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赤狩り 4 THE RED RAT IN HOLLYWOOD (ビッグコミックス) みんなのレビュー
コミック
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紙の本
かなりすごい
2022/01/24 20:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなりすごい。ようやく4巻までたどりつけた。
3巻までもしびれたけれど、
4巻も、あらたなしびれをたくさん感じさせられた。
もし、自分がこの立場だったら、そう考えると苦しくなる。
良心でいきていける自信はない。
これらのかなりが事実。重い。
紙の本
山本おさむの見事な脚本
2019/03/02 09:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝鮮半島で、アメリカとソ連・中国が代理戦争を始め、アメリカ国内では、ハリウッドの赤狩りは国内すべてを覆うマッカーシズムとして猛威を振るっていくことになる。本書では科学者ローゼンバーグ夫妻の死刑判決も紹介される。
今回の物語は、収監されたハリウッドテンの一人エドワード・ドミトリクの転向と、それと対比するように、仲間を売ることを拒んで、没落していく老優ジョン・エバンスの物語がメインで進んでいく。
この老優の妻であるニーナは、往年の舞台大女優だが認知症を患っている。妻のニーナが非米活動委員会に召喚され、出頭し声明文を読み上げる件がこの巻のクライマックスだ。
認知症だが「生涯を通じて、私の夫は社会の不条理・不平等・差別・あからさまな搾取・貧困それらを軽減することに力を捧げてきた。彼は共産党員だったが、スパイ活動や破壊活動には一切手を染めたことはない。それが犯罪というのか、皆さんのやっていることの方がよこしまなこと」と演説をぶつ。
この巻の、半ばでは、ハリウッドテンのひとりであるドナルド・トランボが収監された刑務所で出会う黒人の家族の物語が差し挟まれるとともに、ジョンのアメリカでの最後の舞台を見に来たイギリス人に「罪亡き人を陥れ、特定の言論を封殺し、つるし上げ、それが自由の国アメリカのすることか」と演劇を妨害しに来た群衆に語らせる場面を差し挟み、ニーナの演説に説得力を持たせている。
あっぱれな脚本だ。
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