連載している「運命の絵」シリーズの2巻めにあたるこの本の表紙は一人の少女である。
 少し憂いを含んだ、しかしどこかしらつまらなさそうに見える少女を描いたこの絵は、印象派の先人としてのマネの最晩年の傑作といわれる「フォリー・ベルジェールのバー」である。
 この絵画が所有しているコートールド美術館の至宝の展覧会が、2019年秋から日本で鑑賞できるのだ。
 中野さんには開催の予定がわかっていたのだろうか。
 せっかくの名画なのだから、その絵にまつわる多くの情報を手にいれている方がいいだろう。
 実際展覧会の会場では、この絵を前にして多くの人がその不思議な世界観に魅了されていたのだから。

 この絵に限ったものではない。
 中野さんは他の作品の文章でこんな風に記している。
 「絵画美術は現実そのままの切り取りではないのだから、訴えたい主題を強調するための工夫が必要だ」。
 だとしたら、この「フォリー・ベルジェールのバー」でマネが訴えたかったのは何だろう。
 それこそ、運命なのかもしれない。

 この本に付けられた「もう逃れられない」というのは、画家そのものなのか、あるいはモデルなのか、それとも絵画を観る私たちなのか。
 ここにはそんな絵画17作品が紹介されている。

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紙の本

いつもながら、絵の周辺にまつわる情報満載でおもしろい

2019/02/04 06:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

運命の絵の第2弾。
いつもながら、絵の周辺にまつわる情報満載でおもしろい。
マネの「フォリー・ベルジェールのバー」では、歓楽施設で働く少女達の境遇を紹介。絵の少女の焦点の合っていない目に象徴される虚無感の意味が説かれる。
また、紹介される絵そのものの解説ではないが、関連して博識が披露される部分も面白い。ホーマー「メキシコ湾流」「ハリケーンノアとで」では、2005年のハリケーン・カトリーナがメキシコ湾の海底を攪拌し、何万年分の泥を巻き上げ、思いがけず海底の糸杉の森を出現させた事を紹介し、絵の海面が泡立ち騒ぐ様を「海底をかき回している」と紹介する。
ブリューゲルの作品に描かれている当時のオランダ人は「マジパンで出来た人形みたいにずんぐりむっくりの体型だった」と紹介。しかし、今のオランダ人は男女ともヨーロッパ一の長身。これは「酪農国オランダが家畜の餌に成長ホルモンを混ぜその肉を食べたから」との説があると「蛇足」も。
中野さんの絵画紹介は、普段素人には知られていない画家も紹介されて興味深い。オラース・ヴェネルの「レノーレのバラード」は、その物語も初めて知るし、画家も知らなかった。しかし、絵の印象は強い。前シリーズ「怖い絵」を思い起こさせる。
ベラスケス「ブレダ開城」では、17世紀、オランダとの戦に貢献したスピノラ将軍の出自とその後が語られる。
取り上げられるのは17作品と関連する絵画。一枚の絵画からトリビア的に教養が広がるのが中野先生の本である。

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紙の本

一つ一つの絵。

2020/10/05 16:24

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

油彩というよりタペストリーのような印象のモローの『ユピテルとセメレ』。数々の絵画に描かれてきたギリシア神話の神々の姿は時代により、画家の個性により、様々な姿をしている。人間を見下すように冷たく、或いは神々しく美しく。
 神々のアトリビュート、絵画のモデルになった人々を詳しく解説。

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紙の本

裏側の語り部

2019/03/08 20:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

中野京子さんの語る裏事情を知る事で更に絵が楽しめる、そんな一冊。
エレン・テリー、ローザ・ボヌールたち運命に挑んだ女たちと正反対なマネの描く表紙の女性。美しい絵の裏側に冷え冷えとした現実が塗り込められているとは。
これからももっと裏側を語ってほしい。

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紙の本

わかる

2019/09/30 18:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵画に関心がなくても中野さんの著書なら、理解できます。怖い絵シリーズからのファンデ、今作もおもしろかった。

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2018/12/19 16:30

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2019/06/30 14:45

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2019/01/31 10:25

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2019/04/17 20:17

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2019/07/20 19:07

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2020/07/12 22:28

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2020/08/15 00:16

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2021/01/06 19:23

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