紙の本
わかって読んでいても
2022/09/29 15:26
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イヤミス好きで、イヤミスなんですよとわかっていながら
どれもこれも読後最悪で素敵でした(笑)。
「これ、この先どうなったの?」と続きが気になる終わり方ばかりで
私は特に乃南アサさんの「祝辞」が好きです。
いるーこういう女いるよねー。
紙の本
イヤミスで気分転換
2023/01/27 21:23
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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまに、好きな作家さんの作品なのにあまりに内容が順調過ぎてモヤモヤしたものが沸いてくるときがある。そんな時はイヤミスでなんか嫌~な成分を補充、長編では重すぎるので短編で。どれも程よく読後どよんとしてよかった。
紙の本
好きな作家さんばかりで期待大
2021/05/04 22:53
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
イヤミス好きで、好きな作家さんばかりなのでワクワクしながら手に取ってみたけれど、パンチが弱かった。
最所の二作はイヤミスと言うのだろうか…?
宮部みゆきさんの「おたすけぶち」は面白かった!世にも奇妙な物語とかにありそう。
辻村さん、小池さんは普段とても好きな作品が多いのだが、あまり印象に残らなかったので残念。
乃南さんの「祝辞」は面白かったけれど、早々にオチが読めてしまった。
紙の本
よかった
2019/07/15 08:05
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直読んでいて嫌な気持ちになったんですが、そこが面白さですね。読み終ったあとにも、もう一回読みたくなります。
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ぞわっとするものばかりで、気持ちがどーんと急降下。
どれも、人の心の怖さなのが、いっそううへぇぇとなる。
特に、最後の宮部みゆきさんは、だんとつ、群を抜いている。
現代に、あんな恐怖があるわけないと言えない存在感に打ちのめされた。
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石蕗南地区の放火―辻村深月/贅肉―小池真理子/エトワール―沼田まほかる/実家―新津きよみ/祝辞―乃南アサ/おたすけぶち―宮部みゆき
時にはいやぁな読後感があってもいいかと思った。が落ち込んでるときはやめたほうがいい。もっと沈んでいく感じがする。そんなこともあるかもね フフン と鼻で笑える元気のある時に読んだほうがいいかも。あっ 口直しの一品を読むのもいいか。
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気になってたけどずっと貸出中でやっと借りられた。
みんなこういうの好きなんだなぁ。
一番面白かったのは1話目の「石蕗南地区の放火」かな。
合コンで知り合ったタイプでもない男がアプローチしてきて、自分にはその気がないなんて言いながらも「こんなに思われて困っちゃうわ」なんて思っちゃうさもありなんな話。
男が放火して捕まったのは自分の気を引くためで、ヒーローになりたかったなんて供述は私への強い思いを隠すため…なんておめでたい話。
勘違い女の話って痛いけど、読んでて面白いんだよなぁ。
性格悪いかな。笑
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贅沢なイヤミス集!
どれを読んでも読後はいやぁーな感じがするけど、他人の不幸が垣間見えて、ドキドキしてしまう…
ちょっとしたきっかけで自分にも降りかかる可能性のある不幸ばかりで、余計に怖い。
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人は、怖い。
実際に行動に移さなくても、人は多かれ少なかれ、怖さを持っているから、怖い話が気になっちゃうのかな。
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イヤミス短編集。期待を裏切らぬ作家さんばかりなので、どのお話も短編なのにとても面白く、最後どう転ぶのかドキドキゾクゾクしながら読んだ。祝辞が特に好きだった。
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【収録作品】「石蕗南地区の放火」 辻村深月/「贅肉」 小池真理子/「エトワール」 沼田まほかる/「実家」 新津きよみ/「祝辞」 乃南アサ/「おたすけぶち」 宮部みゆき
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女性作家6名の後味が悪いミステリー、イヤミスを集めたアンソロジー。辻村深月、小池真理子、沼田まほかる、新津きよみ、乃南アサ、宮部みゆき。澱んだ場所で自意識肥大、グロテスク、狂気、人生の残酷、心の闇、不気味なホラー。
いろいろな作家ならではの、いろいろな後味の悪さのバリエーション。
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女性作家イヤミスの文庫アンソロジー
誰かの狂気とも言うべきものに引きづられる人々。そして自分の中にもそれはある。
辻村深月「石蕗南地区の放火」
市町村共済の支部職員笙子は、実家の向かいの消防詰所の火災現場の確認に行き、しつこくデートに誘ってきた消防団のリーダー大林と再会しする。彼が別の放火事件で捕まったとき、「振袖火事」だったのかとよろこんだのだが、、、。
小池真理子「贅肉」
美しかった姉が、失恋で拒食の後に過食となって部屋に篭った末、子猫を助けようとしてもぐった車の下から出られなくなって心臓発作で死ぬ。姉の世話にために仕事をやめた妹は姉の死を願っていたのだが、、、。
沼田まほかる「エトワール」
職場の上司と不倫関係になって、上司は妻と別れたと言って一緒に住んで仕事も辞めるが、上司が語る元妻のエピソードに怯え、上司に近づこうとする元妻らしい女を突き飛ばすのだが、、、。
これが一番面白かった。
新津きよみ「実家」
兄が死に、遺言で子供のいない兄嫁に全て相続されると知って房子はがっかりする。夫は自分より年上の恋人がいると開き直り、娘からは「離婚なんて恥ずかしいから我慢しろ」と言われ、長男を頼って出雲まで行くと、マンションを引き払って妻の実家の敷地に移っていたので引き返し、実家に火をつけて自宅に戻ると、、、、。
乃南アサ「祝辞」
婚約者の摩美から親友の朋子を紹介された直後、朋子の声が出なくなる。同僚たちとのスキーに婚約者とともに参加してもらうが、夜「なぜ自分の方を選ばないのか」と詰め寄られる。そして結婚式の祝辞で、、、、。
宮部みゆき「おたすけぶち」
10年前の交通事故で「おたすけぶち」に転落した4人のうち兄だけが行方不明のままで、花を手向にきた妹の前に兄が現れる。兄は助けられ、周囲から孤立する山奥の村で家庭を持っていた。妹は兄を取り戻そうと山へ向かうのだが、、、、。
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女のドロドロ満載。どれを読んでも、明日私がやってるかも…と思えて、そういう意味で背筋にひんやりしたものがくる。悲しくなり、寂しくなり、滑稽であり。でも、おもろい。まさに人の不幸は蜜の味。
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*ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた「石蕗南地区の放火」、過食に走った美人の姉と、姉に歪んだ優越感を覚える妹の姿が鬼気迫る「贅肉」。また、事故死したはずの兄が生きているのではないかと疑いを抱いた妹の葛藤を描く「おたすけぶち」など、読んで心がざわつく、後味が悪いミステリー。人気の女性作家六人の、結末が衝撃的な作品を収録したアンソロジー*
好きな作家さんばっかり!が仇になって、なんとほぼ既読でした…。とは言え、読み返してもお見事なイヤミス作品ばかりですが。面倒くさい女心を描き切った「石蕗南地区の放火」が特に面白くてお気に入り。