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実話を下にした物語だそう。
ジュブナイル物語かと思いきや、意外にぐいぐい物語に引き込みます。パルチザンを手助けしていると思いきや、面白いことに、運命はそのままでは済まない様です。
上巻は、物語の入口、準備運動という感じです。下巻では、もっと激しく物語が動きそうです。
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緋い空の下で 上巻
1.時、場所
第二次世界大戦。イタリア。
ドイツの侵略が激しくなる中、イタリアの18歳の青年の生き様を描いてます。
2.内容
著者は冒頭にインタビューをしたうえでの執筆と記載しています。
フィクションですが、インタビューしただけあり、青年の心理描写、イタリアの街が破壊されていく光景、そして戦争で市民が命の危険と隣り合わせであることの描写は、淡々ではありますが、胸に迫ってくるものがあります。
3.読了後
青年が危険を省みずに、ユダヤ人をスイスに山越えで逃すシーンは、緊張という単純な表現では適しません。
そうした時代があったことを戦争を知らない私が知る意味でも、意義がある書籍です。
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「読みなよ」と弟に渡されてから長らく放置のあと、読み出してしばらくは停滞。ところが読み進むに連れて引き込まれていき、一気に読了。続きが楽しみ。
ミラノのドゥオモ周辺ローカルだった少年が、イタリアンアルプスでユダヤ人をスイスに逃す仕事を行うようになり、ミラノに戻ったあとはナチスドイツ高官の運転手となってスパイなっていく話。これが実話をベースとていることが凄い。
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著者の代表的出世作。
山岳部の冗長な記述と思慮の足りない若者の行動にはガッカリさせられるが、それでも面白い。
大戦時の悲惨な虐待や政治的腐敗の記憶が窺える時代小説となっている。
下巻も読む。
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第二次世界大戦で、イタリアがドイツに占領され、結局連合国軍に解放されたこと。ミラノが空襲にあったこと。などなど知らないことがたくさん書いてあり勉強になった。
「トート機関」というのを初めて知った。アウトバーンを建設した技師トート氏の名をとって「トート機関」。やっぱり読書はいいな。