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紙の本
カルト的思考の産物
2019/10/21 21:47
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新改訳第1版の初版が海老澤有道の「日本の聖書」と田川建三の「書物としての新約聖書」に継いで昭和45年ではなく昭和48年説を解題に書いている。それだけでも萎えるが新共同訳まで昭和62年ではなく昭和63年になっている。
「出エジプト記」の注解書に継いで訳文に新改訳式の「聖絶」を使っている。おそらく新改訳の翻訳者達は主なる神の名による虐殺や略奪を「正当化」する為に「聖絶」という訳語を思いついたのだろうが、逆にヤハウェをアッシュールやマルドゥクと並ぶ存在にしてしまう事に気がつかなかったようだ。これでいくと他の書の注解でも「聖絶」を使いそうだ。
ソロモンが第1神殿を建立した個所で正教会の教会だったアヤ・ソフィヤとカトリックのサン・ピエトロ大聖堂を批判している。いかにもプロテスタント中心主義が芬々とする。探せば参考になる個所はあるだろうが、一応、先入観抜きで書いて先入観抜きで読者が読むという触れ込みの注解書がこれでは読者が限られるだろう。
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