紙の本
人間関係で悩んでいる人に
2019/04/14 23:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Gluck - この投稿者のレビュー一覧を見る
一見とても良い人に見えるのに
何故か心がザワザワしてエネルギーを吸い取られる人がいる。
いかにもイジワルな人なら最初から関わらないことも出来るが
一見いい人は
「あの人はいい人。私が変なんだ」
と錯覚してしまう。
そういう人に会った場合は自分の感情に素直になり
距離を置くなどの対処をするべき。
学校や会社の人間関係で悩んでいる人に読んで欲しい。
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子どもの頃真面目に生きてきて、辛くて苦しい人に読んでほしい。子どもの頃と同じ頑張り方で大人が生きていくのは苦しい。時には上手く逃げること。ちゃんと心の声を聞いてあげること。自分が嫌なことはちゃんと嫌だって認めてあげること。幼い頃に良い子で頑張り屋でほめられるのが大好きだった子に読んでほしい。助けを求めることが大切。一人で生きていけるほど、人は強くない。
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47)人間はきわめて動物的である。疲れ(エネルギーの損失)次第で機嫌も変わるし意見だってころころ変わる。人間の心は決して一貫しているわけではなくたえず遭遇する出来事やコンディションによって揺れ動いている。原始人だった頃に立ち返ると「常識ではこうだ」「自分はこう対処しなければ」「普通はこうあらねばならない」というふうに理屈でとらえがちな要素が削ぎ落とされ人間の心をよりシンプルにとらえやすくなる。
49)現代社会に生きる私たちはつい頭でっかちになり自分が生き物であることを忘れてしまいがち。しかし本質は太古の昔から変わらず種を存続させるためにエネルギーを確保し外敵から身を守ろうとする本能を強く持っている。
55)感情のプログラムは原始人が生きるか死ぬかという命にかかわる危機を乗り越えるために身につけたもの。しかし現代ではこのプログラムが敏感に作動し過ぎることが問題になっている。猛獣もいないし食料だって手に入るし安全な環境が確保されているのに小さな危険に対して命がけレベルで感情が発動しアラートを発してしまう。
67)日本人は農耕民族で天候不順の中で農作物を育て集団の中で身を寄せ合い助け合ってきた歴史がある。一方狩猟民族でその日に狩りをした成果によって運命を左右される欧米人はなるようにしかならないと考え、自分は自分、人は人と切り分ける精神性を持っている。日本人は天候の変化を敏感に察知するために不安がりでいる方が生き抜くのに有利だった。また集団で協力し合って農作物を育ててきた為人との調和を大切にするメンタリティも強い。
106)自分はこんなに大変!とアピールする人がいる。さりげなく周囲の人に面倒な仕事を押しつけたりする。一見いい人は大変さを武器にしてあなたの自責感を刺激している。返報性の原理=スーパーで試食をするとその商品を買わなければ申し訳ない気がする。土産をもらったら自分もその人に買わなければとなるように日常によくある。
107)自己嫌悪しやすい性格の原因=こうあるべき
努力と我慢がキーワードの精神理念。しかし注意したいのはその裏に「それでもできないのはあなたの努力と我慢が足りないから」というメッセージをはらんでいる。
110)一見いい人の言動をよく見て必死に配慮して疲れて、疲れた自分の感情を抑え込んで結局抑えきれない自分を強く責めている。一方で他人は自由にやっているように見えてわけもなく腹が立つ。その怒りを抑えている。そんなあなたは子供の心の強さを手放す時かもしれない。
120)「これ見つけたの。食べてみて」
受け取ることによって相手のあげたい気持ちは満たされている。あなただって相手と会ってあれこれ話をすることで十分相手に与えているわけでギブ&テイクは成立している。ただし注意しないといけないのは欲しいものではないいただき物を社交辞令で大げさに喜ぶこと。
173)ストレス=穴の開いたコップ
遭遇するストレスは細かい穴の開いたコップに日々注がれている。入ってくるストレスは泥水。水はコップの横穴から抜けていくが泥はだんだん底に溜まり年数と共に一番底はガチガチの状態に。長年のストレスが堆積してくるとコップにためることができる量も減り少しのスト��スで溢れてしまう。些細なことでカッとしたり冷静な判断ができなくなる、心が破綻しやすい状態になってくる。
183)イラッとしたり傷ついた時は警戒アンテナが立つ瞬間。原始人で考えると相手(猛獣)を見ている限り警戒アンテナは引っ込まない。近くにいると緊張して疲れてしまう。しかし急な出来事に感情が高ぶっている時にすぐ動くのは更なる失敗のもと。冷静さを失って売り言葉に買い言葉が起こりやすい。
