紙の本
『なぜかまわりに助けられる人の心理術』
2019/04/13 20:09
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間関係の悩みをメンタリズムで解消
本書で紹介される3つのルール、7つのトラップ、5つの習慣で
誰でも「やってもらう」「助けてもらう」人になることができる
「認知的不協和の解消」
・人は、相手を好きだから何かしてあげようと思う
・人は、何かしてあげたから好きになってしまう
「一貫性の法則」
何度も「同意する」「共感する」を繰り返していると
脳が「断る」「反論する」という行為にストレスを感じ
否定的な対応ができなくなる
「単純接触効果」
人が他人に感じる好意は触れ合う回数によって決まる
《この本に書いたとおりにすれば、必ず成功します。》──「おわりに」
同名の単行本(2015年8月同社刊)を新書化
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大切な人のことは助けてあげたくなる。
その逆もまた然り、助けてあげた人のことを好きになる。
DaiGoさんらしく、論理的に人間の心理を語る一冊。
とても読みやすく、分かりやすく、思考の落とし穴に気付けました。
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他人を変えるのは難しいが、自分を変えるのは簡単だ
人間関係に悩んだ時などによく聞く一文である。しかし、実際に自分を変えようと思った時、どのように変えれば良いのだろうか? と途方に暮れる人。また、自分が悪いわけでは無いのに、変化しなければならないなんて負けた気がする。なんて思いを持つ人もいるだろう。そんな人にこそて読んでもらいたい。
この本に書かれているのは、ギスギスしていた自分の居場所を、人間関係を変えるテクニック集だ。
テクニックと言うと、小手先の……、などと否定的なイメージが先行するが、それはあくまでも技術である。いわば処世術。お互いがストレスに思い悩むことなく生きていければ、どんなに健やかな人生になるだろうか。
オススメ
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あなたは今こう思っていますよね?あなたはこういう人ですよね?と、決め付けるような文体で、読むのがじんわり苦痛だった。その決め付けにピッタリ当てはまる人にとってはとても良い一冊だと思う。
人に尽くす生き方をしている人向けに作られているなと感じたので、そういう生き方をしている方にお勧めしたい。
難しい言葉が使われていないので、誰でも読みやすいと思う。
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◆好かれたい人を助ける(尽くす)のではなく、自分を助けさせる(尽くさせる)
→チャラ男、小悪魔女
頼んでやってもらうのではなく、やってあげたいと思わせることが大事
◆相手の自己重要感を満たす
→相談を持ちかけて、あなたのおかげ、と感謝を伝える
◆やってもらったことメモ
名前+してくれた内容、日時
◆歯の浮くような台詞を言う
感謝は大げさに伝える
この本を読んでいると、オーバーにリアクションしてくれた人たちに対して、今まで良い気分にさせてもらってただけだったのだな…と無力感・猜疑心が湧いてくる気がする…
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文字通り、助ける人ではなく助けられる人になるための心理術。
とかく人に頼るのが苦手で、結果何でも1人でやってしまう人(含む自分)にはお勧め。
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人に助けてもらうことにより人に好かれることを教えてくれる本です。このような発想がない方におすすめです。いつも人に「やってあげる」ばかりで、便利屋のように扱われる人には、発想の転換になるでしょう。また、新入社員など、人に助けてもらわざるを得ない立場の人にとっても安心材料となる本です。ただ、人に助けてもらうことで人に好かれることを、知識的に、あるいは経験的に分かっている人にとっては既知の情報が多すぎると思います。そういう方には、同じDaiGoさん著の『超人脈術』の方をおすすめします。
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自分を助けてくれる人だから好きになるのではなくて、
自分が助けたその人を、人は好きになってしまうという一見不思議な?心理。
例えば、川で溺れていた女性を助けた男性が、男性のほうから女性に好意をもってしまう事例など。
人は「してあげる」「助ける」という行動は「(自分は)相手に対して好意があるからこそ、そうするんだ」と思ってしまうそう。
先の例なら男性は女性を「助けた」過去の事実があるので、「好意があるからだ」と自分の感情のほうを書き換えてしまう。
心理学では【認知的不協和音の解消】と言うそうです。
自分は矛盾した行動をする存在だ、ということを認めたくなく、不快感を消すために無意識にも行われてしまう心の行動だそうです。
本書では他にもまわりに助けられながら、自分も他人も幸せになる方法が書かれていて、なかなか面白かったです。
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全223p
「やってもらうとは」
・相手に弱みを見せる
・尽くさない、強がらない、頼まない
・やってあげる事に相手が慣れないように行動にランダム性を持たす、たまにやる事にする
・ランダム性=ギャンブル=ドーパミンが出る
・「できない人」である必要はなく、「弱く見せる」ことさえできればよい
・褒めるのではなく「助かった、ありがとう」
・頼まれた訳でもないのに自分が勝手にやってあげた、という事実があればこそ、人は「これだけやってあげたのだから、自分はこの人のことが好きなのだろう」と、脳内で認知的不協和の解消を行う
