紙の本
満足でした
2022/11/16 10:14
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
レンタルビデオ店で働く須賀原は元刑事だった。捜査の途中で中学生を死に追いやったことが原因で警察を退職したのであった。その須賀原は明生という少年と知り合う。彼は中学生であったが、死者が見えるという能力を持ち合わせた人間であった。そして明生が見えた死者の最後の願いを叶えるために二人で行動し始める・・・・・。
死者が見えるという設定が斬新でしたね。特に明生に触れていると、同じように死者が見えるという設定がよかった。元刑事の推理や勘、中学生の感性等が作品を盛り上げ、飽きさせないように工夫されているのもよかったと思います。
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霊が見える少年と、死者の生前の人生を見る。
主人公の過去が少しずつ少しずつ明らかに。
泣けはしなかった。
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訳あり元刑事と死者が見える青年の物語。びしょ濡れの少女の話が、謎解き要素的にも家族を巡る人間ドラマ的にも一番面白かった。
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幽霊が見える孤独な少年と過去を背負った孤独な青年の話。伝えたい事があって現世に残る幽霊達。そんな幽霊達を通して二人の心は少しずつ解放されていく。何とも心の温まる話でした。苦しくても強く生きていこうとする精神に脱帽。
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久しぶりに本読みながら泣いてしまいました。
(犬の話)
主人公の不器用だけど人思いな所と、パートナーの少年の純粋な優しさがたくさんの人を救っていくストーリー
亡くなってもなお思い続ける気持ちと、残された人たちの思いがとても感動しました。
少し長めの本でしたが、あっという間に読み終えてしまいました
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映画のシックスセンスをモチーフにしている小説で、自分がきっかけで少年を死に追いやってしまった元警察官の主人公と、幽霊が見えるという中学生の少年の話。
シックスセンスのような恐怖のシーンは全然なくて、ただ温かく、でもミステリーのようなドキドキ感も兼ね備えている小説で面白かった。
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死者が見える少年と、ある少年の死に自責の念を抱えている男性の出会いの物語。
死後もなお現世に留まっている死者の「やり残したこと」を推測し、2人で解決に導くことで、死者の成仏を手伝う。
全5章+終章で構成されるエピソードは、基本的には後味が悪くなくスッキリ終わるので、安心して読める小説。個人的に好きだったのは、「犬」の短編エピソード(秋の桜)。
主人公の抱く「自責の念」について、何度も匂わせで出てくるのが若干鬱陶しい(わりと冒頭で予想できるようになっているので余計)。
テーマは重いけれど、わりと淡々と進むので、さらっと読みたい人にはおすすめの本。