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地理、地図が好きな人にはオモシロ読み物です。地図のことに加え世の中の変化や各種施設について著者の知識が惜しげもなく披露されています。
地図を使ってここまで土地のことを読み取るには相当な読図やその知識を吸収するための取り組みの積み重ねがあったのではないかと思わずにはいられません。
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<目次>
第1章 点と線でつかむ土地勘
第2章 面でつかむ土地勘
第3章 土地勘から都市勘へ
第4章 都市・社会を映す地図
<内容>
自分で妄想地図をDTPで昭文社のマップ並みに作ってしまう著者。そのテクニックで印刷系の会社に就職までしてしまった。その著者の「地図愛」の詰まった本。ただついてこれるかはなかなか難しい。朧げに言いたいことはわかるが、ここまで地図オタクではないので、ついてこれないところもある。
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地図や地形、町の歴史、都市開発の話が好きなわたしの、興味ど真ん中の一冊でした。とっても面白かったー!
架空の地図を作る今和泉さんの活動は存じておりました。架空といいつつ、なにも不自然さがなくて、本当にその町が「生きていそう」、なんて面白いんだろう、ただ図を描くだけではないはず…とは思ってました。その裏にはこういった地図感覚や、土地に関する膨大な知見があったとは。
あまり馴染みのない町の話は、すこし読み解くのが大変でしたが、知らない町を知る機会になりました。新潟とか長崎の佐世保とか、この本をきっかけに行ってみたい気分に。笑
個人的には、区画整理の話あたりからぐっと面白くなってきました。地図は、同じ場所を時期を変えて定点観測するのが楽しいですよね。
「都市の発達と成長」や「街は動く」も、すごく細かく調べられてました。「横浜」は馴染みのある街なのに、全然歴史を知りませんでした。
図もこのためにとてもわかりやすくまとめられてます。
いろんな場所を歩いて、町をじっくりみた後に、また手に取りたい本です。
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「地図感覚」とは、人が潜在的に持っている
地理感覚や土地勘、経験を引き出して地図を
読み解く感覚であると著者は言います。
要は地図を見て細い道路が碁盤の様に張り
巡らされていたら「京都のような歴史のある
街かな?」
大きなバイパスのような道路であっても、
道路沿いに何も無いと「最近開通したばかり
の道路かな?」
と誰もが思うはずです。
そんな地図を見ていて得られる情報をもとに
導き出される都市や、街の姿、街の歴史を
考察する一冊です。
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好きなテーマなので興味を持って読めた。地図感覚は慣れることで会得するものだと思っていたがコツがわかれば短期間でも身につけられそうな気がしてきた。緩急というか生真面目じゃないコンテンツが少し欲しかった
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紙地図よりも電子地図への馴染みが深くなった現代。
ここで紹介されている地図の読み解き方を実際に活用する場面というのは、おそらくそう多くはない。
しかし基本的な読み方は知っておいたほうが便利だし、
道路形状などから地形や街の盛衰を推し量るというのはロマンがある。
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方向音痴は、実は努力不足なんだなって思わせてくれる本。地図を見て、現実と、照らし合わせ、これを繰り返すことで、今どこにいるか、どっちに何があるかわかるようになる。
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ブラタモリ好きとしてタイトルに惹かれて購読。ブラタモリ的な要素はあまりないのでが、「地図」から得られる情報をもとに、その地域の発展などを読み解くのは興味ある。小学校や東京ドームの大きさ、主要駅と歓楽街の距離感など、全国に出張する機会が多い身としては、今後の機会がより楽しめそう。
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地図感覚って何だよと思いながら、思った以上に役立つ内容。自分の地図力が上がるような気がしました。特に縮尺といったスケールを把握してみたり、建物や地形などの要素をどう選ぶのか、目的に対して地図がいろいろな工夫をしているんだなあと勉強になりました。
多分地図を仕事にしているような人と話をすると盛り上がるだろうなあと思わせられました。
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繁華街と鉄道駅の関係や、都市の発展の過程など、自分の興味あることがたくさん書いてあり、地図を見るのがさらに楽しくなった本
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タモリ倶楽部などで、空想地図などを紹介されていたが、この著者も想定地図を考えていたようです。
城下町や門前町は駅から離れている事が多いのか?旧街道とバイパスなど、地図の読み方を知ればその土地の歴史も分かる。
家の新聞配達区域は、毎月配達業者が作る新聞が織り込まれるが、そこに同じ場所の今と昔の写真を比較するコーナーがある。時々近所が紹介されるが、今裏道、抜け道となっている道が、昔からある道だったと言う事がある。こんなことも地図を見て楽しめる人になりたい
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空想の地図を書けてしまう筆者が、日本の地図上の情報から、そこがどのような街、地域かを読み解く方法を記した本。
距離感、大きさの基準を小学校にする、道の特徴からどんなところにいつ整備された場所かを推測するなど、地元などに早速当てはめてみたい読み方がもりだくさん。単純に地理だけでなく、時代ごとの都市計画といった背景も踏まえての読み方が書かれているので、多要素で面白い。
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日本のさまざまな都市の地図を紹介して、そこから街の今の様子、あるいはその歴史を読みとくコツを紹介している本。地図が好きな人向けなのだろうとは思うが、地図が好きな人には当たり前のことがたくさん述べられている気もする。地図にちょっと興味はあるけど、という人がこの本を読んだら地図のことが好きになるかもしれない。
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●:引用 →:感想
●本書では、あらゆる場所の地図を幅広く紹介しながら、地図から都市を読む新感覚「地図感覚」を紐解いてまいりました。(略)自分の持っている「地図のグラフィカルな模様や情報に対する興味」と、「人々が生きる現代社会の日常に対する興味」をうまく重ねることができないだろうか、思い当たりました。これは私が多くの人と話を交わし、全国の各都市・地方を訪れることができたことが大きく影響しています。そしてそこで見出せたのが「地図感覚」だったのです。(略)地図感覚も、地図上のビジュアルと実際の風景や雰囲気、人々の生きる様子をいくつも重ね合わせてこそ、ついてくる感覚です。
→確かに、旅行に行った後は、必ずといっていいほど広域の鉄道地図やら訪れた(バス・タクシー・路面電車を含めて歩いた)都市の詳細地図をある意味、行く前に見ておけば良かった(ここにこんなものがあるなら見れば、寄れば良かった)という後悔とともに眺めるのが常だが、そういった感覚を養うのには役立っているのか。
●地図感覚を身につけると方向音痴は治るのか…そんな期待をする人もいるでしょう。結論から言うと、なかなか簡単には治りません。(略)しかし、人の顔を記憶するのがとても苦手で、何度か会った人でも、髪を切ったり持ち物が変わったりすると分からなくなります。最近はFacebookで、その人の時期とコンディションが異なる複数の顔写真を、会う前に確認することができるため、症状は若干改善されました。結局のところ、普通の人と同様とまではいかなくとも、少し手がかりが増えると、ミスが減るのです。方向音痴も、絶えず何度も地図上の実際の風景、距離感の違いを重ね、地図感覚をつけることで、少々は改善されるはずです。
→改善における地図の役割が統計的手法か。
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馴染みのある町の大きさを把握して、自分だけのオリジナル地図感覚を見つけよう。
東京ドーム○個分というのは、関東人や行ったことある人しかわからないので、地元の大型スーパーの大きさがこれぐらいと把握すれば、その地元の人に伝えられる。
また、小学校の平均幅は100-120mということ。