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図書館で借りた本。体温・体液の調節機構の専門家の医者が著者。なので専門的な人体の解説になっている、表題の答えはYESだな。
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「暑い夏」が始まりかけています。
今年はマスク着用も相まって、熱中症への注意喚起が例年以上になされていますが、そもそも、熱中症とはどのように起こるのでしょうか。
気温が高い=暑い?
体温とは?
身近なところにある数字であっても、正確に理解していない部分が多いのだということに改めて気づかされました。
結論から言えば、
(p193)
体温の許容範囲という点では、非常に狭い温度の範囲でしか生きていけないのが人である。……ただし、人のカラダや体温は、それほど脆弱なものではなく、体温調節という非常に精密なしくみによって守られている。加えてひとには知恵があり、衣服や建築、土木の工夫によって身を守ることが可能である。……40℃超えの日本列島に人は住んでいけなくはないが、人の過ちのために40℃超えの場所にしてはいけない。
ということが、筆者の主張です。
とはいえ、地球温暖化に警鐘を鳴らす本ではなく、体温調整はどのように行われているのか、人や他の動物、また変温動物との比較などから明らかにしていきます。
理系(生物学や化学)的な部分も多少はありましたが、文体は時にシニカルでユーモアに富んでおり、エッセイのように気軽に読むことができました。
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URL:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000078574
*学外からは「学認」をご利用ください(利用方法↓)
http://www.shiga-med.ac.jp/library/support/manual/maruzenebook_gakugai.pdf
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この猛暑に耐えられるか?
刺激的なタイトルに惹かれて読んでみた。専門用語も多いが、なんとなく理解できたと思う。人間の体温調節機能はなかなか優秀であること。しかし人間が生きていける温度の幅はそんなに広くないこと。体温調節機能の限界を超えるようなら、行動によって体温を上げたり下げたりするのが必要なこと。
熱中症についてや気温で暑さを判断することについて、医学的な視点から述べられているのが興味深かった。暑くなりそうなこの夏に向けて、健康に過ごすヒントを得られた。