・「お願い」と言わずに相手が望むビジョンを暗示し、イメージをさせるのは相手を「やってあげたい」という気持ちにさせるテクニック▶︎○○があれば○○できるのになあ
・「イエス・セット法」相手から必ずYESという返事が貰えそうな質問を3つ用意して会話に織りまぜる
「やってあげたいと思わせる7つのトラップ」
①先手を打つ、5倍のレートでお返しがある、後手に回ったら負け▶︎一言付箋など些細でOK
②相談する、上手く自分の弱い部分を伝える、弱みを見せる時はアドバイスを必ずもらう、アドバイスを実践しましたよと報告&お礼
③お世辞を言い切る、「褒められたい認められたい」が人間の本能、「ありがとう」の入ったお世辞は否定のしようがなく受け入れた相手はその後一貫性で必ず思い通りに変わってくれる
④自分の分担をアピール、分担意識と5倍のレートでお返しをしてもらえる「例:資料のコピーとっておいたよ。あとはまとめるだけ、実はコピー機壊れちゃって修理の人呼ぶことになっちゃって…」、必ず相手に感謝を伝える
⑤曖昧にお願いする、条件の部分は曖昧にして「やります」と言わせてから詳しい条件を明かす
⑥過去を引き合いに出す、今後はそれ以上の事をしてもらえる可能性高まる、人は自分をよく見てくれる人に好意を抱く
⑦急に黙る目をそらす、相手にストレスを与えて「自分が何とかしなくちゃ」という気持ちを引き出す、黙ることで欲しい情報を引き出せる、「どうしたの?」と聞いてくれば相手は「何かしてあげなくちゃ」と思っている、1つお願いされたら1つお願いし返す
「やってもらってばかりでも好かれる5つの習慣」
①感情を伝える
②相手の話したい話を聞く
③自分しかいないと思わせる▶︎あなたしか頼めない
④小さくお返しをする▶︎とにかく細かく
⑤自慢してあげる
小さな積み重ねが大きな仕事への近道
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「好かれるために助ける」これが間違いだったと知る。逆に、人は助けた相手を好きになる。その心理は、助けたのだから自分はこの人が好きなはずだ、という認知的不協和を解決するためにこのような心理に至ると。
先手を打つこと。先にやってあげた事の"5倍"になって返ってくる。合わせ技で、お礼の代わりや単純接触の機会を増やすために缶コーヒーなんかを週に1〜3回あげるのもよい。誕生日プレゼントなどの大きな一回の贈り物よりも、小さなプレゼントを数多くする方が効果的なこと
付箋に一言添えるだけ(よろしくお願いします!いつもありがとう)とかでも好印象
お礼は一度したら終わり、では勿体ない。特に皆の前で「以前に〇〇さんにこんなことを助けてもらったんですよー」などお礼が相手の承認欲求を満たす。
もらったプレゼントを会うたび褒める、感謝する、と次回の誕生日はもっと良いものをもらえる可能性
携帯の連絡先メモ帳などを利用し、合った人との会話内容や気付きをメモしておく。そして次に会った時にその件をそれとなく聞いてみたり、オススメの本や映画などがあったら、「よいと聞いたので読んでみました」など。
一貫性を利用。「いつも」ではなくとも「いつも〇〇の紹介ありがとうございます!」という。
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良書。明日から職場で活かせそうなテクニックが盛りだくさん。
ただ、あくまでも心理学を基礎としたテクニックなので、それを把握しながら活用する必要あり。
今の上司が確実に自己重要感を満たしたい人なので使ってみよう。なんとなく嫌だと避けがちだからねぇ。。
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メンタリストDaiGo 著書初読
ちょっと自分の知りたかったことと違うかった
以前は知りたかったことだったけど
今は真逆(?)のことが知りたかったので…
でも心理術はやっぱり面白いと思った
他も読んでみたい
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人は相手が好きだから、相手のために何かしてあげたいと思う。
人は何かをしてあげたから相手を好きになってしまう。
人の脳は、自分が起こした行動に意味を持たせようとする(「認知的不協和の解消」)。なぜなら、人の脳は、矛盾する行動をとると不快感を感じるようにできているからです。だから他人を助ける行為を「相手が好きだから」というように脳が勝手に辻褄を合わせてしまうのです。
この心理をおさえて相手に働きかければ、助けられ上手になれるというわけです。
これは恋愛でも仕事でも使えるマインドセットで、とても参考になりました。
ビルゲイツのような大富豪が巨額の寄付をするのは、お金を増やすことで満たされなくなった幸せを、人助けで埋め合わせたいからだそうです。(税金対策でもあると思いますが。)人は人を助けること、人の役に立つことで幸せを感じるものです。最終的にはお金や物などの物質的なものよりも人を幸せにするものだということを忘れてはいけないと思います。
人は「Giver」「Taker」と言われると思いますが、この本を読んで、「Giver」も自己犠牲というより、自己愛を満たすために人を助けているのだと思いました。利他的な人は、より高い次元で自分の欲望を追求しているのでしょう。
私はどちらかというと、助けることで人に迷惑をかけているような気がして、もっと利他的になれたらと思っていましたが、「助けることで相手を喜ばせている」と思うようにしたいと思います。この本に書いてあるように、先手を打ったり報告&感謝を相手に伝えることで、より良い関係が築けると思いました。
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なぜか周りに助けられる人の心理術をまとめた本。人は助けたことによって相手を好きだと感じる認知的不協和の理論を使うことで、周りに助けられるようになったり、人間関係の問題が解決する。