205)トータルでマイナスが大きいなら離れていい。一貫性がないと自分を責める必要はない。離れるといってもその距離は自分で決めればいい。絶交する必要はない。近づいて関係を結んできた相手と距離をとる時の一歩目は勇気が必要。そんな時は卒業というイメージを持つといい。今は違うニーズや可能性が見えてきた。だから卒業する。今後のつきあいは卒業してからまた考えればいい。
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一見良さそうに見える人が無意識のうちに与えてくるストレスをどう対応していくかを書いた本。明らかに変な人の攻撃はすぐ気付いて対処出来るが、一見良さそうな人からのストレスが気付き難く非常に危険である、気付いた時にはもう遅い。今まであまり気していなかった領域であり、参考になった。一見良い人に身体を潰されないように気をつけたい。
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わかる!と言う話が多かったです。私も今まで色々嫌な思いをしたので、第一印象がよく見える人を私は警戒してるんです。その対処法を書いてあったので、勉強になりました。
しかし、私も愛嬌よく優しい!第一印象を気にするタイプです。本当は一番ヤバい人かもしれません(笑)
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わかりやすい。ハウツーに囚われすぎたらいけないが、自分のペースに巻き込もうとする人に疲れる。職場でいつも泣いてきたひとに。子どもの心の強さでは大人は生きられない。なるほど。自分の悪感情を認めてもいいのだ。
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一見いい人に対する対策が色々書いてあったが、ストレスを感じた時などの対策や、その時に前向きになる考え方なども記載されており勉強になった。同じ作者のストレスに対する対策や困った時に前向きなる考え方などの本を読みたいと思った
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ストレス3段階やストレスがコップに溜まっていく説明がわかりやすかった。最後の対処法は是非試してみよう。
・疲れは、進行するほどにストレス刺激の感受性を高めていく
・一見いい人は、できるようになりたい、一番になりたい、仲間に助けてもらいたい、愛されたい、どれかを刺激してくる人
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なんとなく会うと疲れたり、この人と会うと自分がだめな人間に思える。でもすごくいい人だから、嫌うのはおかしいい、罪悪感もある。でもやっぱり一緒にいるとなんだかストレスを感じるし、自分が傷つけられるような気がして警戒してしまう…
そういう「一見いい人」によって、消耗してしまっていませんか? という問いかけに「そう!そうなんですよ!!」と思いながら読むことができました。
サイコパスやいかにもヤバイ悪評高い人なら、周りの人と愚痴を行っても共感してもらえるので、比較的苦痛は少ない。しかし、「一見いい人」はコミュニケーション能力や人間関係構築スキルが高いので、私の周りの人は既にその人の味方になってしまっている。
だから、その人を苦手だと話してしまうと、自分が悪者になってしまうかもしれない、恐れを感じてしまう。…
結論からいうと、いい人だろうがなんだろうが、「苦手」だと思っている事実を認めることが大切だということ。自分の素直な感情を押し込めるのは実はものすごくエネルギーを使っていることなのだということ。
そして、「休む」「離れる」などとてもわかりやすいエネルギー管理の仕方が書かれています。
「おうち入院」いいなと思いました。
著者は過酷な現場で心を病んでしまった自衛隊員のカウンセラーだったとのことで、もっと難しいことを要求されるかと思ったら、とてもシンプルでわかりやすく、あっという間に読めました。
まずは「休む」を実行したいと思います。
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相手のタイプ別の対処法とか、ストレスを穴あきコップに溜まる泥水に見立てた対処法、気持ちをその場でクールダウンする「ありがとう瞑想」など、特に後半の具体的なアドバイスが役に立ちそうに思いました。読んで良かったです。
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とにかくメンタル強くしたいんですがどうしたらいいですか?をよんて、良かったのでこちらも読んでみた。
内容は上記と似ているが、具体的な対処があまりピンと来なかった。
あまり「ヤバいいい人」が身近にいないからかもしれない。どちらかと言うと自分が当てはまる…
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タイトルに惹かれて読んだけど、内容はあまり刺さらなかった。
そうだよな、という内容が続いていく感じ。
パターン別処方箋の章を楽しみにしていたが、例も殺し文句も、こういう人いるいる!なるほどこう対応すればいいのか!とはならなかった。