紙の本
ジェンダーの入門
2020/03/01 16:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ray - この投稿者のレビュー一覧を見る
男女平等やセクシュアリティについて言われることは多くあるけれど、実際はぼんやりとしか理解できていなかった。様々な疑問点について学生がわかりやすい言葉を用いて説明している。質問形式になっているため、自分の思いを考えたうえで、専門として学ぶ学生の視点もみることができる。説明はホップ・ステップ・ジャンプと段階別になっていて、各項目は短く読みやすかった。
知らないと無意識に人を傷つけてしまうことになるため、様々な人と関わるうえでまずは知るということが大切であると思う。
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ジェンダーについて世間でいろいろ言われている疑問から29問をピックアップして、それぞれのテーマについて大学ゼミの学生が執筆した、ジェンダーについての入門書です。
各項目について、ホップ、ステップ、ジャンプという3段階に解説が分けられていて、ホップでは端的に簡潔に疑問に答え、ステップで問題点とその考え方の解説、ジャンプで現状の詳細や展望などが解説されると言うスタイルになっています。
内容を読んだ感想としては、所々、論旨がフラフラして話が飛躍している様に感じる所もありましたが、真摯に向き合って書かれた教科書的な要点を踏まえた入門編といった印象です。
とても読みやすく、そこそこ解りやすく解説されているので、あまりジェンダーについて深く考えたことが無かった人など、ざっくり知りたい勉強してみたい人には良いと思います。
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佐藤文香さん(一橋大学でジェンダー研究を専門にしている教授)監修、一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同が書いたこの"ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた―あなたがあなたらしくいられるための29問"。
ゼミ生(大学生)が書いているからこそ、易しく書いてあるため、ジェンダーについて学んでみたい、ジェンダーってとっつきにくいな…と思っている人でも読みやすいかと思います。また1つの質問に対しホップ・ステップ・ジャンプに分かれていて、ジャンプに関してはより専門性の高い回答が記されているので、勉強をしている人にも最適な一冊だと思います。
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非常にまじめできっちりと書かれている本。
なぜジェンダーについて問わねばならぬのか、考えねばならぬのか……というと、結局のところ「無意識に加害者となっていることに気づく」ためなのかなぁと。
それは他人に対しての加害者かもしれないし、自分の生きづらさを生み出しているものかもしれない。女性ゆえというより、すべての生きるものに偏見や偏向は存在するだろう。だからこそ、それに気づいて立ち止まることが必要なのだと感じた。
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男女の役割は社会に影響されているという考え方がある。僕たちはジェンダーという言葉でそれを知ることができた。当たり前と思っている事を考える。それが必要だ。
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ここ最近、ツィッターやニュースで#Me Tooや、少女の連れ去りなどが報じられていてそこについて考えていた時に図書館で見つけて借りました。
この本は男女平等についての素朴な疑問からセクシュアルマイノリティ、フェミニズムや逆差別、性暴力について一つ問いに対して3ステップで掘り下げていく形式で書かれています。
私は女子高で理系クラスにいたので、女子は理科、数学ができないという実感はありませんでした。そんな視点すら持ったことがなかったでしょう。私は確かに化学も数学も何なら算数の時点で躓いていたのですが、周りにはそれらが楽しいと言ってすいすい問題を解いていく彼女たちがいました。(なぜそんな理系クラスに高校3年間私がいたかは別として)
過去に「まだ、彼女できないのかよ!?30過ぎまでドーテーだと魔法使いになれるんだぞ?!」とからかっている現場に立ち会ったことがあります。そのからかわれた人はとても魅力的ないい人なのにな。と思ったのと同時に「世の中恋愛だけじゃないよ。」とも思ったのですが、そこにヒントをくれた章もありました。
ジェンダーと言うと難しく考えがちですが、人と人が付き合っていくのに大事なことが結構書かれていたように思えます。それは友人関係、恋人関係、女同士、男同士とわず。そういう小さなくくりじゃなくて違った目線から見る方法を学ぶにはとてもいい本でした。
性暴力、誰が何と言おうと加害者が悪いと思います。被害者には非はありません。この点完全同意です。
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ジェンダーについて大学生が真剣に考えて見た あなたがあなたらしく
著作者:一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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学者や教授ではなく、大学生という身近な立場から書かれており、内容も世間一般的な疑問についてなのでわかりやすい。話の深さは3段階に分かれているので読みやすいが、全てを理解するには前提としてある程度ジェンダーについて勉強しておく必要がある。
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ジェンダーについてということで、LGBTなどの話ばかりかと思ったが良い意味で予想を裏切られた。「女子高の意義って?」など、LGBTなどに関心が低い人も興味が持てる内容も多い。
本書で紹介されている#LikeAGirlプロジェクトは、人に紹介したくなった。
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何となくセクシャリティについての本だと思っていたけどいい意味で予想を裏切る、身近な話な上に分かりやすくて面白い本だった!
同じ年くらいの大学生がこれを研究していたのかと思うとほっこりする。もう一回読みたい
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最近周りに自分の思っていた普通(性自認:体の性、性的指向:異性)「ではない人」を見かけるようになりました。僕は彼ら彼女らを全く知りませんでした。この本を読むことで少しは理解出来たと思います。今まで自分になかった価値観を知ることができて良かったです。
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これ、素晴らしい入門書だと思いました。ジェンダーとは?ということが気になったときに手に取ってほしい!
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モヤモヤした思いや迷いを言語化したくて読んだが、やっぱり内容が薄い。フェミを知りたい男性とか若い女性向けかな。デートDVや性的指向がカバーされているのは良かった。恐らくそこをすっ飛ばすと、相変わらず自分を大切にできないメンヘラになってしまいそうだから。詳しく知りたければ参考文献が紹介されているのでそれを読めってことか。
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ジェンダーについて興味をもちはじめたばかりであるが、とても分かりやすくさらに興味惹かれる内容であった。
男女平等とはなにか?セクシュアルマイノリティとは?フェミニズムとは?など全29問の問いから、ジェンダーについて紐解いていく。その質問は、普段の何気ない生活に潜んでいるジェンダーの問題に気づかせてくれるのだ。 (H.)
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だれかの「生きづらさ」に目を向ける40冊
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