紙の本
図書館で借りて拝読
2022/01/19 06:18
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
実務を司っている方々の思いや、教育の行政から見た歴史がわかりやすくまとめられた1冊。OECDまで理解していかないと、指導要領の本当の意味での理解はできないのだろうなと思わされる。
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今、現場の教師たちは多忙な環境に辟易し、打ち出される様々の文科省の答申に、「そんなの無理だ…」と思うことが多いだろう。
ただ、現場て働く教師たちはまずそのような批判をするのではなく、自分の現場で目の前の子どもたちに出来ることは何か?を問うべきである。
そのための指針となるものが学習指導要領だ。
本書を読んでみると分かるが、学習指導要領は実はそれぞれの学校が裁量次第で柔軟に対応できるようになっているのだ。
工藤校長の学校改革、広島県の公立小へのイエナプラン導入などを考えると分かりやすい。
つまり、本書のテーマとして描かれているように、学習指導要領をいかに使いこなすか。
という視点がこれからの教師にはより一層重要な視点になるだろう。
改めてじっくりと学習指導要領を読み直そうと思える内容だった。
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どのような未来を想定して,そこに向けてどのような教育が必要になるのかが,指導要領改定に込められた想いに即して整理されて書かれている。
具体的な指導についてではなく,本書を基に現場の教員が何を意識して指導に当たれば良いのか,題にある「使いこなす」ためのエッセンスが詰まっている。
教育委員会によって狭められている点があることを改めて知れる(知ってしまう)のは虚しいが,現場のプレイヤーとして合田さんの思いを汲み取って指導にあたりたい。