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図説モノから学ぶナチ・ドイツ事典 みんなのレビュー
- ロジャー・ムーアハウス (著), 千葉喜久枝 (訳)
- 税込価格:4,950円(45pt)
- 出版社:創元社
- 発売日:2019/05/28
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紙の本
誤記・誤訳が目立つ
2019/06/04 21:38
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性に授与された鉄十字章についてメリッタ・シェンク・フォン・シュタウフェンベルク伯爵夫人が紹介されていて、同業者のハンナ・ライチュではないのは、さすが「ヒトラー暗殺」の著者だと思う。
フレンスブルク政府が解体された時にデーニッツ提督が逮捕された時に英軍の将軍に略奪された元帥杖(という定訳があるのに)を「バトン」と直訳している。この時に自決したフォン・フリーデブルク提督を「元帥」と訳している。岩波の「ニュルンベルク裁判」では被告人の1人のはずのレーダー提督は海軍元帥ではないらしいが、この稿で海軍元帥は2人(つまりレーダー、デーニッツ)とあるのに、3人目の海軍元帥がいたらしい。
「MP40を手に軽快するドイツ陸軍兵士」とキャプションにある写真は襟章と布で覆った肩章から見て、尉官だろう。
コーネリアス・ライアンの「ヒトラー最後の戦闘」に出て来るヒトラーの人形とは、こういうものかと初めて見た。
日本語の読者に向けて訳すのだから柳条湖事件を「中国に対する宣戦布告の口実」(国府は真珠湾攻撃の後、対日宣戦を布告したが、日本は汪兆銘の南京政府を「正統な国民政府」として承認していたので、少なくとも日本側は最後まで「重慶政府」に宣戦布告をしていない「事変」だった)とか剣柏葉付騎士十字章を山本五十六元帥に送られたのは戦死したからであって、「真珠湾攻撃を指揮した功」を遡って授与されたのではないのだから、この位は注釈をつけてほしいものだ。
アードルフ・ホイジンガー将軍は7月20日事件で負傷したのだから、「7月20日暗殺未遂事件戦傷章」を貰っているはずだが、もしあったら写真を見てみたいものだ。
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