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1R1分34秒 みんなのレビュー

160(2018下半期)芥川賞 受賞作品

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みんなのレビュー125件

みんなの評価3.4

評価内訳

120 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

文章はライトでもパンチが利いた純文学

2020/01/29 23:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

倦んだモチベーションを抱える若いプロボクサーの感情の変化を描いた作品。冒頭からすでに負けていて、描かれるシーンの大半は調整中の鬱屈した感情と、トレーナーや唯一の友達との不器用なやりとり。だからこそ時折挟まるトレーニングシーンは際立ち、物語にテンポを生む。

芥川賞作品特有のとっつきにくい作品かと思いきや、このテンポが少し珍しいくらいライトな作風に仕上げているところが面白い。次の試合が近付くにつれて獰猛な雰囲気を帯びていく主人公のテンションの上がり方にシンクロして読むペースもダレない。良い意味で「らしくない」純文学といった印象だった。

一見、ボクサーが本気を出すことを覚えてメキメキ強くなった、みたいな話に見えるけれど、実際は「本気を出すことに対して本気になった」くらいのレベルで、ボクシングは真剣に生きるための結果じゃなくて過程なのかなとか思ったり。久々に読みながら色々思考が脱線するタイプの良い純文学作品。

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紙の本

ボクシング小説の最高峰

2019/08/03 01:15

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nabi3号 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ボクシング関係の創作物では、松本大洋のゼロ(0)と並ぶような傑作です。共に切り口が唯一無比で、新鮮です。ボクシングはバカの殴り合いではないってことが認識できて幸せでした。

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紙の本

ボクシングは

2019/03/04 07:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

熱中して見たことはないが、すごく物語がある感じがする。
そのドラマチックな味わいを感じたい小説だ。
これを機にボクシングをら見てみたい。

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紙の本

新しい作家の覚悟

2019/02/21 15:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第160回芥川賞受賞作。
 いい作品に出合ったという満足感、それは選考委員の高樹のぶ子氏が言うように「古典的な青春小説」だからかもしれない。
 文学がいつもどこかしらに「青春」という言葉が孕んでいる満ち足りない感情、どこにもぶつけようのない不満や飢餓感を代弁しているとすれば、まさしくこの作品はそうだろう。
 いつの時代であっても、この作品は一定の評価をされ、一定の愛読者を獲得するにちがいない。

 どんな物語かといえば「プロボクサーとしてはたぶん今後多くは望めないであろう青年の、ひたすらトレーニングに打ち込む日々を描いている」という宮本輝選考委員の言葉が端的だろうが、その青年にトレーナーとしてかかわる先輩ボクサーが造形もまたいい。
 選考委員の山田詠美氏は主人公とこのトレーナーの二人について「読み進めれば進めるほど登場人物二人の味方になれる」と書いているが、この「選評」はまさに本を読むことの魅力を語っている。
 登場人物たちに自身を添わせる、これほどこの作品が読み手を夢中にさせていることの証であろう。

 この作品ではプロデビューしてその初戦に勝ったもののその後負けが続き、苦悩する若者が描かれているのだが、試合での打ち合う拳の痛みやお腹への攻撃とそれがもたらす苦痛、次の試合に向けての減量や精神的な高揚、それが実に多弁に語られている。
 しかし、おそらく彼の饒舌はたった一発の拳で消し飛んでしまうにちがいない。
 それでも、文学者である限り、それを語っていくしかない。
 新しい作家町屋良平氏の、覚悟をみた気分である。

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2019/03/21 09:26

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2019/02/15 12:00

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2019/02/02 00:00

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2019/01/27 13:22

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2019/01/29 13:43

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2019/02/02 18:43

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2019/02/03 16:26

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2019/02/04 12:25

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2019/02/05 19:12

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2019/03/03 02:13

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2019/02/11 16:13

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